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The Stone of Destiny  作者: 櫻井


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86 脳筋寄れば、火力で捻じ伏す



「暴れたいなら好きなだけ暴れていいがっ」


 一旦言葉を切るとましゅ麻呂は大きく息を吸い込んだ。


他人(ヒト)様に、迷惑かけるんじゃなーい! 』


 ましゅ麻呂の叫びに、坑道内で「<SUPERNOVA>だ」や「<SUPERNOVA>がきた」などと反応が返ってくる。


『 えっ、マッシュがまともなこと言ってる 』

『 おま、何か悪いもん食った? 』

『 あれほど、落ちてる物は食べちゃ駄目だって 』

『 誰が食うか! 』

『 マッシュ、おなか痛いの? 』


 空を蹴って隣を駆け抜けていく一瞬、心配そうな顔をしたユミがましゅ麻呂を振り返る。


『 ちがーう 』


 ユミを追ってきたセンティピードを音だけで判断し、ましゅ麻呂は横っ飛びに飛んで避けるが、そこにアデライードが吹き飛ばしたスコロペンドラが背中向きに倒れこんできた。


『 って、言ってる傍からっ! 』


 危うく潰されそうになるのを更に飛んで避ける。


『 お前だ。アデライード! ヒトの話をキケェェェェ 』


 最後は振り絞るような奇声に成り代わった。



 ―― 事の始まりは、十五分ほど前に遡る。





 エネミーの索敵圏内に踏み込めば、即座に地面からムカデが湧き出た。


 ムカデ型エネミーの初動はどれも同じで、まず全体の四分の一ほどをほぼ直立に地上に出し、一度咆哮する。

 この時、その色合いや口の形でセンティピードかスコロペンドラかの判断が出来た。その後の攻撃行動は、埋まっている部分を基点に伸縮し、プレイヤーとの距離を巧みに操り、噛み付きや体当たりを仕掛けてくる。


 多くの昆虫は、前方向にしか進まない。だが、このムカデ型は見た目がムカデなだけであって、行動は昆虫の限りではない。地中を水中のように泳ぐことが出来る彼らは、地中に埋もれて見えない足を巧みに動かし、後退することも身を捩り方向転換することも容易だ。

 プレイヤーが後退したり、ヘイトが分散したりして移動の必要性が出てくれば、長い全身を地上へと引き出しプレイヤーを追った。


 基本プレイとして、轢殺しを行わない場合は、盾役(タンク)がPOPさせてヘイトを稼ぐか、出現済みで待機しているエネミーから標的を定め、一匹ずつ釣り上げ(リンクしない)安全圏まで引き離して戦闘を行う。タンクからの合図を確認してから、他のPTメンバーが攻撃を行うのが常だ。


 だが、坑道はPOP条件が変則だ。どのタイミングで湧き出てくるか判らない。常にPOPさせたプレイヤーの前方向に一定距離を保って出てくるという法則が成り立たないのだ。瞬間的にアデライードは避けたが、足の裏が感じる僅かな振動と、それが移動してくる様を感じ分ける能力がすべてのプレイヤーに備わっているわけではない。

 タンクが下から撥ねられる危険性を孕んでいる。


 となれば、どうやって湧かせるか。


 タンクを先頭に、移動している時に湧いてくれたら幸いだ。だが、そうではない場合は、少しアクティブなやり方になる。餌を投げ込めばいい。


 一定の条件で、検索に引っかかったモンスターエネミーしか出てこないということは、MAP上に出勤しているモンスターエネ(社畜)ミーの数もカウントされているということになる。撃破され、退社すると新しい社畜が出勤する流れだ。どのようにマス目を決めているかは判らないが、「決められたスペースに足を踏み入れたプレイヤーの数に対して湧いている」という報告が、実装から六時間を過ぎた頃に体感としてSNS等に投稿が目立つようになっていた。前後して、「坑道内で休憩する奴は戦犯」という危ない内容も投下され始める。


