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レトロゲームと、私  作者: 福山陽士
FC編
3/60

二足歩行の豚

 いきなりマイナー? 知らんがな。



『落っことしパズル とんじゃ○!?』



 様々なゲームが置いてあったおじいちゃんの家。選ぶ際にまず重点を置いていたのが、パッケージです。

 子供とは、絵柄が可愛いものに惹かれる生き物なのです。どんなに「面白いよ」と言われても、パッケージが劇画な時点で手に取りません。

(だから信○の野望などの、歴史ゲームはやったことがありません……)


 そんなわけで、ジャケ買いならぬ「ジャケ選び」をしたゲームがこれでした。

 可愛い豚さんが、麻雀牌に囲まれながら「?」と悩んでいる絵です。しかし、麻雀のゲームではありません。

 二足歩行する豚さんを操作し、指定された麻雀の牌を、押したりパンチしながら穴に落としていくという、パズルゲームです。

 麻雀という、子供とは無縁そうな単語に不安を覚えてしまった親御さんも安心の内容です。


 最初に「がんばってね♡」と女の子が応援してくれます。クリアするごとにも可愛い女の子の絵が表示され、パスワードを教えてくれます。この女の子の絵が好きでした。確か、5面か10面ごとに、新しい絵に変わっていました。

 あ、大丈夫です。脱ぎません。親御さんも安心です。


 女の子の絵も可愛かったのですが、踊ったり寝たりと、操作する豚さんの動きも可愛かったのです。

 豚さんが踊る度に、弟とうへへと笑っていました。幸せな奴らです。


 ステージが進むにつれて、当然難しくなっていきます。パスワードで続きからできる仕様だったのですが、パスワードが麻雀牌そのものだったので、書き写すのが非常に面倒臭く(というか、何て書いてあるのか理解できなかった)続きからやることはありませんでした。

 この頃は、進めたデータに全く固執していなかったですね。『電源を切ったら終わり』という、非常にドライな考えでした。


 このゲーム、穴に落とせる牌の数が決まっているのですが、落とすと問答無用でゲームオーバーになる牌がありました。

 それが、魚の絵が描かれた牌です。画面に存在するだけでうへぁ……となっていました。

 私が幼少期魚が苦手だったのは、きっとこのゲームも一因となっているに違いないです。

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