赤い配管工のおっさん
レトロゲームを語るうえで、これはまず外せないだろうということで。
『スーパーマ○オブラザーズ』
出合ったのは、小学1年生の時の夏。
このカセットと同時に、ファミコン本体を初めて目にした時のテンションの上がり方ったらなかったです。
『ファミコン』という単語、テレビで何度か聞いたことがあるぞ……という程度の認識だったので、「これがファミコンかー!」と弟と2人で大感動でした。
その私らのはしゃぎっぷりを見て、おじいちゃんも嬉しくなってしまったのか、テレビの音量を大幅アップ(何故だ)
1−1ステージのあの音楽と、プイーンというジャンプの音が、網戸をすり抜けて近所に響き渡っていたのでしょう。突然ピンポーンと、呼び鈴が鳴りました。
音につられて、近くに住む男の子達が「遊ぼー」とやって来たのです。「あの家、ファミコンやってるぜ! やらせてもらおう!」という魂胆だったのでしょうね。
ちなみにその子達とは、今まで遊んだこともないどころか、見たことすらありませんでした(笑)
やんわりと母親が断ったのでそれ以降は来ることはなかったのですが、「マ○オ効果すげー」と子供心に感心しながら、その後は音を小さくして楽しんだのでした。
しゃがんだ状態がうん○座りにしか見えなかったので、それだけでクスクスと笑っていました。箸が転がっても可笑しい年頃とはよく言ったものです。しゃがんだ状態で画面内を縦横無尽に飛び跳ねようものなら、もう大変です。しばらく爆笑です。
子供って幸せだなあ……。
このゲームは、我が家にファミコンがやってきてからも随分とお世話になりました。
近所の男の子達にワープできる場所を教えてもらった時は、「こんな場所に!」とこれまた興奮したものです。
まだまだネットなど家庭にはなかった時代。そして私が住んでいた地域は、近場の本屋まで約7km。攻略情報は専ら口コミです。そういう情報交換も、ゲームの楽しみ方の1つでした。
その後はワープしてばかりいたので、5面に行ったことが2度くらいしかないです……。