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神の遊戯  作者: 衆人
第2章
9/21

旅行

懸賞。

それは、限られた者にしか与えられない女神の果実。

そして俺は、

選ばれし者となった。



「イイイイヤッホー!」

子供のようにはしゃぐ我らがヒロイン(?)天野未来。

「あははは♪」

それと一緒にはしゃぐ流田明良。

はしゃぐのも無理はない。

俺たちは実験都市の外、グアムに来ているのだ。

この俺でさえもテンションが上がる。

懸賞でグアム3泊4日の旅行を当てた俺の運の良さを誉めてほしい。

そういえば、風見が帰って来ないな。何やってんだアイツ。

「ぜえ、はあ、ぜえ、はあ、ぜえ。」

よろよろとおぼつかない足取りで歩いて来る人影が一つ。

ここは俺たちが貸切状態であるので、当てはまるのは一人しかいない。

「風見ー何やってたんだよ」

「うるさいわ!何で僕が全員分のヤシの実ジュース買ってこなきゃいけないんだよ!お前らで行けばよかったのに!」

「そんなめんどくさいこと誰がするかよ」

「やれよ!」

「おーい、お前ら!

風見がジュース買ってきたから少し休憩しようぜー」

「「は~い」」

海で遊ぶ二人に大声で呼び掛ける。

そんな平和なビーチ。


「目標を確認。

現地時間3日後午前6時より、作戦を実行する」


2日目

清々しい朝。

「さてと今日は何するかな~っと」

今日の予定を考えながら背伸びをする。

すると、

バタァン!

ドアが勢いよく開き、二人の女の子が現れた。

「きょ、きょきょきょ今日から2日間で、」

「私たちと」

「「1日デートしてください!」」

・・・・・・・・・・・・・・・・

「は?」

何を言っているんだ、コイツらは。

1日デート?何のドッキリだ。

コイツらにフラグが建ってるのは知ってる。

しかし、こんなイベントを起こすとは思わなかった。

「OK、大体わかった。

で、今日は一体どっちとデートすることになるんだ?」

「そ、そそそそれを今から決めるのよ」

「二人でじゃんけんして、勝った方が今日、負けた方が明日・・その・・・あの・・・デートするの」

なるほど。

「じゃあさっさとやってくれ。俺だってデートの時間はたっぷり欲しいからな」

今までで最高の爽やかスマイルを送る。

「・・・・・・・・ッ!」

くらり

と、二人が同時によろめく。うん、やっぱ面白い。

「そ、そこまで言うなら仕方ないわね!」

「は、早く終わらせよっか・・・・」

二人とも顔を真っ赤にしてじゃんけんを始める。

「「最初はグー、じゃんけんポン!」」

さて、どっちと行くことになるんだ?

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