腕の生えた機体
2人で鈴の取り合い。
『ツイ○ビー』
従兄弟のお兄ちゃん達から貰ったソフトの内の1本です。
箱も説明書もなし。でもシューティングゲームということはすぐにわかったので、特に疑問を抱かずにプレイしました。
2人同時プレイが可能だったので、迷わずそれを選択です。
1Pは青の機体、2Pはピンクの機体だったので、必然的に私が2Pになりました。いや、弟は1コンでプレイすることに異常にこだわっていたので、おそらく色が変わっても私が2コンを使っていた可能性もありますが……。
これまでにも様々なシューティングゲームをやってきてはいたのですが(特にこれといった強烈な思い出がないので、このエッセイにはほとんどシューティングゲームは登場しておりません……)2人で協力しながら進めるシューティングはそれほど多くはなかったのと、ビジュアルが独特で可愛かったので、このゲームはかなりのお気に入りとなりました。
とはいえ、2人でプレイすると喧嘩をするのが私達。このゲームも例外ではありません。
喧嘩の原因は、パワーアップアイテムの『鈴』でした。
ステージ上に白い雲が多数配置されているのですが、その雲に向かって撃つと鈴が飛び出てくるのです。
鈴はショットを当てると色が変わっていき、それを取ると様々な効果を得ることができます。そんなわけで、1人が鈴の色を変える係、もう1人が敵を倒す係、と役割分担をしておりました。
……ですが、その役割分担がきっちりできるのはせいぜい2面まで。それ以降は鈴の色を変える係も敵を避けるのに必死になってしまうため、係の役割がどんどんあやふやになっていきます。
殲滅係が敵を避けた瞬間、温存していた鈴を誤って取っちゃって……なんて事故も多々発生しておりました。当然、その度にお互いに文句を言います。
大らかな心とは無縁だった私達です……。
では、各鈴の色とその思い出をざっくりと。
黄=ノーマルな鈴です。取ると得点に。黄色の鈴を連続で取っていくと、どんどん得点が上がっていきます。でも私達は得点は完全に度外視していたので、ただのハズレな鈴という認識でした。ひとつの鈴をひたすら撃ち続けていたら、確か1UPしたような(うろ覚え)
青=スピードがアップします。全部で3段階あったはず。スピードアップしすぎると逆に操作がしにくくなって死亡率が上がっていたので、1つか2つ取ったらそれ以降はイラネ、って感じでした。
白=ショットが2列になります。取れたら嬉しいな、くらい。この白い鈴が当時の自分には綺麗に見えていたので、なんか好きでした。
点滅=分身します。最初は無敵になるかと思ってたんですがそうではなかった(笑)ビカビカ光る鈴は見た目のインパクトが凄いです。
赤=バリアです。敵に何回か当たっても大丈夫になります。この赤を取るために小競り合いが勃発していたのです。2人ともこのバリアを取って進むことを目標にしていました。
というわけで、このゲームを思い出すと鈴の取り合いのことを思い出してちょっと憂鬱になります。
ちなみに全クリはできていません。6か7面で力尽きていました。
面が進むに連れて、敵の攻撃がなかなかえげつないものに変わっていくのです。
包丁の軍団が襲ってくるさまはなかなかに強烈ですぞ……。




