【登場人物名鑑】菊花・メックロード / レゴン・オリエンタル / セレーナ・エクリプス【ネタばれあり】
菊花・メックロード(最新版 設定資料)
プロフィール
身長:156cm
性格:短気で職人気質だが、仲間思いで情に厚い。
出身:大陸西の小国家「レザイト」(シグマ帝国により滅亡)
所属:エリシオン共同連合 プロメテウス隊 メインメカニック(班長)
【人物概要と外見】
橙色のおだんごヘアとゴーグル、そしてコテコテの関西弁が特徴の少女。
普段はツナギにゴーグル姿。また、巨乳の谷間を強調するように胸元を開けている。
エリシオンの誇る戦闘空母『プロメテウス』のメインメカニックであり、男所帯の整備班をまとめ上げる凄腕の職人。プラズマリアクターの開発プロジェクトなど、軍の最高機密にもアクセスできる権限を持つ。
機械をこよなく愛し、烈火たちが無茶をして機体を壊して帰ってくると烈火の如く怒るが、それはパイロットたちの命を何よりも大切に思っている裏返しである。
【過去と憎悪、そして「妻」への変化】
彼女の故郷である小国家「レザイト」は、シグマ帝国の最強部隊『ヴァーミリオン隊』(ゲイル・タイガー率いる三本槍)によって火の海にされ、滅亡した過去を持つ。
そのため、エリシオンに投降してきたゲイルに対しては激しい憎悪を抱き、病室に乗り込んで分厚い電卓(TI-83)で彼の脳天を血が出るまで殴打するという復讐の狂気を見せた(第16章)。
しかし、ゲイルがシグマに裏切られた事実を知り、彼が自らの命を投げ出してでもエリシオン(そして菊花たちの現在)を守るために戦う姿を見るうちに、その憎悪は複雑な感情へと変化していく。
【物語における活躍と決意】
技術者としての矜持と葛藤
作戦参謀ギンの「烈火の脳への過負荷を兎歌に分割させる(合体システム)」という非人道的な提案に対し、「二人の想いを利用する腹黒いやり方」だと激怒しつつも、二人を生かすために完璧なシステム(リベルタと合体ブレイズ)を造り上げた。
また、ノヴァの実験体リエンの保護時には、過酷なGから命を守る専用スーツと、異形の機体『エルフィン』を用意し、彼女の生存を技術面から支えた。
ノヴァの狂気への直面と救出劇
第32章において、故郷レザイトの幼なじみであったクロト・アスク(現在はノヴァのパイロット)とリープランドの街で再会。クロトが連れていた少女・アイリスを、死んだはずの幼なじみ「ソフィ」だと思い込む。
しかし、クロトから「アイリスはソフィの遺体を改造した人造人間」であるという残酷な真実を突きつけられ、ノヴァの基地へ拉致されてしまう。
全裸で地下牢に拘束されるという屈辱と恐怖の中、没収された服に仕込んでいた小型ハッキングロボットを駆使してノヴァのネットワークに侵入。自身の現在地をエリシオンへ緊急送信する。この決死のSOSを受け取ったゲイルが「妻が窮地だ」と単身基地へ突入し、菊花を抱きかかえて救出。彼女は恐怖から解放され、ゲイルの胸で泣きじゃくりながら「男女の絆」を結んだ。
死者蘇生への決意
救出後、親友ソフィの遺体が弄ばれている現実に苦悩するが、ギンから「アイリスに残された脳からソフィの人格を解凍し、完全に蘇生させることが理論上可能だ」という悪魔的な提案を受ける。クロトの狂気を終わらせ、親友を救うため、菊花は神の領域(死者蘇生)に足を踏み入れる決意を固める。
名台詞(抜粋)
『あんたは、うちの故郷を……レザイトを焼いたんや!』(ゲイルに対して、電卓で殴打しながら)
『絶対に死なへん、一番頑丈な機体を用意したる』(リエンに対して)
レゴン・オリエンタル
プロフィール:身長170cm/内気な性格/エリシオン加盟国出身
プロメテウスの艦長。
痩せぎすの中年男性(全裸ではない)。
見かけは頼りない男だが、責任感が強く、追い込まれると凄まじい決断力を発揮する。
エリシオン加盟国出身で、軍人の家系の生まれ。流されるようにエリシオン軍に加入し、当人の思惑とは外れて出世、戦闘空母を任されるまでに至った。現在の地位は、家系とペーパーテストの成績によるところが大きいが、艦長の座を任されたのは、彼が心から仲間思いで優しいから。
普段は優柔不断ながら、人を見る目は確かなため、管理職としての適正は高い。
裏設定:たびたび命令違反を犯す部下たちのために、多数の始末書を書いたり、上層部へ根回しをしている。『若者の代わりに頭を下げるのが大人の仕事だろう』とは、当人の言。
セレーナ・エクリプス(最新版 設定資料)
プロフィール
身長:162cm
性格:気高く真っ直ぐ(秩序/善)。自身の無力さに悩みながらも、理想を追い求める。
出身:ソロモン諸島
所属:エリシオン共同連合 代表
【人物概要と外見】
美しい空色の髪、長いまつ毛の切れ長の目、そして豊穣の女神のようなグラマラスな身体を持つ少女。
普段はゆったりとした白いローブを身に纏い、エリシオンの「顔」として世界に平和と共闘を訴えかける。その真っ直ぐで倫理的な言動は多くの国民や加盟国から厚い信頼を得ている。
しかし、その実態は作戦参謀である「ギン」のシナリオ通りに動く「見かけが良いだけの傀儡」であり、自身に実権がないこと、そして自分の言葉が血塗られた戦争を肯定しているのではないかという深い葛藤を抱え続けている。
【物語における変化と成長】
単なる「お飾りの代表」から、自らの足で立ち、汚れ役を背負う天才の手を引く「真の指導者」へと覚醒を遂げている。
無力感からの脱却
第5章で東武連邦のガロに誘拐された際、自力で脱出を試みハイファンの位置を知らせる機転を見せる。救出後、烈火から「暖かいベッドと美味いメシがあるのにまだ悩むのは贅沢だ」という飾らない言葉をかけられ、自分の悩みが贅沢であることに気づき、烈火の強さに心を救われる。
また、お忍びで訪れた居酒屋でギゼラと酒を酌み交わしたことで、現場で命を懸ける兵士たちの素顔に触れ、彼らのために自分ができること(政治)を全うする決意を固める。
100年の孤独との和解
タンドリアでの防衛会議(第19章)など、各国のドロドロとした思惑やノヴァの脅威に直面する中で、ギンの正体に疑念を抱く。
第31章において、護衛のネビュラが倒されたことを知り、自ら銃を手にエリシオンの最深部(地下庭園)へ降り立つ。そこで、ギンが100年を生きた不老不死の天才であり、狂気の世界から人々を守るためにたった一人で薄氷のシミュレーションを続けてきた「咎人」であることを知る。
セレーナは彼を責めるどころか、「政治家の仕事は戦うことではなくトモダチを増やすこと」「代表としてすべての国民(ギンや、彼の恋人であるミイを含む)を守る」と宣言。100年孤独だった天才と握手を交わし、名実ともにエリシオンを導く真の代表となった。
名台詞(抜粋)
『代表として、すべての国民を守ります。……あなたも、ミイも、例外ではありません』(ギンに対して)
『政治家の仕事は、戦うことではなくトモダチを増やすことです』(地下庭園にて)




