医者とクッキーとたまご
だらだらと続いてきたこのエッセイ、ようやく33話目になりました。
ということで、今回はマ○オ系のゲーム3作品まとめて語ります。
『ドクターマ○オ』
まずはマ○オがお医者さんになってウイルスをやっつけていく、このゲームから。
ファミコンを始めるまではゲームのCMがやっていても特に覚えてはいなかったのですが、やり始めてからはCMを見る度に「これやってみたい」と思うようになりました。
昔のゲームのCMって凄く個性的でしたしね。ゲームの内容とあまり関係ないCMも多かったんですけれど(たぶんインパクト重視だったんだろうなあ)このCMもかなり強烈でした。
そのCMで見たゲームが何とおじいちゃんの家にあった! ということで、テンションMAXでプレイです。
お医者さんの格好をしたマリ○が上からカプセルを投げる→ウイルスと同じ色のカプセルを縦か横に4つ並べるとウイルス消滅(ウイルスを含めると3つだった気がする)→全てのウイルスを消すとクリア
という、パズルゲームでした。この頃は特にパズルゲームをやるのが好きだったので結構はまりました。上手いかどうかは別にして。
3つではなく4つ同じ色を並べないといけないので、幼い私にとっては難易度がちょっと高めでした。上の方にウイルスがいることもあったし。
BGMが凄く好きでした。ファミコンのピコピコした電子音が、ウイルスっぽい雰囲気を出していて良い感じだったです。
『ヨ○シーのクッキー』
当時我が家にはまだスーパーファミコンがなかったので、正直なところ「お前何者」という思いをヨ○シーに対して抱いていたのですが。まぁ別のゲームに出てくるんだろうということで、それを強引に忘れてプレイです。
何より惹かれたのは、クッキーです。美味しそうなクッキーがズラリと並んだパッケージは、私の心を撃ちぬきました。
同じ種類のクッキーを1列に揃えて消していくパズルゲームです。
時間が経つと、だんだんとクッキーが出てくるスピードが早くなっていきます。画面の右上でマ○オがクッキーを焼いているんですけど、あそこまで早いと正直なところ生焼けな気がします。お料理番組のように「こちらに用意した……」とあらかじめ用意してあるわけではなさそうだし。
何が好きだったかって、赤いハートのクッキーと中央に赤いゼリー状のもの(?)が付いているクッキーを見るのが大好きでした。
この二つが特に美味しそうに見えていたんですよね。
ハートはもう、絶対にいちご味ですよあれは。いちご大好き。しかも形もハートで可愛い。文句なしに1番です。
中央が赤丸のクッキーは、親戚の人からたまに貰うクッキーの詰め合わせの缶でしか遭遇できなかったので、本当に見るだけで幸せな気分になっておりました。安上がりな幸せだ。
対戦も可能で、弟と二人でやっておりました。
ヨッ○ーの顔のクッキーを揃えて消すと、相手を不利にできる(たまに自分も)攻撃もできるのですが、その効果が英語で書かれていたためによくわかっていませんでした。ランダムで何か起こるパルプ○テ的なクッキーという認識だったのです。なのでどちらかがヨ○シークッキーを消そうものなら「それ消すなや!」と互いに文句を言っておりました。
ここまで読んできてくださった方は既に察しているとは思いますが、このゲームに限らず、弟と対戦をすると大抵ケンカになっております……。
『ヨ○シーのたまご』
最後は1番遊んだこれ。
このゲームのせいか、ヨ○シーは雌だと思っておりました。でも別にそうでもなかった模様。
落ちもの系のパズルゲームです。
たまごの下の殻と上の殻を合わせるとOK。『ヨ○シー♪』の音と同時に様々なヨ○シーが誕生します。
下の殻と上の殻の間に、ク○ボーやテ○サなどのお馴染みの敵をたくさん挟むと、誕生するヨ○シーのランクが上がって得点アップです。
敵をたくさん挟んだ状態でたまごを完成させた時の、上の殻が「トゥルルルル」となる瞬間が凄く気持ち良いです。
これも2人対戦が可能でしたが、なぜかこのゲームに関してはあまり弟と対戦しておりません。どちらかがプレイしているのを眺めているだけのことが多かったです。互いに「あっち!」とか「それじゃない!」と横から口出ししてうるさかったんですけどね(笑)
スピードアップしてくると焦っちゃって、操作する皿を結構頻繁に間違えて「うああっ!」となってました。そこでまた横から「何をしとん」と茶々を入れるのです。うざい姉弟だ。
このゲームはGB版も持っていたので、弟か父親がファミコンで遊んでいる間にもやっておりました。
GBは画面が小さいので、ファミコン版よりも1段低かったのでちょっと難しかったです。
しかし一番の敵は、GB本体の重さでした……。初代GBは結構な重量感があったので、ずっと持っていると手首が疲れてくるのです。しかも充電器を挿したままやっていたので、さらに重さはアップ(充電器も本体くらいに重かった)。
ゲームを終えるといつも手首が凝っていました。
この間実家に帰った時に久々に本体を持ったのですが、よくあれを携帯して遊べてたなぁ。この時代の子供は割とタフだったのかもしれません。




