16連射の人
なんで南国風なんだろう。
『高○名人の冒険島Ⅱ』
ファミコン世代はおそらくほぼ知っているであろう、かの名人を主役にしたゲームです。
私はゲームで存在を知ってほほう……となったくちなのですが。
微妙に世代がずれていたので、リアルタイムでは見たことがないです。ただ『16連射』の伝説は後にすぐに知ることになります。
誰かから聞いたのか、何かの攻略本に登場していたのか、パッケージに書いていたのかは忘れましたが、子供たちの間ではまさに生きる伝説として、燦然とその名は語り継がれておりました。
1秒間にどれだけボタン連打できるか、みんな一度は試していると思うのです(そして正確に数えられずに数字をちょっと盛る)
そんな名人が南国風の腰ミノ一丁で、これまた南国風の島を冒険する、横スクロールのアクションゲームです。
水着美女が悪いやつに攫われたので助けに行きます。
この美女は勝手に奥さんだと思っていた←
通常攻撃は石の斧投げ――という、格好に似合った原始的な攻撃方法なのですが、高速移動することができるアイテムはスケボーでした。これだけなぜ文明的。
恐竜に乗ることもできます。この恐竜さんがめっちゃ好きだった。
だって恐竜ですよ。それに乗れちゃうんですよ。攻撃もしてくれるんですよ。まさに男の子の浪漫じゃないですか。いや、私は女の子ですが……。
後半は恐竜がいないと難易度が変わるステージがありました。恐竜アイテムはストックする事ができて、ステージ出撃の時に選択できる仕様です。恐竜の残機を増やす事に必死でした。
確か4種類ほどいました。どの子も好きだったのですが、水中型の子がビジュアル的にお気に入りだった気がします。早く泳ぐことしかできないけど……。
一時期、恐竜図鑑を見ながら絵を描くほど恐竜にはまっていたのですが、このゲームも影響していると思います。
1ステージはそんなに長くなく(マ○オ3くらい)、ステージクリアごとにボーナスゲームがありました。複数のたまごから1個を選ぶやつ。1UPも出てくるので、毎回楽しみでした。
難易度はそれほど高くはなかったのですが、全クリはしていない気がします。コンティニューがなかったからかな。
あとはあれ。電池切れという最大の敵。
少しずつ画面が薄くなっていく時の焦りと絶望感……。そういう時に限って充電器のコードが絡まってたりで、コンセントに刺す頃には手遅れになったり……。
世の無常を感じる瞬間でした。




