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【機体解説】量産機の数々、シグマ帝国編【モブ兵士の相棒】

タイタン

開発コード:不明

頭頂高:約15.5メートル

フレーム:重量型


武装

ガトリングガン

重砲

近接用ブレード


概要

土色の重厚な機体であり、高性能なリアクターを搭載したシグマ帝国の主力コマンドスーツである。先の大戦の終盤、東武連邦のボルンに押されていたシグマ帝国が、ボルンよりも攻撃力と防御力に優れた機体を目的として開発した。リアクター、リパルサーリフト、アニムスキャナー、コックピットボールといった現代のコマンドスーツの基本規格を搭載し、スタンダードな作りとなっている。


重装甲かつ、重砲やガトリング砲などの重量級の装備を持つが、機体の出力が高いため問題なく稼働できる。攻撃力、防御力に優れ、誰が乗っても安定して高い戦闘力を発揮できるのが最大の特徴である。反面、その重さゆえに、エースパイロットの求める超高速の反応速度にはついてこれないという欠点も抱えている。


武装詳細

●ガトリングガン

電気で弾丸を放つ「サーマルガン方式」を採用した連射兵装。機体の高い出力を活かして途切れることのない圧倒的な弾幕を形成し、敵の接近を許さない。

●重砲

「強化火薬カートリッジ」を使用する大火力の砲撃兵装。反動は非常に大きいが、タイタンの重厚な装甲と自重によって安定した射撃運用が可能となっている。

●近接用ブレード

接近戦用の装備。 タイタンの自重と高い機体出力を乗せた一撃は、強固な装甲をも容易く断ち割る破壊力を誇る。


ジャガノート


開発コード:不明

頭頂高:約15.5メートル

フレーム:標準型


武装

 ガトリングガン

 重砲

 近接用ブレード

その他武装

 肩部増設アタッチメント


概要

 シグマ帝国の新型CS。タイタンより軽量で、パイロットの強化の恩恵を受けやすい。

 タイタンよりも全体的に強化されているが、軽量型フレームと高感度のスキャナーのコストが嵩むため、機体数は少ない。

 タイタンの鈍重さを解消するために作られた機体で、軽量化の効果の大きなエースパイロットに優先して配備されている。

 武装面では肩のアタッチメントの採用で、機体ごとに追加武装を持てるようになった。


●肩部増設アタッチメント

  両肩に装備されたアタッチメント。大型シールド、予備の弾薬、非使用時のウェポンラックなど、様々なことに使用される。

  ヴァーミリオン隊など、エース部隊では機体ごとに装備が変わっている。



ジャガノート・ゼオラ


開発コード:不明

頭頂高:約15.5メートル

フレーム:標準型


武装

 ガトリングガン

 重砲

 近接用ブレード

その他武装

 肩部増設アタッチメント

 オーバーリアクター


 オーバーリアクターを搭載したジャガノート。オーバーリアクターを搭載し、通常よりもエネルギー消費を増やすことで、強引に出力を倍増させた。機体出力はさらに上がったが、パイロットへの負担が大きく、また、機体が一定時間でパワーダウンしてしまうため、母艦や基地から離れての運用はできない。


 武装は機体ごとにガトリングガン、レーザー刀、シールド、重砲など、カスタム性が高い。



 ドルガン

頭頂高:約13メートル

フレーム:可変型


武装

 機銃

 ミサイルコンテナ


概要

 シグマ帝国が開発した空戦型のコマンドスーツ。

 連邦の主力機であるシェンチアンなどの標準的な機体よりも、一回り小さいサイズで設計されている。

 最大の強みは、飛行形態と人型のコマンドスーツ形態を使い分ける「可変機構」にある。これにより、他の機体を圧倒する高い空中機動力と空戦能力を獲得した。


 しかし、変形という複雑な構造を採用した弊害として、重心のバランスの悪さと、機体強度の不足という致命的な問題が発生してしまった。

 結果として、当初予定されていた大型火器の搭載は見送られ、機銃とミサイルのみという控えめな武装に落ち着いている。


 火力の低さと運用の難しさから大量生産には至らず、製造された少数の機体は、その機動力を活かせる拠点の防衛部隊などに配備されている。


武装詳細

●機銃

 牽制および近接戦闘用の射撃兵装。単発の威力は低いものの、取り回しが良く、空中でのドッグファイトなどで弾幕を張るのに適している。


●ミサイルコンテナ

 機体に装備された多連装ミサイル。機銃だけでは不足しがちな火力を補うための主兵装であり、高い機動力を活かして敵の死角からの一斉射撃を行う。




~~~~~~~



『こちらベータ3。前方に敵機影を確認。東武連邦のボルン部隊だ』


 通信機から、僚機のくぐもった声が響く。


「了解した。これより迎撃行動に移る」


 俺は操縦桿を握り直し、愛機『タイタン』のカメラアイで周囲を見回した。


 ズシン、ズシンと、重厚な足音が大地を揺らす。

 土色の分厚い装甲。

 無骨だが、圧倒的な安心感をもたらしてくれる巨人だ。


 視界の向こうに、旧式機ボルンの姿が複数見えた。

 あちらもこちらに気づき、マシンガンを掃射してくる。


カン、キンッ!


 火花が散るが、タイタンの重装甲には傷一つ付かない。


「その程度の豆鉄砲で、この装甲が抜けるかよ!」


 俺はニヤリと笑い、トリガーを引いた。


 右腕に構えたガトリングガンが、けたたましい駆動音を上げる。

 電気で放つサーマルガン方式の弾丸が、凄まじい勢いで吐き出された。


ドドドドドッ!


『うわぁぁっ!?』


 敵の悲鳴が聞こえた気がした。

 ガトリングガンの弾幕が、先頭のボルンを蜂の巣に変える。

 火を噴いて倒れ込む敵機。


『右から回り込んできます!』


 僚機からの警告。


「させるかよ」


 俺は落ち着いて、重砲を展開した。

 強化火薬カートリッジを装填し、狙いを定める。


ドンッ!


 タイタンの巨体が、大きな反動で少しだけ後ろに下がる。


 放たれた大口径の砲弾が、右から迫っていたボルンの胴体に直撃した。

 装甲を容易く貫き、内部で炸裂する。

 轟音と共に、敵機は跡形もなく吹き飛んだ。


「ふぅ……」


 俺は小さく息を吐いた。


 機体が重い分、咄嗟の回避や高速移動はできない。

 エースパイロットたちのような、華麗な機動なんて夢のまた夢だ。


((だが、それでいい))


 この圧倒的な火力と装甲があれば、俺たちのような一般兵でも、十分に戦線を支えることができるのだから。


『敵部隊、沈黙。やりましたね、隊長』

『ああ。だが油断するな。前進を続けるぞ』


 タイタンの重い足取りが、再び大地を揺らす。

 俺たちは、誇り高きシグマの盾であり、矛なのだ。


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