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参柱 「刃」

・・・・・家を失くした俺・・・・・と、怯えてるクソ野郎。

マジ、ぶっ飛ばしていいですか?いいよね?

俺自身ぶっ飛んだけど、いいよね?



「テメェ、どっかいけコノ野郎」

「ま、待って〜、ひどりにじないでぇぇ〜(泣)」

泣いてしがみついてくる。正直キモイ。

だって、魚っぽい蛇のような鳥みたいな蜘蛛にみえるモグラが泣いてしがみついてくるんだぞ?

え?また変わった?気にするなぁ!!!!

アナタの家もぶっ飛ぶよ!!??ヤバイよ!!??



「とりあえず離れろ、気持ちわりぃ!!」(バコッ)

軽く殴り飛ばした。

「アタタタ・・・・。てかさ、君、雑用なんだよね?なんで平クラスの神に致命傷やら気絶させるほどのダメージを与えられるんだ?」

なんか、神の世界の話をしてるみたいだ。

今の言葉を整理すると、下位クラスの神は、上位クラスの神には手も出せないらしい。

そのへん考えて返事を返すか・・・。

「あー、え〜と、親父が部長クラスだったんでー、ちょっとした子供にも及ぶ特権?みたいな(笑)」

うわ・・・・。仮病使う小学生みたいな言い訳だな・・・(汗)

「え〜?そんな話聞いたこと無いよ?」

・・・・・・(マジ汗)

そんな、無いのかよ・・・。そこは都合よく「ある」って言ってよ・・・。

「あれぇ?そーだっけぇ?でも、親父は、『お前はちょっと特別だ』って言ってましたよ〜?」

確かに『特別だ』っていってたもんね!

親父が、道端で100円拾おうとして車に撥ねられて(はねられて)死ぬ前の話だけど。

ま、そんなこと言ってたから、あながち嘘じゃないもんね!!←(だまれwww)

「そーなんですかぁ・・・。でも、そんな制度は無かったはずなんだが・・・。だとすればアレかなぁ・・・・。いや、そんな、こんな馬鹿が・・・・。うん、違う違う。」

さっきの言葉の後半部分、俺の顔をチラチラ見ながらブツブツ言ってた。なんか馬鹿っていってたし。こんな奴に馬鹿って・・・orz

でも、アレってなんだ?

「ところで、アレって?」

「あぁ、アレ?知らないの?まぁ、雑用だから仕方ないか。話せば長くなるけど・・・、まぁいいや。死神ちゃんも、さっきの(家吹っ飛ばした)で死んだと思ったみたいだから、帰ってったし。」

・・・なんか腑に落ちないけど、まぁいいや・・・。

「続けて。」←(ちょっと怒りを込めて)

「あいよ。でも、なんか偉そうだねぇ。それが人に頼む態度kアギャァァァァァァアァァァァス!!!」

なんか鬱陶しいこと言い出したので、問答無用で殴り飛ばしてやったよ。




「しゅ、しゅみまひぇん・・・。ちゅぢゅけまふ。」

「それでいい。」

えっと(キリッ)、まず、大昔の戦争の話からだな。かなり前に起こった人と神が戦った戦争があってな。

 原因は人が神に不満を抱いたかららしいが、それまで我々を信仰してきた人々が何故戦争を挑んだかまではわかってない。

 で、我々は神、相手は人。人は神に触れることもできん。しかし、あいつらは奇襲を仕掛けてきて、神界の門番を倒していった。

 門番も神、人が倒せるわけが無い。

 だが、門番を倒した。まぁ、結局は門前で異変を察知した警備の者が増援に駆けつけ、食い止めたが。

 その後、神界では、最上級クラスの神達の会議が開かれ、戦略などが話し合わされた。

 が、その中で一番話題になったのが、『何故、人が神に触れられたのか、どうやって神界まで来たのか』。

 それが不思議でならなかった。そして行き着いた結論は、『我々、神々の中に裏切り者がいる。しかも上級、又は最上級クラスの神である可能性が高い』と。

 結局、その戦争では能力などの差で我々、神の勝利に終わった。

 そして、尋問や内部調査など、いろいろな手段を使って裏切り者を探した。

 裏切り者がいたことは確かだが、肝心の裏切り者本人がでてこない。今、この時代に至っても見つかってない。

 そいつが人に神の力を分け与えた。だから神に対抗できた。これは納得できた。

 その戦いに勝った我々は、神の力を持った人を異端として殺していった。

 当然、その事実は伏せ、『神の力を持った者たちは神の世界に招きいれた。』とし、我々は再び人々の信仰を受け始めた。

 神界でも、この事実を人間に話すことを禁忌とした。まぁ、喋る者もいないだろうが・・・。

 ま、それで現在に至ると・・・。

 で、アレってのはその裏切り者、及びその子孫。

 どう?わかったか?完璧に一部始終話してやったぞ。」


「ボ―――――――――――――・・・・・・。」

「・・・・・・・エイッ」(パチン)


                        ゴン!!!


「プゲラッタァ!!!!」

なんか指パッチンしたと思ったら頭になんか落ちてきた・・・。これも神の力か・・・・。

「えーと、すみません。長すぎてボーっとしてました(笑)」

「いーもんいーもん・・・(ウジウジ)」

なんかいじけてしまった・・・。案外寂しがり屋なんだなww

「ごめんなさいって(汗) 話はちゃんと聞いてましたから〜。」

「ほんと?ならいいんだけど・・・。」

なんとか機嫌直してくれたな。よかった。いや、案外簡単に戻してくれたな。



フム、人と神は戦争したのか。

神の裏切り者ねぇ。どんな奴なんだろ、神を裏切る神・・・・。なんかアホ面してそうだなw

でも・・・、

「もっとその裏切りの神について教えてくださいよ。」

色々と昔の歴史とかあの戦争とか聞いてみたいしね。

上級クラス以上の神だったんなら、こいつよりは役に立ってくれるでしょ。

「あぁ、詳しい話は上のお偉いさんだけしか知らないらしい。この話は私が戦争に参加してたときに軽く小耳に挟んだ程度のことだから。」

あの戦争の生き残りか。こいつ、頭悪いだけで、実はすごいんじゃねぇの?

「あ、あと、初めてその裏切りの神が人間界に降臨したのがもっと北の地、消息を絶ったのはこの付近らしい。」

へぇ、この町ってその神に縁があるのか。とりあえずそいつのこと調べるとするか。

まずは北の降臨した地ってところに行ってみるとしよう。

「ふーん、この町で消えたのか・・・。なるほど。じゃあとりあえず北の地にいってみるとするか。家吹っ飛んだしなぁ。」

「へー、そっか。じゃ、がんばって!!」

「なーにふざけたこと言ってんのかなぁ?(怒) 家吹っ飛ばした元凶がなにをふざけたことを・・・。 ちゃーんと道案内してもらうぜぇ〜ヘッヘッヘ〜。」

「えー?私が吹っ飛ばした訳ちゃうし?温泉行きたいんだけど〜」

・・・・。ふざけたこと言ってたので縛りつけて強制連行しました(笑)




とりあえず北の方へ向かいまーす。




続く

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