とってもやさしいFF
U S A ! U S A !
『ミスティック○エスト(ファイ○ルファンタジーUSA)』
ゲーム誌とか特に買っていなかった小学生時代。
新しいゲームの情報源は、近所の友達を除けば、専ら父親が毎週買っていた少年ジャ○プでした。
あの、巻頭に必ずあるカラーページの部分です。
特に当時はドラゴンボ○ルの鳥山明先生が関連しているという事で、発売前からDQに関する情報がかなり豊富だったような気がします。さすがにハッキリとは覚えてないけど……。
で、その中で見つけたのがこのゲームです。
ファイナ○ファンタジーUSAと名付けられた今作。
USAなんて謳っているもんだから、登場キャラクターたちのノリがアメリカンな感じなのでは……とかなり不安に思っていたのですが、そのようなことはありませんでした。
むしろこれ以上ないくらいの昔のJRPG感。
あ、でもリアクションはちょっとアメリカっぽかったですね。
ジェスチャーで┐(´д`)┌ヤレヤレ みたいなのはありました。
何かの理由で主人公が旅立ちます。←覚えてない。
ですが、道中にクリスタルが出てくることは覚えてます。
クリスタルが出てくると途端に「FFらしさ」が出てきますね。
この属性ごとに別れたクリスタルが密かに好きだったんですが、7で存在感が激薄になったのは個人的にとても残念でした。
いや、話の幅が広がりにくいっていうのはわかるんですけど、やっぱりそれがFFのアイデンティティーだと思っていたので……。
閑話休題。
話自体はかなり単純だったせいか、本当に記憶になくて……。
というわけで、主にシステム面について語ります。
まず、UIがとてもSAGAっぽいです。
宝箱の形とかまんまそれ。
FFにないこのゲーム独自の機能としては、街中やダンジョンでジャンプや武器を使ったアクションができることです。
とはいってもテクニックがいるやつじゃなくて、ジャンプも本当にぴょいんと真っ直ぐに跳ぶだけ。
移動時は無駄にぴょいぴょい跳んでました。歩く速度と変わらないんですけど、やっぱりやってしまうよねって。
このジャンプや武器を使ったアクションを駆使して、ダンジョンを攻略していきます。
足場を移動させるダンジョンでは、ちょっと詰みかけました。
小学生には難しかった……。
ちなみに、武器は仲間と別れる時に軽いノリで貰えます。
主人公は最初は剣だけなのですが、使える武器が少しずつ増えていくのは楽しかったです。
で、最初に仲間になるのはカレンという少女。
ロングヘアのおとなしそうな雰囲気、丈の長いドレスを着用と、まさに名前の通り見目可憐な少女ですが、武器は斧という肉体派。
このギャップがたまらんですね。
このゲームの戦闘は2人だけで進めていくので、主人公が回復役を担うことが多いです。
斧をぶん回すカレンさんは頼もしかったです。
敵はシンボルエンカウントなのですが、曲がり角とか要所要所に配置されているので、戦闘回数は結構多めでした。
しかもフィールドには、戦闘を一定数こなすとアイテムや魔法が貰える施設がかなりありますからね……。
でもその戦闘が、めちゃくちゃ親切です。
全滅しても街に戻されるとかはなくて、続きからコンティニューできてしまうのです。
これは戦闘が難しいと言われていたFF4の反動なのだろうか……。4はイージータイプが出る程でしたからね……。
なんやかんやあってカレンと別れた後は、盗賊?のロックさん登場です。
6で同じ名前のトレジャーハンターが登場しますが、たぶん全然関係ない。
武器が手裏剣なのですが、敵に当たった時のカカカッという音がとても気持ち良いです。
次に登場するのが、全身鎧のレッドさん。
サガフロ○ティアに同じ名前の主人公が登場しますが、こちらもたぶん全然関係ない。
魔法が使えない、超戦士タイプです。
全身鎧がロボっぽいので、初見では人間に見えませんでした。
そして最後に登場するフェイちゃん。
「あー ぜつぼうてきよ」とFFの女性としては珍しく(?)浮き沈み激しい性格。でも何か可愛い。好き。
レオタードだし(重要)
そういえば、昔はファンタジーの女性のビジュアルにやたらとレオタードが多かったのは何でなんですかね……。
このファンタジー女性のレオタードは、FF7の前くらいからパッタリと廃れたような気がします。
データとかないから、正確なことはわからんけど……。
ともあれ、レオタードにマント装備な彼女とラスボスまで一緒に行動します。
魔法も使えるので頼りになります。
ちなみにラスボスがどんなのだったのか、全然覚えてません……。
ただ、EDでカレンとフェイ2人のフラグを立てて旅立ったのは覚えてる。
と、ストーリーに全然追求しないままここまで書いてきましたが、このゲームの9割が戦闘成分でできているといっても過言ではないので、本当に全然覚えていないのです……。
その戦闘ですが、BGMがやたらと恰好良いです。
通常戦闘もボス戦も両方。
何かロックな感じなんですよね。
戦闘以外の曲も良い感じです。
そして、その9割の戦闘を少しでも飽きさせない工夫?
敵が瀕死になると、グラフィックが変わります。
鳥形のモンスターが毛をむしり取られた姿に変わったり、雰囲気のある魔法使いが、命乞いするただの爺さんになったり、メドューサが禿げたり……。
ちょっとコミカルなこの演出が好きでした。
いやらしい位置に敵が配置されている(避けられない)ので、シンボルエンカウントの必要性はあまり感じられなかったです。
ジャンプで飛び越えられないし。
ひたすら戦闘とフェイたんが記憶に残っているゲームです。




