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レトロゲームと、私  作者: 福山陽士
FC編
22/60

元祖、ホラーゲーム

 二人でびくびく、絶叫。



『スウ○ートホーム』



 映画が原作のゲームのようです。リアルタッチで描かれたパッケージなので普通ならスルーしていたでしょうが、アクションゲームではなくホラーゲームというところに興味を惹かれました。

 怖いもの見たさで試しにカセットを差し込んだところ、既に叔母さんがやっていました。そのデータを使って遊びます。セーブ箇所が1つしかないゲームだったのですよ。

 勝手にすまんかった、叔母さん……(2回目)


 ジャンルとしてはホラーRPG?

 しかし主なのは戦闘ではなく、謎解きです。宿屋とかも存在しません。フレスコ取材に来た屋敷に、閉じ込められてしまったというお話。

 プレイヤーは取材班一向+幼女という、普通の人間です。

 仲間はそれぞれに2つまでしかアイテムを持てません。なので、行く先々で持ち物を交換しないといけません。

 各キャラは固有のアイテムを持っています。掃除機とかカメラとか鍵とか。それらを使って、屋敷の謎を解いていくのです。

 プレイキャラクターは5人ですが、一度に連れて歩けるのは最大3人まで。ということで、2チームに分かれて捜索することになります。


 システムが物凄くバイオハ○ードっぽい……と思って調べたところ、会社はカ○コンでした。つまりこのゲームが、バイオハザ○ドの原型ということですかね。ドアを少しずつギギィ……とやって開ける演出なんか、まんまそれですし。


 ホラーゲームの名に偽りなしの怖さで、弟と二人、ヒーヒーぎゃーぎゃー言いながらプレイしておりました。

 まず、屋敷のBGMが怖くてひぃぃ! です。

 敵とエンカウントすると、いかにも「くるぞ……くるぞ……」な音楽と共に、いきなりドーンと現れる敵。そこでギャー! です。

 前述のドアを開ける時もギャー! です。

 人魂に追いかけられてほぎゃー!

 戦闘で誰かが死んじゃって、死体の絵が出てこようものなら、もうふんぎゃー! です。

 とにかく怖い。ドット絵のくせに怖い。ドット絵だからこそ脳内で映像を発展させちゃって怖かったのです。


 戦闘はドラ○エっぽいのですが、戦うのはただの人間達。頼りない気がして、戦闘そのものにビクビクでした。

 しかも、死んだ仲間は二度と生き返りません。固有アイテムも消滅です(代替品はあるけど、それを調達しないといけない)それがまた緊張感を演出しております。


 加えて、ステータス異常がこれまた凄く嫌なものが揃っておりまして。

『どく』や『のろい』などはRPGでおなじみのステータス異常なのですが、「もうどく」になると一切の行動ができなくなってしまうのです。道具を使うこともできません。

 そしてこのゲームでしか見た事のない「きょうふ」という異常。これ、戦闘終了直後は何ともないのですが、何歩か歩いたところでいきなり発動するのです。効果は「もうどく」と同じく、全く行動ができなくなります。

 異常を回復する「くすりばこ」の安心感は半端ないです。ただ固有アイテムなので、持っているキャラが死んでしまった時の絶望も凄いです……。


 とまぁ、叔母さんのセーブデータを利用して進めていたのですが、謎解きが私らには難しすぎました。

 道具をどこで交換したのかすぐにわかんなくなってたんですよね。しかもセーブせずにどんどん進むし(学習しろ……)


 権利の関係でリメイクは難しいみたいですが、またやってみたいなぁ。

 もちろん、部屋を暗くして。

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