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違いなんかない

作者: 遠

 同じ人間なのに、肌の色が違うだけでお互いを貶したりする。 終いには殺したりする。

 そんな悲しいニュースが先日あった。


 そんな悲しい出来事を知ったあと、ふと自分が好きな格闘ゲームの海外での試合の様子が動画サイトに載っている事に気づきそれを眺めていた。


 その映像に映っている会場の司会の二人組は白人と黒人だった。 その二人は選手の戦い方を熱心に解説、または応援している様子で実に楽しそうだった。 肌の色が違うのに。


 そして選手も青年だったり少年だったり中年だったりと様々な人たちが勝ち上がっていて、試合前には実に外国の人たちらしく爽やかに握手を交わし、拳を軽くぶつけあった後試合は始まり、勝負が決まると、悔しそうな顔を一瞬浮かべるけど直ぐに隣の席の勝者を称えて握手を交わしたり、何事か話しかけて去っていくのだ。 肌の色が違うのに。


 その会場の様子を見て、誰が肌の色を気にしていただろうか?

 否、誰一人としてそんな事気にも止めていないのだ。 ゲームという遊びに夢中になっている人たちが集まって己の鍛えた技で戦いっているだけ、それ以外に何もない。

 そう、何もないのだ。 そんな風にして夢中になって戦っている人たちがいる様子を見た時自分の目には涙が流れていた。 ああ、やっぱこうでなくちゃなぁ……仲良く出来るんだよなぁ……と思いながら彼らの笑顔を見ていたら自然と流れていた。


 けれど、世界中を見ればいつもどこかで肌の色が違う事で誰かが誰かを傷つける。

 違いなんかないのに。

違いなんかない……って思うんだけどなぁ。 あくまで独り言です。

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