 実装から十二時間も経過すれば、偽や誤情報は淘汰され、一定の確信を得たものだけが保留と確定に分けられ共有されていく。


 二種類のムカデは、どちらも全長が二十メートル近い長さがあると予想された。いきなり地中から湧き出たとして、地面の下に埋まっている部分が無いわけがない。つまり、ムカデが向いている方向と逆方向に、埋もれている体躯があると推測される。幅はどちらも五メートルに届かないほど、厚みは三メートルくらいだろうか。スコロペンドラには、背中に突起部分があるため、もっと厚みがあると考えられる。これらエネミーの地中に埋まった体積分は安置となる。新しいエネミーが湧けるだけの空間が無いのだ。


 メインタンクとなるのは大楯を構えるフェルトンで、彼を真ん中に、左右に一定の距離を開けてタケルとほっぴーが並ぶ。フェルトンが受けきれない。もしくは事故死などで倒れた際に二枚盾、三枚盾となるために彼らが控える。理想は一匹湧きだが、状況によっては二匹、三匹と沸くこともある。その時は、ほっぴーたちが引き受けて場を保たせる役割も持つ。

 各盾には、セットで魔法職が付く。自担がメインにならない限り、彼らは攻撃に専念する立場なので、火力が落ちるということもない。役割を明確にする。これは重要なことだ。管理を徹底することで、補助魔法の重複などMPを無駄に消費する事を防ぎ、火力を底上げする。細かい事だが、これが出来ているかどうかで総DPSが変化し、また状況対応力も格段に変わった。


 今までの勘と経験から、ほぼ初見と変わらぬ坑道内でも、一応と見定められる待機地点までフェルトンが一人で一気に進む。次いで、タケルとほっぴーが距離を開けつつフェルトンの横に並んだ。ここまで踏み込んで湧かないとなると、あとは餌の出番となる。


「活餌、逝きマース」


 ましゅ麻呂が右手を上げ、走り出す前の宣言を行う。彼が右手を下ろすのと同時にユミも走り出した。回避型でも空を主戦場とする彼らは、対ムカデ戦で恰好の活餌となる。


 フェルトンの横を颯爽と駆け抜けた彼らが、十メートルも進まないうちに二人同時に空へと進路を変えた。


「はい、釣れたー! 」


 地中から飛び出してきたのはセンティピード。アタリかハズレかと問われたら、エネミーランクとしてはハズレだが、攻略し易さではアタリだ。


 顎を上に向け、頭を振りつつ咆哮するセンティピードの目は、同じ高さにいるましゅ麻呂とユミの姿を交互に捕らえる。アクティブモンスターは、策敵圏内にいるプレイヤーに無条件でヘイトを向けるが、そこにいるだけの状態と一度でも攻撃行動を行った状態ではヘイトの蓄積量が違った。今回は、タンクとしてフェルトンがいる。彼がましゅ麻呂たちからタゲを引き剥がしやすいように攻撃動作は行ってはいけない。

 対象がどう変わろうと、やることは同じだ。釣った獲物は、リンクして他のエネミーを湧かせないように安全圏まで引っ張り込む。


 はずだったのだが、


「悪魔がおる……」


 フェルトンが待つ場所まで戻ろうと空中で身を捻ったましゅ麻呂が見たのは、盾を構える誰より前に出て悪鬼が如くの形相で微笑むアデライードだった。


「沢! 」


 短く名前を呼ばれた沢蟹は、彼女が望むことが判っていたかのように湧き出たセンティピードの地面スレスレの腹部に<攻撃連鎖>を撃ち込んだ。

 次の瞬間、氷の槍がセンティピードの胴体を貫通する。


 背中側は硬いが、腹側は柔らかい。その柔らかい腹側から硬い背中まで貫通させたアデライードの氷が異常値なのは誰の目にも明らかなのだが、彼女の後ろですまないと言いたげに手を合わせているキサラギが<急追撃>を展開しているのでそういうことなのだろう。


