あたしと出会い。
新キャラを出してみようかと思っています。
書きながら、色々模索をしてみます(笑)
あたしは、思い出したくない過去がある。
あんなこと、2度と経験したくない。
思い出しただけでも怖くなる。
強くなりたい。そうえば、そんなこともあったね。って笑って話せるようになりたい。
今はまだ無理だけど。
いつかは、絶対にそうなりたい。
「あーきーちゃん♪」
「・・・?えーーと。どちら様ですか?」
「えっ!?もー忘れちゃったの?」
「ともちゃん、何この人?」
「・・・。あー。この人見たことある。誰だっけ。」
「もーーひどいなー♪俺だよ俺♪」
「あっ!!オレオレ詐欺の人!」
「あき、それ違うから。」
「えっ?違うの?」
「もーあきちゃんってば。昨日、俺に会ったでしょ?」
「昨日??」
・・・。
雨が降っている。夏の雨は嫌い。嫌なこと思い出しちゃうから。それに、ジメジメしてる。
だから、雨は嫌い。
「きのこ。」
「はぁ?」
「はるかくん。きのこだよ。」
「何が?」
「なんかさー。頭からキノコ生えてきそう。こーなんていうか。
じめじめっ!お前の頭にきのこをはやしてやる!!じめじめーーー。っていう感じにしめじ大魔王にやられそう。」
「誰だよ。しめじ大魔王って。てかお前、もうじき期末だけど大丈夫?」
「何が?テストじゃん。期末テスト。」
「ぐわぁぁーーーー!!!」
「変な声出すなよ。」
「「ごめーーん。待った?」」
「待ってない!」
「「そ。そーですか。」」
「かえろー?」
「はいはい。」
「おい、あき無視すんなよ。何なかったことにしよーとしてんだよ。」
「何が?何が?」
「もうじき期末テストって言ったら、」
「ぐおおおおーーー!」
「・・・。お前もか。やっぱ、たくとあきは同族だな。」
「もーなんでもいいから帰るよっ!はるかもたくもさっさと支度して。」
「そーーだよー。早く帰ろーよー。」
「「はいはい」」
雨は嫌いだ。ぬれるから。てかもじーき、期末テストかーー。嫌だなー。なんでこー嫌なことが重なるんでしょーか。
パチーーンッ!!!
雨の中、大きな音が聞こえた。
「あんた、マジ最低!!!他に好きな女でもできたわけ?」
「だから、違うって言ってんじゃん。別いいだろ?理由なんて?別れたいから別れるの。お前バカ?」
「サイッテーーー!!」
「最低でいいから。」
恋人たちが喧嘩している。
「うわー。男の方痛そ~。はれてんじゃん。頬。てか、うちの学校の制服じゃん。」
「ホントだー。男と女の修羅場って見ててもキツイよね~。」
「たくと朋子が付き合ったら1週間であーなりそう。」
「「失礼な!」」
「どっちかってゆーと、はるかと朋子が付き合ったらあーなるだろ。なっ!あき?」
何かわからないけど。体が動いてしまった。
「おいっ!!あきーー!」
遠くで、たくの声が聞こえる。
「あのー。だっ。大丈夫ですか?」
「えっ!?」
「いやー。なんかそのほっぺた痛そうだから。」
「あー。慣れてるから大丈夫。」
「あの、ちょっと待ってって!」
「えっ?」
・・・・・。
「これっ。使ってください。」
「ぶはっ!あははははっ!わざわざ、水でハンカチ濡らしてくれたんだ。いいのに、雨で濡らせば。」
「あっ!そっか!でも、雨って汚いってはるかが言ってたから。」
「はるか?でもまぁー。ありがとー。」
ガシッ!!
