【懐古】旧時代の兵器について語ろうや Part3【戦闘機編】
1:風吹けば名無し
【懐古】旧時代の兵器について語ろうや Part3【戦闘機編】
前スレと軍艦編を立てた整備班のおっさんや。
今日、基地の資料室で旧時代の艦載戦闘機が着艦する映像を見たんやが、機体が甲板へ叩きつけられた直後、尻の鉤をワイヤーに引っかけて無理やり止まっとった。
ワイは事故記録やと思った。
横におった資料室の爺さんは「見事な着艦だ」言うた。
意味が分からん。
今回は旧時代の戦闘機について語ろうや。
翼で飛び、液体燃料を燃やし、燃料が切れたら落ちる連中や。
2:風吹けば名無し
スレ立て乙
3:風吹けば名無し
事故やろ
4:風吹けば名無し
成功やぞ
5:風吹けば名無し
甲板に叩きつけてワイヤーで止めるのが成功なんか?
6:イッチ
せや。
着艦脚を出して、空母の後ろから降りて、着艦フックを甲板上のワイヤーへ引っかける。
数秒で停止できたら成功らしい。
7:風吹けば名無し
失敗したら?
8:イッチ
ワイヤーを取り損ねたら、そのまま再加速して飛び直す。
9:風吹けば名無し
止まるつもりで降りながら加速の準備もしとるんか
10:風吹けば名無し
旧時代の艦載機乗り、頭おかしいやろ
11:風吹けば名無し
今の艦載機乗りも射出口から蹴り出されとるやんけ
12:風吹けば名無し
こっちはリパルサーリフトで浮けるし、最悪その場で止まれるやろ。
旧時代機は止まったら落ちる。
13:風吹けば名無し
その一文が怖い
14:風吹けば名無し
なんで止まったら落ちるんや?
故障か?
15:風吹けば名無し
正常や。
翼へ空気を流して揚力を作るから、遅くなりすぎると浮かんでいられん。
機首を上げすぎても空気の流れが剥がれて失速する。
16:風吹けば名無し
空気の機嫌を損ねたら落ちるんか
17:風吹けば名無し
せや。
速度、高度、迎角、風向き、翼面の状態を見ながら、空気に持ち上げてもらう。
18:イッチ
資料室の爺さんも似たこと言うとったわ。
「旧時代の操縦士は空気と喧嘩せず、頼み込んで飛んでいた」やと。
19:風吹けば名無し
空気さん今日もお願いします
20:風吹けば名無し
横風「嫌です」
21:風吹けば名無し
帰投機「死ぬ」
22:風吹けば名無し
今の機体なら横向いたまま着陸できるのにな。
強風の日は進行方向と機首が合ってないまま降りてくる機体もあるけど、管制も誰も騒がん。
23:風吹けば名無し
着陸というか、適当な空き地に下ろすだけやし。
リパルサーで重量を抜いて脚を伸ばせば終わりや。
24:風吹けば名無し
旧時代の戦闘機は滑走路が要るんやろ?