「<日雷>」


 センティピードの頭がアデライードに向くと同時に雷が一つ、ムカデの脳天から氷の刺さった腹まで貫いた。衝撃にセンティピードの体が仰向けに倒れていく。


「<座標変換>」

「<群狼>」

「<氷の矢>」

「<絶界>」


 仰臥することで剥き出しとなった腹部の<攻撃連鎖>が消える前に、追い討ちとばかりに容赦なく魔法が落とされた。受付終了とともに追加ダメージとなる爆発が起こる。爆煙が晴れれば、倒れたセンティピードの姿は消えていたが、代わりに二体の新しいセンティピードが沸いていた。


「ちょっとぉぉ! 」


 地上に降りたましゅ麻呂が、非難の声を上げながらフェルトンに向かって走る。ユミは一度立ち止まり、一体が彼を追うのを確認してから自分を見下ろすセンティピードを見上げた。


「俺が貰います! 」


 場が近いタケルが声を上げる。その声を背中に聞きながら、ユミはセンティピードに対し首を横に傾げた。暫し、見詰め合うような間。といってもニ、三秒だが、ユミを見ていたセンティピードが口を開きユミに向かい体を滑り下ろした。


「<迅雷>」


 ユミがいた場所の地面を削りセンティピードが地上を走る。だが、ユミはタケルのいる場所へとは向かわず、その場でやり過ごすようにムカデと追いかけっこを始めた。


「ちょ」

「前に出ろ」


 ユミがセンティピードを持ってこない事に焦るタケルに、ましゅ麻呂が持ってきたムカデを大楯で受け止めたフェルトンが短く指示を出す。


「走れ! 」


 アデライードとキサラギは、既にユミが相手をしているセンティピードに向かって走り出していた。誰が、どのタンクに対して付くかという班分けが既に崩壊している。


「タケルさん、もう一匹出るわ」


 ユミを追うセンティピードは、長い体が災いしてか、なんだかよく判らない芸術が爆発したような状態にされていた。絡まるというまでは行かないが、捩れた状態では地中に戻ることも出来ないのか、センティピードは引切り無しに足を動かし、移動をし続けている。


「来るぞ、左だ」


 アデライードが剣で指すほうを見れば、一拍の後、スコロペンドラが湧き出た。染み付いた条件反射ではあったが、即座に<鋼鉄の肉体>と<主神の大楯>を展開し、咆哮するスコロペンドラに対し<挑発(プロヴォーグ)>を投げつける。新しく湧いたムカデの標的は、タケルに固定された。


「暫く耐えろ」

「えっ」


 スコロペンドラの牙による斬撃を盾でいなしながらアデライードを目で追えば、彼女はユミが相手取るセンティピードを先に処理するつもりなのか、こちらを見ていない。


「俺一人じゃ」


 無理だと続ける前に、<天空の加護>と<大地の守護>がかけ直された。ついでと<花冠の王>まで付けられる。


「たけぽんは、私がお守りするよっ」


 なぜかデミオが、タケルの後方に控え杖を掲げていた。<TRUST>からタンクは二人出ている。フェルトンにはカタリナ、タケルにはキサラギと決められていたが、アデライードのフライングによって始まって一分も経たないうちに崩壊している。だが、タケルは自分にデミオが付くとは思っていなかった。


「ほっぴーさんは」

「前見て、前っ」

「はいっ」


 慌てて前を見やれば、ムカデが回り込もうとするかのように体を捻り、タケルの左前方から突き上げるように牙を立ててくるところだった。センティピードの牙は、クワガタように口の両端に生えているだけだが、スコロペンドラはご丁寧に下顎にも他の歯より目立つ小さな牙が二本、上方向に向かい生えている。しっかり対象を牙で捉え離さないようにだ。その為、抉るような動きを見せる時は注意が必要で、受ける盾の位置を整えないと掠め当りとなり、体勢を崩される。


