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レトロゲームと、私  作者: 福山陽士
GB編
47/60

双子とダルマ

 だるま落とし(身も蓋もない)



『ペケとポコのダル○ンバスターズ』



 元は叔母さんが我が家に遊びに来た時に貸してくれたソフトです。

 ええ、そのままずっと我が家にありましたけどね(それっていわゆる借りp)


 一言で説明すると、だるま落としのゲームです。

 ただ、そこはやはり普通のだるま落としとは違います。


 プレイヤーが操作するのは双子の男の子たち。お友達の女の子がダル○ンというまんまダルマな生物に攫われちゃったので助けに行く――というストーリーです。

 うん、こういうパズルものにストーリーはあってないようなものだ(言ってしまった)


 だるまが乗っている足場のブロックの色と同じ物を左右からぶつける事で、少しずつ足場が消えていきます。最終的にだるまを一番下まで落とすとクリアです。

 足場は一列だけでなく何列もあるので、落ちそうになるとだるまがピョンピョン移動しちゃいますけどね。鬱陶しい。

 ブロックが飛ばせなくなってしまう、お邪魔アイテムの鉄アレイがたくさん設置されてるステージとか、子供向けの可愛い絵柄とは裏腹に、なかなかに難易度は高めです。

 特に地震を起こしてこっちの動きを止めてくるステージは本当に大変でした。むしろクリアした事がない。

 ちなみにこのゲーム、ステージを順番にクリアしなくてもいきなり5面とか6面とか選べてしまいます。なかなか画期的。


 さて、このゲームは時間制限もあったりします。

 パズルゲームは熟考するタイプだった自分には、この時間制限はかなり焦りを誘発させるものでした。

 そしていつしか考えることを放棄します。

 ……はい。『秘技・メチャクチャ押し』に頼る事になるのです。

 AボタンとBボタンを連打しつつ、十字キーも上下に連打する――というものでした。

 ちなみに足場と違う色のブロックを飛ばすと、すり抜けて横に落ちてしまいます。つまり敵の足場が増えるわけです。クリアからちょっと遠ざかるわけです。

 でも、ずっとこの秘技でゴリ押ししていました。1ステージ終わる度に指が死んでました。シューティングゲーム並。


 今思えば、普通にプレイしていた方が絶対に早く終わってた……。

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