弐柱 「路」
2話です。どーぞ。
・・・・・・さて、この馬っぽいキリンのような猿みたいなバッタにみえるイルカはなんなんでしょう・・・・。
とっても疑問ですね。
え?前回とメチャかわってる?
気にするな!気にしたら負けだ!!
いきなり床に穴あいてデッドorアライブ彷徨うことになるぞ!!
とりあえずこの、とんでもゲストさんにお話を伺ってみましょう。
「ワレはなんでここに来たんで?」
「ちょっと追われてて・・・。」
・・・(汗)
追われてるのかよ・・・・。全力で突っ込みたいけど、ゲストだし。
ガマンガマン。
「えっと、誰に?」
「死神ちゃん」
・・・・・死神を[ちゃん]付けで呼ぶ奴初めてだよ・・・。いや、ガマンだ。
「何かやっちゃったんですか?上司に軽くツッコんだつもりが、かなり前から気になってたそいつのハゲ頭を思いっきりペチーンってやっちゃったとか?」
「いや、上司に軽くツッコんだつもりが、かなり前から気になってたそいつのハゲ頭を思いっきりペチーンってやっちゃって、更にペチーンペチーンペチーンって、エコーっぽく大、中、小、の強さでやっちゃって・・・・。」
・・・・・・・・。
うん、アホや。絶対アホや。絶対一回も昇進したこと無いな。
しかも、俺の予想の半分当たってるけど、想像を絶してたな。
「で、クビになった上に命狙われるはめになったと・・・・。」
「はい・・・。」
・・・・・・・・・・・・・ここに居られても超迷惑なんですが・・・・・・・・・・。
「そー言えば、お仕事は何をやってらしたんですか?」
「元 神様第15448番区画 東南東支部所属 平社員の天之日矛といいます、はい。あなたはどこ所属なんです?」
・・・・・・・・・・・・・んん?神様?名前もなんかそれらしいけど・・・・・・・・・・。
平社員ってことは、マイナーな神様か?いや、そもそも神って・・・。
俺そんなもん所属してねーし、神様でもなんでもねーし、イッパンピーポーだし。
でもとりあえずデタラメに答えとくか。
「えーと・・・、神様第26851番区画 南方支部所属 雑用の壱犯日違歩雄です。」
「第26851番区画!!??しかも南方!!!????すっげーーーーーー!!!」
なんか、すっげーすっげー言われてるんですけど、なんかヤバイとこ言っちゃったかな・・・。
「すっげーよ!!!ぜんっぜん聞いたことねぇ!!!!!」
「ないんかい!!!!!!」(バキッ!)
「ブベラゲボォォォォォォォォ!!!!!!」
あ、勢い余って本気のグーでやっちまったwww
うーん、我ながら腰の入った右ストレートだったなぁww
あ〜、でもノビちゃってる・・・。ってか、この小ささでよく潰れてないなぁ・・・。流石、元神様・・・。
とりあえず目が覚めるの待つか・・・。
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数時間後
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むくりと起きだした元神様。目覚めは悪いようで、自分が何をされたか、まだ思い出せないらしい。
顔洗ってくる、といって洗面所へ向かって帰ってくるなり、いきなり殴りかかってきた。
でも全然痛くない、痒くもない、強いて言うなら爪楊枝でツンツンされてる感じだ。
ちょっと鬱陶しいのでデコピン一発食らわせてやると、3mくらい飛んでった。
帰ってくると、正座で謝ってきた(笑)
「すみませんでした・・・・、ちょっとカッとなっちゃって・・・。」
「いや、俺も本気で殴っちゃったし(笑)」
なんかムッチャ睨んできたっぽいけど、そこはシカトして、
「で、話戻すけど、クビになって、追われて、なんでこの俺の家に来たんですか?」
「そこに家があったからです。」
・・・・・・いやいやいやいやいや、なんでそんなどこぞの登山家みたいなこと言ってんの?
全然格好よくないし、逆に格好悪いし。
「あいや、俺のこの家、アパートですよね?その辺の一軒家のほうが目にとまるでしょ。なんでわざわざここなんですか。」
「その辺の家はみんな潰されちゃって・・・。残るのはこのアパートだけだったもんで・・・(泣)」
・・・・・・・・・いろいろ言いたいけど、まずはこれだろう。
「5秒以内にこの家から消えろ、マジで、本気で、はい5,4,3,2,2,1,ゼロォォォォォ!!」
ドッカーン
俺の怒り爆発ーーーーーーーーー!!!!!!!!!
じゃなくて、マイホーム爆発ーーーーーーーーーーー!!!!???????
って、えええええええええええええええええええええ!!!!!!!!??????????
死神!?死神の癖にメッチャ派手な行動するんスね!!!!!!!!
じゃなくてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!
ピ―――――――数時間思考停止――――――――
しばらくお待ちください・・・。
はっ!?
ぁぁ、変な元神様って奴に人生メチャクチャにされそうに、じゃなくてされました・・・・。
お祖父ちゃん、人生って、よくわからないですね(泣)
続く
あ、ちなみに↑の登場人物2人は生きてます、ゴキブリ並みの生命力で生きてます。