25:航空整備兵
要る。機種によるけど、長い舗装面をほぼ真っ直ぐ確保せなあかん。
離陸速度まで走ってから浮くし、着陸後もすぐには止まれん。
穴、瓦礫、凍結、横風、濡れた路面、どれも嫌がる。
26:風吹けば名無し
面倒な女みたいな兵器やな
27:風吹けば名無し
女は滑走路に小石一個あっても脚を折らんぞ
旧時代機より丈夫や。
28:風吹けば名無し
踏んだらヒールは折れるかもしれん
29:風吹けば名無し
比較対象が急に身近になった
30:イッチ
しかも飛行場を爆撃されると、飛べる機体まで帰れなくなる。
別の基地へ回すにも、そこまでの燃料と受け入れ設備が要る。
31:風吹けば名無し
空は無事なのに地面を壊されたら負けるんか
航空基地そのものが巨大な弱点やんけ。
32:航空整備兵
せやから滑走路の応急修理隊がおった。
穴を埋め、破片を拾い、短時間でまた飛べるようにする。
旧時代の航空戦は、空だけ見とったら分からんで。
地上で石を拾っとる兵士が戦闘機を飛ばしとる。
33:風吹けば名無し
小石拾いが防空任務になる世界
34:風吹けば名無し
今も吸気口に工具吸わせたら整備主任が人を殺す顔になるぞ
推進方式が変わっても、異物を入れた奴への殺意は変わらん。
35:イッチ
ワイも昨日ワッシャー1個なくして三時間探したから笑えん。
36:風吹けば名無し
見つかったんか
37:イッチ
胸ポケットにあった。
38:風吹けば名無し
整備主任呼んできて
39:風吹けば名無し
旧時代の空母は、滑走路ごと海に浮かべた船や。
短すぎるから発艦時はカタパルトで射出する。
艦そのものも風上へ走って、少しでも機体へ当たる風を増やした。
40:風吹けば名無し
今と変わらんやん
41:風吹けば名無し
今は射出後に出力が足りなくても、リパルサーで一旦浮ける。
旧時代はカタパルトの先で十分な速度が出てなかったら海や。
42:風吹けば名無し
海
43:風吹けば名無し
海やな
44:風吹けば名無し
発艦前の点検で胃に穴が開きそう
45:航空整備兵
実際、機体重量、風、艦の速度に合わせて設定を変える。
間違えたら機体と人間を海へ投げる装置になるからな。
46:風吹けば名無し
カタパルト「計算合っとるな?」
整備兵「たぶん」
操縦士「降ろせ」
47:風吹けば名無し
旧時代にもワイらと同じ会話あったんやろな
48:風吹けば名無し
燃料切れたら落ちるって最初に書いとるけど、何時間くらい飛べたん?
基地を出た時点から帰り道の分まで勘定するんやろ。
49:イッチ
二十一世紀初頭の戦闘機なら、機内燃料だけで数時間というのが普通やったらしい。
飛び方や増槽の有無でかなり変わるけどな。
50:風吹けば名無し
数時間?
51:風吹けば名無し
ワイの基地の哨戒機、三日前から降りてきてないぞ
交代要員を乗せた長時間型やけど、旧時代人が見たら化け物扱いやろな。
52:風吹けば名無し
今の航空機はリアクター駆動やからな。
出力を絞れば数日飛び続ける機体も珍しくない。
先に人間の睡眠と飯と便所が限界になる。
53:風吹けば名無し
燃料ではなく膀胱で航続時間が決まる時代
人間が乗るなら居住設備も機体性能や。
54:風吹けば名無し
無人機「人間を降ろせば解決します」
55:風吹けば名無し
黙れ怖いw
56:イッチ
旧時代は機体の腹や翼の下に、燃料だけ入ったタンクを追加でぶら下げとった。
戦闘になったら捨てる場合もある。
57:風吹けば名無し
重量物を抱えて飛び、邪魔になったら投棄
落とす場所にも気を使うし、残っていたら着陸重量も増える。
58:風吹けば名無し
今の外付け粒子タンクと同じ発想ではある
ただ今はリパルサー側で荷重を調整できるから、満タンと空で操縦性が別物にはなりにくい。
59:風吹けば名無し
中身の危険度が違うやろ。
あっちは可燃性の液体やぞw
60:風吹けば名無し
しかも燃料が減るたび重心と重量が変わる。
昔の設計者は常に質量と喧嘩しとった。
61:イッチ
今はリパルサーリフトで重量負荷を抜けるからな。
多少重くしても浮かせられるし、翼に機体全重量を背負わせなくてええ。
旧時代機の図面見た後やと、今の主翼がやたら分厚い理由が分かったわ。
62:風吹けば名無し
今の翼、武器と冷却板とアンテナを付ける棚やからな
壊れてもリパルサーと姿勢制御が生きとれば帰れる機体もある。
63:風吹けば名無し
空力屋が聞いたら泣くぞ
今も高速域では空気抵抗と加熱を見るから、完全に失業したわけちゃうで。
64:風吹けば名無し
旧時代の翼は棚ちゃう。
飛行中ずっと機体を吊り下げとる梁や。
細く軽く作りながら、旋回時には機体重量の何倍もの荷重を受ける。
65:風吹けば名無し
薄い板に見えるのに仕事が重すぎる
しかも燃料タンクまで翼の中へ入れた機体がおる。
66:航空整備兵
やから表面の変形、亀裂、リベットの緩み、腐食を嫌う。
翼に氷が付いて形が変わっただけでも揚力が落ちる。
67:風吹けば名無し
氷で墜落?
