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レトロゲームと、私  作者: 福山陽士
FC編
13/60

ダイスを転がせ

 ファンタジーなすごろく。



『すごろク○スト ダイスの戦士たち』



 すごろくにファンタジーRPG要素を混ぜたゲームです。

 プレイヤーは4人の種族から一人選び、スタート地点兼拠点である城を旅立ちます。

 種族はファイター、ドワーフ、ハーフエルフ、エルフの4種。


 ファイターはガタイの良いお兄さん。バランス型で、ほんのちょこっとだけ魔法が使えます。

 ドワーフは髭の生えたおじさん(お爺さん?)です。ゴリ押し力押しの典型的なキャラで、魔法が(ほぼ)使えない代わりに攻撃力が高いです。終盤、ちょこっとだけ魔法を覚えます。本当にちょこっと。

 ハーフエルフは見た目気が強そうなお姉さん。補助魔法を多めに覚えます。

 エルフは幼女です。完全に魔法使い型です。肉弾戦が苦手です。


 ちなみにステージをクリアすれば、違うキャラを選べます。

 城にはステージの途中でもアイテムを利用すれば帰還できて(死んでも戻る)お金を溜めて装備品を整え、ステータスを強くしていくことが重要になります。


 見た目重視な子供だったので、女の子のエルフやハーフエルフを多く使っていました。特にハーフエルフ。肉弾戦もそこそこいけて便利魔法も使えるので、4キャラクターの中で抜群に使いやすかったのです。

 レオタードだし(重要)



 移動はサイコロを振って進めます。マップには回復の泉(回復というより、HPが増える)や村などがありますが、そこに止まれるかはサイコロの出目次第。完全に運ゲーなのです。

 ですがこの運の要素をチャラにする魔法を、終盤エルフとハーフエルフは覚えてしまいます。

 簡単に言うと、自分の出したいサイコロの目を出せちゃう魔法です。

 すごろくゲームでそれはチートだろ、って感じなのですが、最後のステージはこの魔法がないとほぼ無理です。同じ所をぐるぐるぐるぐると周り続けちゃうのです。その魔法を使っても、運がなくラスボスまで辿り着けませんでしたけど。むぅ。


 このゲームを語るうえで外せないのが、「ダイスマン」の存在です。

 戦闘の時に自分の代わりにサイコロを振る召喚獣みたいなものを『よぶ』ことができます。ポ○モンみたいなものですね。

 全部で6号までいます。けれど、ランダムなので選ぶことができません。数字が大きいほど(一応)頼りになりますが、それでも完璧ではないのです。理由は後述。

 黄色い体は共通ですが、それぞれ見た目がユニークです。特に2号の目がエロい。


 このダイスマン、使う時は博打の要素が強いのです。

 その前に戦闘について少し。

 戦闘の勝敗もサイコロが握っているこのゲーム。大きい数字を出した方が、相手に攻撃を仕掛けることができます。自分が5で敵が1の場合、自分の攻撃は4回HITという形になります。この辺はF○3をやっている方は理解しやすいかと。

 同じ数だった場合もう1回サイコロを投げるのですが、1個目のサイコロの上に上積みされます。1回目が両者とも3、2回目が1と5だった場合、1回目の3と1、3と5の合計値で計算されるのです。これを利用すれば、敵に大ダメージを与えることができます。ちなみに上積みされるサイコロは最大3つです。


 さて、ダイスマンを呼んでサイコロを投げてもらい、自分が6、敵が5の数字が出ました。よっしゃ攻撃だ! と思ったら、ダイスマンがジャンプして、自分のサイコロの目が3に変わってしまいました。何してるんだーダイスマン! 攻撃受けちゃうじゃない!


 ……ということが度々起こるのです。もちろんその逆もあります。敵のダイスマンに直接サイコロを投げて気絶させちゃって、こちらが攻撃し放題、なんてことが起きたり、サイコロ投げずにあたふたするだけだったり、いきなり戦闘放棄して逃げ出しちゃったり……etc

 一発逆転を狙える分、マイナス要素も存分に含んでいるのがダイスマンなのです。

 見た目はユニークで可愛いけれど、連続でいらん事されるとストレスがたまっちゃうという……。

 でも攻撃を受けると、申し訳なさそうにチラッとプレイヤーの方を見ます。可愛い、許す。いや、でもやっぱり痛いから許せない。

 そんな心のせめぎあいが頻繁に起こっておりました。

 ちなみに私は5号が好きでした。ハニワみたいなやつ。


 戦闘時に限り、ダイスの最大数は9です。黒丸が8とか9個並ぶサイコロ、初見はびっくりしました。

 

 敵もコミカルで可愛い絵なので、それを見るのも楽しみでした。

 特にウェ○ベアーとクラ○ケン。女の子が帽子や着ぐるみを被っているようにしか見えません……。

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