氷の息を吐く少年
説明書は楽しむもの。
『迷○島』
アクション要素のあるパズルゲームです。
小さい頃はパズルゲームが好きだったんです。あまり頭は使っていませんでしたが。
プレイヤーキャラは念力で塀を出現させたり、氷のブレスを吐くことができる、ごく普通の少年です。
――と書くと語弊があるかもしれませんが、まぁいわゆる「夢の世界」ってやつなので。
この少年、ドット絵だと二頭身で妙に丸っこいので、最初は人間だと思っていませんでした(酷)
説明書にキャラ絵があるんですけど、「違いすぎだろ」と正直思っていました。
この感覚は『レトロゲームあるある』だと思うんだ……。
「ゆめの国」が悪い魔王に乗っ取られたから助けてくれ、といった感じでゲームは始まります。
ステージは「やさいの国」「くだものの国」「おかしの国」「おもちゃの国」の4つ。それぞれ16~17の面があります。確か、4つ目のおもちゃの国で挫折しました。
ステージが進むにつれて、パズル要素だけでなく、アクションも駆使しないとクリアできなくなっていくのです。パズルゲームなのに反射神経が要求されると、かなりツライものがあります。
ちなみにパスワード制なのですが、お察しのとおり、この頃はパスワードを控えていなかったので……。
ステージには3つの赤い袋が置かれてあります。
(これがまた、ドット絵だとイソギンチャクにしか見えなかった……)
ウロウロしているスラ○ムみたいな敵を凍らせ、海に落とすと1マス分の道ができます。そうやって道を開いていき、袋を3つ取るとその面はクリアとなります。
袋の中には夢の国の住人が閉じ込められています。「やさいの国」だと、にんじんだとかなすびとか。「くだものの国」だと桃とかぶどうとか。
全ての面をクリアし、住人を助け出すとボスが現れます。
ちなみに、ボスはパズル要素関係ないです。ステージ上にある物を駆使し、3回攻撃を当てるとやっつけられます。今思うと、パズルゲームなのに何でやねん。
この頃のゲームって、色々な要素が組み合わさっているゲームが割と多い気がします……。
無事ボスを倒すと、お姫様が1人解放されます。
もうね、このお姫様に会うのがすっごく楽しみだったんです。女児の憧れといえばドレスですよ。ドット絵だから余計可愛く見えたんでしょうか。
説明書にはゲームの進め方の説明も兼ねたミニ漫画が掲載されていて、弟がプレイしている間は、その漫画をひたすら眺めておりました。
だって、お姫様が可愛かったんです……。色々なドレスのお姫様が4人もいたんです……。
コマはすっごく小さかったんですけれど、穴が空くほど眺めてました。