冬場の基地勤務、離陸前から敵がおるやん。
68:航空整備兵
するで。
69:風吹けば名無し
鳥で墜落?
高価な戦闘機が鳥一羽に負ける可能性あるんか。
70:航空整備兵
場所が悪ければする。
71:風吹けば名無し
雹で損傷?
戦場へ着く前に天気で穴だらけやんけ。
72:航空整備兵
する。
73:風吹けば名無し
空が敵すぎる
旧時代の航空兵、敵機以外とも戦いすぎやろ。
74:風吹けば名無し
今の機体強度で考えるなよ。設計の前提が天地ほど違う。
リパルサーで重量を逃がせる機体は、太い骨組みに装甲、予備系統、兵装を積んでも飛べる。
旧時代は強度を上げるために重くすると、その重さを支えるためさらに強度が要る。
75:風吹けば名無し
設計が借金みたいに膨らむやんけ
軽くしたいのに、軽くするための構造がまた要る。
76:イッチ
資料の旧戦闘機、ワイなら主翼の付け根へ補強材を二本足すわ。
77:航空整備兵
重くなって航続距離と上昇力が落ちる。
78:イッチ
ほな一部を軽量材に替える。
79:航空整備兵
費用と整備性が死ぬ。
80:イッチ
リパルサーを積む。
81:航空整備兵
それを発明するまでの話をしとるんや。
82:風吹けば名無し
おっさん、旧時代の技術者に嫌われそう
補強を増やして重量超過させる整備兵は、いつの時代でも嫌われるで。
83:風吹けば名無し
リパルサーが重量を無視するいうても、衝突時の慣性まで消えるわけやないからな。
今の機体でも山へ突っ込めば普通に壊れる。
84:風吹けば名無し
誰向けの注意や
急に現代の事故報告みたいな匂いしてきたぞ。
85:風吹けば名無し
先月、訓練機で格納庫の扉を曲げた奴向けやろ
重量を抜いて低速やったから扉だけで済んだ。
86:風吹けば名無し
あれブレーキ系の不具合やから
87:風吹けば名無し
不具合報告書には操縦入力正常って書いてあったぞ
88:風吹けば名無し
話を戻せ
89:風吹けば名無し
今の航空機も推進剤使うやつは残っとるよな。
リアクターあれば燃料不要ちゃうんか?
電気が余っとるのに、なんでわざわざタンク積むんや。
90:風吹けば名無し
リアクターは電気を作る装置や。
浮くのはリパルサーがやるとしても、前へ加速する方法は別に要る。
安くて瞬間出力が欲しいなら、今でも推進剤を噴く方式は強い。
91:風吹けば名無し
宇宙用の姿勢制御とか、簡単なミサイルも推進剤式が多いな。
構造が単純で反応が速い。
92:イッチ
一方、先進機は粒子推進器を内蔵しとる。
ヘルメスやプロメテウスみたいな航空艦が分かりやすいな。
プラズマリアクターで粒子を供給できるから、旧時代みたいに燃料残量だけ見て帰る必要はない。
93:風吹けば名無し
ヘルメス級は速さがおかしい
輸送艦の顔をして追撃機を振り切る設計やぞ。
94:風吹けば名無し
あれを普通の輸送艦扱いするな
95:風吹けば名無し
プロメテウスはもっと普通の例から遠いやろ
粒子推進器の話をするたび基準に出す艦ちゃう。
96:イッチ
知名度あるから出しただけや。
配備先とか出力の話はするなよ。
97:管理人より
公開済みの推進方式に関する一般的な話題は投稿可能です。
現役艦の航続性能、最大出力、行動予定を書き込んだ場合は削除します。
98:風吹けば名無し
管理人が先に釘刺してきた
99:風吹けば名無し
宇宙やと力場操作だけで進む機体もある。
速さは推進剤式や粒子推進に負けることが多いけど、電力が続く限り動ける。
空気も噴射する物も要らんから、とにかく息が長い。
100:風吹けば名無し
電気代タダの暴力
長距離航行ほど推進剤を積まなくていい差が効いてくる。
101:風吹けば名無し
リアクター整備班「タダではない」