 タケルは攻撃を受け止めると、<必中強打>で打ち返した。適宜、<挑発>と<必中強打>、通常攻撃を織り交ぜないと回復魔法を使う魔法職にターゲットが変わってしまう。


「マッシュがめっちゃ怒ってるから、こっち逃げてきたー」


 あはは。と笑う声に、そちらを一瞬見やればフェルトンが受け止めていたはずのセンティピードはスコロペンドラに変わり、ほっぴーもムカデ同士が混戦しない位置でセンティピードを相手にしている。勢いに任せての回転率が早すぎる。


「ハヤト、センティピードひっくり返すぞ。次にユミりんが降りた場所に<震央>! 」

「あいさ! 」


 的確な指示が出せるのは素晴らしいことだ。ほんの一時間前までは虫に怯え、狂気の淵に追いやられていた人間とは思えない。


「モカ、<追撃待機><豪気戦弓>」

「おっけー」


 弓職の二人は、行動を共にしているらしい。後ろから聞こえてきた声に、自分のところに火力が二人きてくれたと胸を撫で下ろす。フェルトンをカタリナが支え、アラベスクの<攻撃連鎖>に併せ、無詠唱のジェームズが一気に火力でねじ伏せていたからこそ、二人はタケルの元にくることが出来た。この紙一重の状況を支えているのは、ジェームズの存在があるからだ。


「前に出る! 」


 フェルトンは自分が相手にしていたスコロペンドラが消えると、次が湧く前にタケルがいる位置より先へと駆け出す。


 ムカデ型のモンスターエネミーが軟らかい訳ではない。攻め込んでいるメンバーのやり方(アタマ)がおかしいだけだ。


「たっくん! 次の攻撃でバッシュ叩きこんで、二度バックステップで下がれ。ジェームズ、地面に<怒りの火>」


 沢蟹に指示されるまま、タケルは<必中強打>を当てると一気にバックステップで距離をとった。<必中強打>を当てられたことでスコロペンドラの頭が僅かに浮き上がる。その隙間に滑り込ませるように<怒りの火>が投げ込まれ、地面から出ているムカデの腹の前に落ちた。アラベスクのCT待ちの間、暇だろうという沢蟹のリクエストに応えてくれた形だ。


 <怒りの火>は単体魔法だが、これは使い方次第で化ける。エネミーではなくエネミーの足元に向けて放つと地面で爆発し飛散した。反射が起こるのだ。これにより、単体魔法でありながら、小範囲の効果を得られる。


 地面に落ちた火の玉は、沢蟹の期待通り爆発し、爆風に煽られたスコロペンドラの長い体が仰け反った。露になった腹に<攻撃連鎖>が打ち込まれ、次いで<豪気戦弓>が、それを追って同じ効果を齎す<追撃待機>が着弾していく。最後にやってきた<光の矢>はデミオのおまけだろう。彼女の詠唱が、響く破壊音の合間に微かに聞こえた。


「倒したら、前へ。って、なんでそんなに湧いてるのぉ! 」


 連続湧きは別にして、一度に五体以上が湧き出ることはないと思っていたモカは、倍近い数が前方で蠢いているのを見てあまりの気持ち悪さに悲鳴を上げる。

 原因は、火力過多。ユミが盾役が空くまでの凌ぎとして連れまわしていたムカデにアデライードがハヤトの<震央>を盾代わりに攻撃を仕掛け撃破した。までは、そこでヘイトがリセットされるので問題はないのだが、フェルトンやほっぴーといった正当な盾役がいるグループもまた勢いで撃破している状態での回転率上昇が、場にヘイトを蓄積させてしまい他者が相手取るムカデまで引き寄せてしまっていた。


 そして、冒頭へ戻る。


他人(ヒト)様に、迷惑かけるんじゃなーい! 』


 タケルたちがいる側は被害にあっていなかったが、ほっぴーたち側のプレイヤーはちょっとした異常事態に見舞われていた。


 自分たちが相手取るエネミーを撃破した後、先に進めば、次のエネミーが湧く。ここまではいい。しかし、湧いたエネミーは挙って咆哮したのち、自分たちに見向きもせず離れた場所で戦っている別グループに向かっていってしまう。<挑発>もアーツを使った攻撃も受け付けないエネミーは、止めようもなく見送るしかない。