「えっ?うわっ?えっ?何?はるか。」
「すみませーーん。うちのあきが!」
「ともちゃん?何?えっ?」
「たくうーあきなにやってんだよ。こーゆーときはね、しみじみ1人でいさせてやるのが常識なわけ。わかる?」
「それが常識かどうかは知らんが。あき、勝手にどっか行くな。どうせ、迷子になるんだから。」
「ごっ。ごめんなさい。」
「あのー。なんかこの子、邪魔したみたいですみません。」
「あっ。いえ。全然。てか、ありがとう。えーと。あきちゃん?」
「あっ。はい。」
「ほらっ、行くぞ。」
「はるかの、いじわるーー。」
「何がだよ。」
「あのーーー!ハンカチっ!」
「あっ、大丈夫です!持っててください!!!」
・・・・・・・・・・・。
「あっ!!あのときのっ!」
「そっ♪あのときの。うちの制服だったから、探せば見つかるかなー?って♪探しちゃった。」
「えーと。怒りに来たんですか?」
「なんで?」
「だって、たくがしみじみと。って」
「あー。違う違う!ハンカチ。」
「わっ!全然よかったのに!ありがとうございます。」
「こちらこそ。あきちゃん♪」
「誰だお前?」
「おーい!飯食いに行こーぜっ!・・・・・。って。誰君?」
「ほら、この前あきがハンカチ渡した人。」
「「あーー。あの修羅場の。」」
「こらっ!!はるか!たく!!」
「はははっ!!全然いいよ♪俺は、3年の小松 けい 。よろしくっ♪」
「別に、お前とよろしくする気はない。」
「あはははっ!まぁーいいや。俺も別に君とよろしくする気はないから♪はるかくん♪」
「・・・・・。お前ムカつく。」
「まぁまぁ。はるか、落ち着けよっ!なっ?すいません、こいつ口悪くて。」
「そんなことより、お昼行くんじゃないの?あたし、お腹減ったんだけど。」
「俺もーーー。」
「じゃー俺も行っていい?」
「ダメ。お前なんかむかつくからくんなっ。飯がまずくなる。」
「まぁまぁーそんなこと言わないの♪いいだろ、1人増えるくらい。」
「飯がまずくなるからくんなっ。」
「じゃー。あきちゃん俺と2人で食べない?」
「えっ!?」
「「「はぁ!?」」」
「はるかくんは俺と食べるのイヤらしいから。それに俺、元々あきちゃんとお昼食べたいから来たんだし。いいでしょ?あきちゃん?」
「「「・・・・・。」」」
「チラッ。」
「・・・。お前が自分で決めろ。」
「先輩。あの。お気持ちはすごく嬉しんですがお昼は4人で食べるって決めてるので。あの、またの機会に。」
「うーん。残念♪じゃー今週の土曜は?」
「えっ?」
「だって、お昼4人で食べるって決めてるのは学校のお昼はってことでしょ?」
「はぁー。まぁ。」
「だったら、休日とか学校じゃない日だったら俺と食べても問題ないでしょ?」
「あっ。それは確かに。」
「だったら、今週の土曜は?」
「今週の土曜ですか?予定はないですけど。」
「じゃー。決まり♪そうだっ、メアドと携帯の番号教えて♪詳しいことはあとで連絡するから♪」
「はい。」
「じゃぁーまた後で♪」
・・・・・・・・・。
「何だアイツ?やっぱなんかムカつくな。」
「はるかはそればっかりじゃん。まぁー俺もちょっとムカつくけど。」
「でも、イケメンじゃん?」
「朋子はあーゆのが好きなわけ?」
「いや、パス。まぁ、たくとはるかよりは好みだけど。でも、無理。」
「・・・。」
「あき?」
「んーー。不思議な人。ていうか、頭いい人だなー。」
「はっ?」
「イヤだってさー。学校にいるときはお昼4人で食べるって決めてるけど休日とかは決めてないかさー。あたしまったくそこ気づかなかった。だから、頭いいなーって。」
「何?あき?気になっちゃってんのーー?」
「ちがうよー。」
「いやっ!あき、あいつはやめといたほうがいい!」
「何?たく。急に。」
「いやーなんかさー。うん。まぁ、あれだよ。」
「何?あれって。あはははっ!!」
「・・・。土曜行くの?」
「はるかは、行って欲しくないの?」
「別に。お前が決めることだろ?」
「行くよ。なんか約束しちゃったし。」
「あいつが勝手にだけどな。」
「ふふっ。確かに。・・・。でも一緒にいたら楽しそう♪」
・・・・・・・・・。
「満島 はるかくん。に。山本 拓海くんかー。なんかやっかいそうだなー。なによりもやっかいそうなのは片岡 朋子ちゃん。彼女、スルドそうだなー。まっ、別に関係ないけどね。
伊沢 あきちゃんかー。ふふっ。面白そうな子だなー♪土曜日が楽しみ。」
4人。昔からいつも一緒だった。学校でお昼って言うと必ず一緒に食べてた。
一緒に食べるのが当たり前になっていた。
この当たり前が当たり前じゃなくなるのは、すごく怖い。
何よりも。
1人になるのが怖い。
新キャラ!んー。なんか書いているうちにウザくなった。
でもまぁ。
次の話では、ウザさを取り除きたい!
と考えてます!