102:風吹けば名無し
経理上は燃料費ほぼゼロや
103:風吹けば名無し
整備班の寿命を燃やして進んどるだけやぞ
104:イッチ
速度を気にせん任務やと、プロペラ機まで復権しとるのがおもろい。
低速哨戒、観測、基地間輸送やと、枯れた構造は扱いやすいからな。
105:風吹けば名無し
今どきレシプロ機が頭上を飛んでくると逆に二度見するわ
音が先に来るし、低いところをゆっくり飛ぶから基地の子供には人気ある。
106:風吹けば名無し
厳密にはリアクター電力で回す電動プロペラも多いから、昔のレシプロエンジンそのままではないで。
107:風吹けば名無し
見た目が同じならレシプロでええねん
108:風吹けば名無し
航空史警察が来るぞ
109:風吹けば名無し
もう来とる
110:航空整備兵
本物の往復動機関も僻地や訓練用で残っとる。
速度を捨てれば、現場で直せて部品を作れる単純さは強い。
ただ、戦闘機として主流に戻ったわけやない。そこは混ぜるなよ。
111:風吹けば名無し
粒子推進の航空艦とプロペラ偵察機が同じ空を飛ぶ時代
速さが要らん仕事まで最新推進器へ任せる必要はないんやな。
112:風吹けば名無し
旧時代人が見たら技術の順番を理解できなさそう
プロペラが戻ってきた横を十五メートルのCSが飛んどる。
113:風吹けば名無し
ワイらも旧時代の飛行機にロマン感じとるし、お互い様や
効率だけで機械を見るなら、博物館の前で一日潰したりせん。
114:イッチ
ところで、旧時代機の空中給油も見た。
飛行中の給油機から管を伸ばして、戦闘機が後ろから近づき、物理的につないで燃料を流し込む。
115:風吹けば名無し
待って
116:風吹けば名無し
飛びながら燃料ホース刺すんか?
117:イッチ
せや。
方式によっては給油機側の長い棒を戦闘機の給油口へ差し込む。
別の方式では、戦闘機側が空中で揺れる籠みたいな口へ自分から差し込む。
118:風吹けば名無し
地上でやれ
空中でやる作業に火花厳禁の液体まで持ち込むな。
119:風吹けば名無し
地上まで燃料が持たんから空でやるんや
120:風吹けば名無し
順序がおかしい
121:航空整備兵
給油を受ければ作戦半径を伸ばせるし、重い燃料を満載せず離陸して後から足すこともできる。
理屈は通っとる。
やってることの見た目が怖いだけや。
122:風吹けば名無し
時速何百キロで並んで管を挿す理屈は通したくない
給油口を少し外すだけで機体同士が接触しそうや。
123:風吹けば名無し
今の補給艇との空中接続も似たようなもんやろ
電力線や粒子供給管をつなぐことはある。
124:風吹けば名無し
こっちは相対速度をゼロにして横付けできる。
旧時代機は遅くなりすぎると二機とも落ちる。
125:風吹けば名無し
また「止まったら落ちる」が帰ってきた
126:風吹けば名無し
給油口に入らず機首へ燃料ぶちまけたら?
吸気口へ流れたら笑えんぞ。
127:航空整備兵
離脱してやり直す。
状況が悪ければ中止や。
乱気流の中で無理に続ける方が危ない。
128:風吹けば名無し
その判断を燃料残量が減る中でやるんか
焦るほど接近が雑になり、雑になるほど給油できんやつや。
129:風吹けば名無し
旧時代の操縦士、胃薬が主食やろ
130:風吹けば名無し
給油機側も大量の可燃物を積んで戦場近く飛ぶんやぞ
戦闘機より鈍くて大きいのに、あれがおらんと作戦が届かん。
131:風吹けば名無し
空飛ぶ燃料庫
132:風吹けば名無し
撃たれたくなさすぎる
133:イッチ
脱出方法も大概やった。
被弾して操縦不能になったら、風防を火薬で吹き飛ばし、座席の下のロケットで人間ごと射出する。
134:風吹けば名無し
救命艇は?