 結果。突然、横から突進してきたムカデに驚いたましゅ麻呂が、ユミを真似て一時預かりとタゲを受け持つが、元から自分たちのエリアに出るべき数に横からやってきた数が足され、さらに理由も判らず取り逃がす形となったプレイヤーからの謝罪に、悪いのは自分たちだと謝罪し返したりと、あちら側は息をつく暇もない。


『 お前だ。アデライード! ヒトの話をキケェェェェ 』


 ましゅ麻呂の絶叫に対するアデライードの返事は、一帯を<氷の剣林>と化すことで示された。


「さすが親和性。よく凍るな」


 長いムカデの胴体すべてが凍らされたわけではないが、一部でも剣樹に捕まったエネミーは、行動が制限され身動きが取れない。逃れようと暴れているうちに剣樹から伸びる葉が、氷の刃となって食い込み徐々に侵食し剣林の中に封じていく。


 一仕事終わったと氷付けにしたムカデたちを見回し鼻を鳴らすアデライードの横で、キサラギは力尽き杖を支えに膝を折る。常にアデライードを自分の<急追撃>範囲に置くために、走り続けたキサラギにやっと解放のときが訪れたのだった。


「これ、絶対、修正……され、る……ってか、しろっ」


 キサラギの予想通り、二ヵ月後<急追撃>の倍率が下方修正された。すぐに行われなかったのは、坑道攻略に対する運営の温情である。







 ■ 属性の話 ■


 基本、属性があるゲームでは判りやすさ優先のため一方通行のものが多いです。

 が、複合魔法等の遊び方を考えた時に、相互干渉があった方が面白そうだと判断したので、少し面倒な設定です。



 ・火と火、水と水、風と風、土と土

  同属性、親和性高し。相殺。


 ・火と風

  風は火を更に燃え上がらせる事が出来、火によって風は上昇気流を生む。


 ・火と水

  火は水を蒸発させてしまい、水は火を消す。


 ・火と土

  火は土の中で安定して燃える。土は火が燃えることで硬度を増し石となる。


 ・水と風

  風は水により湿り、変化を起こす。水は風により動きを与えられ、常に循環する。


 ・水と土

  土は水によって潤うことが出来、水は土があると長くとどまる事が出来る。


 ・風と土

  風は石を吹き飛ばし、土は壁となって風を阻み動きを止める。



 光、闇、時は、別グループ。


 ・光と闇

  光が強く輝けば、影は濃くなり闇は深くなる。


 ・時だけが、独立属性。



 簡単に考えると


 決定的に相性が悪いのは、光と闇、火と水、風と土となります。

 これらは与ダメージが増えますが、同じく被ダメージも増えます。


 相性が良好なもの。火と風、水と土。

 武器に付与してのダメージ計算としてはマイナス補正。

 モンスターエネミーに対しても適用されるため、属性ジェムを防具に挿している場合は、ダメージ軽減になります。

 両手剣や剛拳など、武器で相手の攻撃を受ける場合は、防具と同じ計算になるので与ダメを取るか、被ダメを取るかは個人の選択となります。


 それ以外の組み合わせについては、武器より魔法の方が大きく関ってくる問題です。


 近接職と魔法職では、この属性の考えが基本は同じですが、ダメージ計算としては少し違ってきます。

 例えば、杖に火のジェムを挿し、火系攻撃魔法を使えば倍率は上がります。風や土でも火ほどではありませんが上がります。水系の魔法を使えば、威力が下がります。


 近接に限った話になりますが、トータルでいくつ属性ジェムが武器・防具にささっているかで、総合的な与・被ダメージが決まります。


 カタリナが水を挿せといった理由は、近接に対する被ダメ軽減目的です。

 補助魔法には、武器強化と肉体強化があり、ジェムを挿す事で与ダメにマイナス補正が掛かったとしても、プラスにはならないかもしれませんが、マイナス分を補うことは出来ます。



 現場からは以上です。



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