表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

旧校舎の少女

作者: 和音

とある小学校のとある教室で、2人の少女が話をしている




「ねえ優ちゃん、この学校の七不思議の一つの『旧校舎の少女』って、知ってる?」

「知らない、そもそもこの学校に七不思議なんてあったんだねー、それで、何それ?」

「なんかね、深夜に、隣の旧校舎の一番上の一番奥の教室に入ると、白いTシャツに水色のスカートを履いた女の子がいるんだって」

「美久ちゃんとおんなじ格好なんだ、それで、会うとどうなるの?」

「食べられちゃうらしいよ」

「ふーん、怖いね」

「ねえ、今夜行ってみない?」

「えっ?!やだよ!もしいたらどうすんの?!」

「大丈夫だよ、どうせいないから」

「うーん……でも、夜外出るとママに怒られるし……」

「ちょっと見たらすぐ帰るから大丈夫、バレないって」

「そう……だね、うん、うちすぐ近くにあるし、行ってみよっか」

「よしっ!決まりね!今夜1時ぐらいに学校の前で待ち合わせしよ?」

「うん!」



その日の夜

「遅くなっちゃった、怒ってるかな……」

学校に着く

「ごめんね、遅くなっちゃって」

「もー!遅いよ!」

「ごめんね、それよりさ、着替えてないの?」

「ん?うん、だって、別に着替えなくても良くない?」

「まあ、そうだけど」

「それより、早く行こ?」

「うん」



カツーン、コツーン、カツーン、コツーン



「暗いね……」

「そうだね」

「やっぱ怖い……」

「大丈夫、何もいないよ」

「…………やっぱり、私帰る」

「えっ?せっかく来たのに?」

「だって怖いんだもん」

「大丈夫、何かあったら優ちゃんのことは私が守ってあげる」

「……じゃあ、ちょっとだけだよ?ほんとにちょっとだよ?見たらすぐ帰るからね」

「うん!約束!」


最奥の教室に着く

「ここ?」

「うん、そうだよ」

「普通の教室みたいだけど……」

「でも、トイレの花子さんだって普通のトイレにいるよ?」

「そうだけどさ……」

「じゃあ、入ろ?」


ガラガラガラ


扉が開く

「失礼しまーす」

「……何もいないね」

「ね?どうせ何にもいないって言ったでしょ?」

「そうだね、あーよかった」

「じゃあ、帰ろっか」

「うん……って、あれ?赤いワンピースなんて着てたっけ?」

「ん?」

「だって、白いTシャツと水色のスカートだったよね?」

「あー、()()()()()()()()

「……え?」


グワッ


「うそ……?じょ、冗談、だよね?お、おどかさないでよ、や、やめ———」


ガブッ、バキ、ベキ、ボキ、ゴキ、ゴクン


「ふー、美味しかった、ごちそうさま」








































数年後

同じ学校の同じ教室で、ある2人の少女が話していた


「ねえ紗耶ちゃん、この学校の七不思議の一つの『旧校舎の少女』って、知ってる?」

「んーん、優ちゃん、なあにそれ?」

「なんかね、深夜に、隣の旧校舎の一番上の一番奥の教室に入ると、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


ホラーを書いたことが今までないのと、自分自身ホラーが大の苦手なので、あまり怖くないかもしれませんが、読んでくれてありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 無機質な空気がホラーの不気味さを際立てているような気がするので、良い構成の文章だなと思いました。(私はこういう書き方の経験がないので) あと、最後の部分でループするのが怖くていいですね! …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