135:イッチ
椅子や。
136:風吹けば名無し
救難ポッドは?
137:イッチ
椅子や。
138:風吹けば名無し
その椅子、生命維持装置は?
139:イッチ
酸素瓶や救命用品が付く型はある。
最後は座席から離れて、布の傘で降りる。
140:風吹けば名無し
布
141:風吹けば名無し
傘
142:風吹けば名無し
パラシュートや。
大気を受けて落下速度を下げる。旧時代どころか今も非常用で使うやろ。
143:風吹けば名無し
CS用は姿勢制御と減速装置ついとるやん。
生身で布一枚とは安心感が違う。
144:航空整備兵
射出自体も安全ではない。
爆発と急加速で身体を傷めるし、高度や姿勢が悪ければ傘が開く前に地面へ着く。
海へ降りたら、そこから救助を待つ。
145:風吹けば名無し
敵地なら?
撃墜された時点で自分の位置まで敵に見られとる可能性あるやろ。
146:航空整備兵
逃げる。隠れる。捕まる前に味方が来ることを祈る。
147:風吹けば名無し
機体を失った後から歩兵戦が始まるんか
空だけ勉強して出撃できる仕事ちゃうな。
148:風吹けば名無し
旧時代の航空映画で、撃墜された操縦士が拳銃持って森を歩いとった理由それか
149:風吹けば名無し
今なら脱出座席に小型リパルサー付けるだけで安全性だいぶ上がるのにな
150:風吹けば名無し
その「付けるだけ」が存在しなかった時代や
151:イッチ
ワイ、旧時代機をポンコツやと思って見始めたんや。
でも重量をごまかせず、燃料を数時間分しか持てず、止まれば落ちる機体を、空母から射出して夜の海へ戻しとった。
設計者も整備兵も操縦士も、ようやっとる。
152:風吹けば名無し
おっさんが素直に敬意を表した
153:風吹けば名無し
明日は粒子推進器に向かって謝っとけ
154:イッチ
毎日磨いとるわ。
155:風吹けば名無し
旧時代機の方が形は格好ええんよな。
飛ぶためだけに削った細い胴体と翼は、今の重装甲機には出せん。
156:風吹けば名無し
命を守る余裕まで削っとる形やぞ
157:風吹けば名無し
でも博物館で見たら絶対好きになるやつ
飛べる限界まで無駄を落とした形は、今から真似しても同じにはならん。
158:資料室勤務
来月、復元した旧時代戦闘機のエンジン始動展示をやるで。
飛ばさん。翼へ触るな。吸気口へ物を投げるな。記念に部品を外すな。
前回、操縦席のスイッチを勝手に入れた航空兵は出禁にした。
159:風吹けば名無し
誰やそんなことした奴
160:イッチ
ワイやない。
161:資料室勤務
お前や。
162:風吹けば名無し
草
163:イッチ
触ってええ展示やと思ったんや。
164:資料室勤務
赤い札に「触るな」って書いてあったやろ。
165:イッチ
旧時代の文字、小さくて読めんかった。
166:風吹けば名無し
整備主任呼んできて
167:イッチ
ほな夜勤行ってくるわ。
旧時代の戦闘機は不便で、脆くて、腹を空かせるのが早い。
それでも空気だけを頼りに飛ぶ姿は、今の機体にない格好良さがあるな。
来月の展示は外から見る。たぶん。
168:風吹けば名無し
絶対触るなよ
169:風吹けば名無し
資料室の爺さん、イッチを見張っとけ
170:資料室勤務
もう申込書の備考欄に赤字で名前書いた。
171:風吹けば名無し
撃墜前から捕捉されとるやんけ
172:風吹けば名無し
おっさん夜勤頑張れ
ワッシャーは胸ポケットから出しとけよ
173:イッチ
今見たらもう一枚入っとった。
174:風吹けば名無し
整備主任――!




