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『新緑の候』

作者: 詩織



陽光にものみな光輝く「緑」は、


若者の希望にあふれる心のようだ。



木の葉に やあらむ色をさし


うすものの儚げな萌木色にて春を摘み


春に芽吹いた若い草は 春の七草さす若菜色


田んぼに植えたばかりの稲苗のひよこのような若苗色。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




春を迎える喜びが満々ていた若いころは



あとから思えばこわいもの知らずの反面 小さなことで傷つき、悩んだ。



どんなに悩んでも、悩んだことでさらにしなやかに、美しく。



お金はないけど楽しくて、青虫のようにパリパリ畑で貪ったレタス・グリーン



生命力は陰りなく 背伸びしてでも大人になって



早く未来を見たいと思ってた青竹色。



時間だけは贅沢に、心がつくった草萌ゆる 新緑の春候。




レタス色の浅い黄緑色。



ちょうどドル紙幣がこんな感じの色で


アメリカの俗語ではレタスに「紙幣」の意味もあります。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 詩的な文章の中に、色の名前がいくつも織り込んであって、色味や景色を想像しながら読むのが楽しかったです。 春は、新しい色を見つけて楽しむ季節ですよね。 車の窓越しに満開の桜並木を見ていて、…
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