第一話 早速事件です
久しぶりです、漆黒の帝王です。
これからは、投稿を再開しようと思います。
まずは、この作品を完結できるように頑張りたいと思います。
はぁ、何で俺はこんなにもモテないんだ?
見た目だってそこそこだし、勉強はもちろんスポーツだってできる方だ。なのに、なぜだ?
「はぁ~」
溜め息が自然と出てくる。
「お兄ちゃんキモいよ、何ハアハア言ってんの?興奮してるの?
キモいからモテないんだよ」
兄に対して失礼な奴である。
この失礼な奴とは、俺の実の妹でありリア充である楠木亜利砂である。とにかくこいつはモテる。
長い黒髪のストロングで脚や腕は細く、テストではいつも満点、スポーツ万能。これはモテる。よくライトノベルのヒロインみたいな奴だ。
俺もこいつとよく比較されるから頑張ってきたつもりだ。
なのに、この差ですよ。
自分で思ってて悲しくなるわ!
「はぁ!何が興奮してるの?だ!溜め息だよ!」
「お兄ちゃんでも悩むことってあるの?」
「そりゃあるよ。学校のこととか、れ、恋愛のこととか」
ついうっかり言ってしまった。
笑いを堪えてるのが余計に腹立つな。
あの顔を見るに、彼女つくってみろよ笑とか思ってんだろうな。
「じゃあ、私が彼女になってあげようか?」
予想外の言葉に俺は固まってしまった。
冷静になるんだ。こいつは妹だ。手を出してはいけない。
「嫌」
「一言って酷くない?しかも、私初めての告白だったんだよ?」
上目遣いで言ってくる妹だが、そんなことは知らん。
それに、俺には好きな人がいるのだ。
「妹よ、告白は本当に好きな人にするものじゃ」
「そんなこと知ってるもん!」
そう言うと、妹は自分の部屋に去っていった。
今日の妹はなんかおかしかったな。
まぁ、あいつにも悩み事があるのかな?
時間があったら相談に乗ってやるか。
◆◇◆◇◆◇◆◇
今日は始業式だ。俺は二年生になった。妹は俺と一緒の柳田高校に入学した。柳田高校は、公立で市内では有名な進学校だ。勉強だけではなく、部活にも力を入れていて全国にもたびたび出場している部活がある。
妹は中学の頃からしていたバスケを続けたいらしくバスケ部に入るらしい。俺は、部活には入っていない。何故なら、生徒会に入ってるからだ。この学校では、生徒会に入ったら部活には入ってはいないというルールがある。
そんな俺は頭に桜の花びらを乗せたまま歩いていた。
「よっ!悠哉、何で桜乗せたまま歩いてんだ?」
今話し掛けてきたのは、北山陽希。サッカー部のキャプテンで、ちょっと肌が焼けていて校内でもそこそこ人気がある。そして、俺の名前は楠木悠哉。自己紹介はめんどくさいからやらない。
「まぁ、なんとなくだ。気にするな」
「いやいや、気にするでしょ!」
そう言うと、陽希は俺の頭に手を伸ばし上に乗っていた桜を払いのけた。まぁ、こんな感じで俺たちは中学の時から親友である。
そして、俺たちは他愛もない話をしながら学校に向かった。
陽希とは同じクラスなので一緒に向かっていると、後ろから俺を呼ぶ声がした。
「あの、悠哉くん。ちょっといいかしら?」
呼ばれたので振り向いてみるとそこには生徒会長の橋田瑠菜先輩がいた。ルナ先輩は、三年生で真面目で清楚でもう何もかも完璧で校内で一番人気である。
「おーい、悠哉くん?ボッーとして何考えてるの?」
「え、え、いや何も。さあ、先輩行きましょう」
そう言うと、俺は先輩の手を握りはや歩きでその場を後にした。
向かったのは、生徒会室だ。生徒会室は三階にあるため、朝は通る人も少ない。部屋に入ると、先輩が息を切らしながら声を掛けてきた。
「ちょ、ちょっと、悠哉くん、て、手をはな、して、ハアハア」
「え?あぁ、すみません」
俺は先輩の手を離し、先輩が落ち着くのを待った。五分くらいして、やっと先輩が落ち着いたので話を切り出してみる。
「で、何か用事ですか?」
「そ、その、言いにくい話なんだが、私と付き合ってくれ!」
「はい、分かりました」
あ?え、え?いつもの調子で返事してしまった。ど、どうしよう?今さら断れねえ。だって、先輩ピョンピョン跳ねながら笑ってるんですもん。
まじでどうしよう?
はいどうも、漆黒の帝王です。
今回も楽しんでいただけたでしょうか?
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