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レトロゲームと、私  作者: 福山陽士
FC編
44/60

ロボットだけど騎士

 アニメは見たことない。



『SDガン○ム外伝 ナイトガ○ダム物語』



 ガン○ムをSD調にしたキャラクター達のRPGです。

 当時『カ○ドダス』というガチャガチャのカードバージョンものが流行っていて(?)スーパーのガチャガチャ置き場にカー○ダスも置いてありました。当時は今と違って1枚20円という手頃さでした。今は6枚セットで200円なんですね。この前見かけてびっくりしましたよ。

 近所の男の子達と集団でスーパーに行って、皆でわいわい言いながら回しておりました。それがこのSDバージョンのガン○ムだったのです。

 ドラゴン○ールやヴィ○ガスト(SFC篇で出すつもり)のカード○スもやったなぁ。

 

 ちなみに私、アニメは見た事ありませんでした。

 放送されていたのは生まれる前だし、うちの田舎では再放送もやってなかったんじゃないかなぁ。父親と母親のほうが知っていました。当時からシ○アは有名だったようです。

 等身大のロボットには心惹かれない女児でしたが、SD化される事によって一気に親しみを感じてしまいます。何度も言っておりますが、子供は可愛いものに惹かれる生き物なのです。マーケティング大事。


 ゲーム自体はD○3を基準とした(ていうかまんまD○3だよねっていう)RPGです。

 キャラはロボなのに舞台はファンタジー風の世界という……。最初は違和感が激しかったですがすぐに慣れます。「キャラはこんなんだけど舞台はこれでいくんだよ!」という、この強引さは見習いたい。


 このゲーム最大の特徴は、なんと言ってもカー○ダスです。

 そう。ゲームの中でカード収集ができちゃうのです。ちゃんと一枚ずつ出てくるあの感触まで再現。

 現実の世界にあるカード○スがゲームの中にある――という要素が、子供心に大変ワクワクするものでした。

 武器や防具を買うお金を貯めるかたわらで、カード○ス用のお金もちまちまと貯めていきます。

 カード用のアルバムもあるので、集めたカードをいつでも閲覧できます。リアルではカード用のアルバムなんて持っていなかったので(輪ゴムでまとめてたよ!)これまた子供心をくすぐる要素でした。

 さらにこの集めたカードのキャラと、何と戦う事ができてしまいます。勝つと経験値がもらえます。町の人が勝負を挑んでくる事もあります。負けても特にペナルティなしなのでやるっきゃないのです。


 そんなカードバトル要素ですが、密かに落とし穴もありました。

 あまり覚えてないんですけど、確か補助系の魔法を使うと敵から受ける攻撃を極端に減らすことができたんですよ。で、相手も同じ事をするわけですよ。

 結果、与えるダメージが1、受けるダメージも1……てな事に。カードバトルは1VS1ってところがまた罠なのです(仲間の魔法とか使えない)


 この罠に父親が嵌ってしまいました……。


 Aボタンを押してメッセージを送れど送れど、倒せない敵。そして自分も倒れない。

 そうこうしている内に、父親は仕事に行く時間になってしまいます。しかしリセットするにはあまりにも時間をかけすぎました(もう少しで倒せるかも――と思ったらしい)そしてなんと、この勝負の続きを母親に頼んだのです。ただAボタンを押すだけの作業なので、母親でもできる――ということで父親は仕事へ。

 母親は、家事の合間合間にひたすらAボタンを押してメッセージを送っていたそうです。

 食器を洗った後にAボタン。掃除機をかけたらAボタン。しかし効率が悪いのであまり削れなかったらしく、それでも倒せなかったのです。

 私が学校から帰ってきた時も、母親はAボタンを押していました。

「何してんの?」

 と興味津々に尋ねたところ、父親に頼まれたと。

 そこからはバトンタッチです。弟と一緒にやったかな。そこからも割と時間がかかってしまった気がします。

 自分がやる時は超気をつけよう……と思った出来事でした。



 カード以外で印象的だったのは仲間ですね。

 前述の通り操作キャラはSDガン○ムですが、ア○ロとかの人間も仲間に加える事ができます。あまり強くないけど(身も蓋もない)

 特に後半に仲間になるキャラは既にパーティーが成熟していたので、高確率で待機の道を歩んでいました。

 でも武闘家のネ○だけは根性で育てた。


 進み方を間違えるとお姫様をアレしちゃうトラウマなお話になってしまったりと、完全な一本道ではないストーリーラインも印象的でした。


 アニメのガ○ダムを見た事がないのに機体の名前だけ知っているのは、このゲームのカード○スのせい。ちなみにキュベ○イとサ○ビーが好きです。シュッとしてる系。

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