忍者、宇宙へ
説明書は、説明してくれてるんだよ!
『忍者じゃじ○丸 ~銀河大作戦~』
2頭身が可愛い『忍者じゃ○ゃ丸』シリーズの第5弾です。
(ちなみに初代と2番目のやつもプレイ済てすが、特に印象に残っている思い出がないため、省略です。このエッセイは「思い出」に比重を置いて更新しております)
今度の舞台は、なんと宇宙。もはや忍者関係ありません。完全にキャラゲーです。
ちょっぴり頭身もアップ。何せ宇宙服着るからね。
1Pはじゃじ○丸、2Pはさ○ら姫です。
今まで敵に捕らわれる役だった姫様もプレイヤーキャラとして参戦です。
キャラの性能的に、マ○オとル○ージみたいなものですね。
当然のように弟が1P、私が2Pでした。姫の特殊攻撃がハートで可愛いです。
Bボタン長押しでその場でダッシュ→大ジャンプができるのですが、押し続けたまま動かないでいると、その場で息切れしちゃいます。ちょっとカワイイ。
さて、私ら姉弟はとある面で躓き、以降2年間その面から進むことができませんでした。
それは、最初に壁だけがにょーんとそびえ立つ面です。
ステージが始まると、左右に壁しかない空間に放り出されます。
見た瞬間「えっ!?」ですよ。
だって壁を登る為のアイテムとか存在してないし。
それでも、このまま突っ立ってるだけではダメということはわかります。
Bボタン長押しからのジャンプで、上に足場があることは確認しました。が、その足場にどうやって行けば良いのかわからない。
とりあえず、秘技「コントローラーめちゃくちゃ押し(※)」を繰り出します。
(※格闘ゲームで初心者がよくやる技。トリッキーな動きで相手を翻弄し、たまに勝利をもぎ取る)
そしたら一瞬ですが、壁にしがみつきました。
「おおお!?」と思ったのは良いものの、どういう操作でしがみついたのかわかりません。
その後も壁の側でがちゃがちゃやってみるも、上に登っていくことはできず……。
それから2年が経過しました。
おじいちゃんの家に行く度にプレイはするものの、その面をどうしても攻略できませんでした。
そしてついに、少女福山は気付きます。
それは我が家にファミコンがやってきて数ヶ月経った頃でした。
ドラ○エ4の説明書を舐めるように見つめていた時、ピシャーンと頭に雷が落ちてきたのです。
「説明書を見れば、操作書いてんじゃね!?」
かくして、壁にしがみつきながら登る方法を会得したのでした。
もっと早くに気付けなかったのかと、軽く絶望しました。
『壁に密着した状態で十字キーの↓を押しながらBボタンを連打する』
これがわかるまでに費やした時間……。
ちなみにその面をクリアした後、コンティニューを繰り返しながらも、最後の面まで行く事ができたのでした。