登場人物と世界観 ※イラストあり
一部ネタバレがありますのでご注意ください。
登場人物は増えたり記述が変わったりする可能性があります。
一番下に主要キャラ三人のイラストがあります。
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○登場人物
・初登場時は、エステル視点でのものです。登場した時の年齢なので、誕生日前の場合もあります。
・エステル成人時は、エステルが成人する年度の誕生日を終えた年齢です。
・食べ物とありますが、飲み物も含まれています。
エステル・シュアクリール《愛称：エシィ》
年齢：初登場時4歳。エステル成人時15歳。
容姿：ミルクティー色の髪。猫っ毛で先のほうがくるんと丸まる。紫の瞳。それなりの美少女。
好きな花：ハス・ミモザなど
好きな食べ物：柑橘類・チーズケーキ
嫌いな食べ物：レモンティー
主人公。卿家のシュアクリールの長女であり末っ子。前世の記憶持ち。
いつもは猫をかぶっているけど、気が強い。困ったときは直感任せ。
さっぱりきっぱりしてるようで、けっこう情にもろく、基本的にお人好し。
二度目の人生なので多少のことでは動じない……こともないが、それなりに観察力はあり、察しはいいほう。
ジルベルト・イーツミルグ《愛称：ジル》
年齢：初登場時12歳。エステル成人時23歳。
容姿：金にも銀にも見える白金の髪。薄い青緑の瞳。絶世の美少年（のち美青年）。
好きな花：スターチス・ブルーレースフラワー
好きな食べ物：アーモンドクッキー
嫌いな食べ物：クルミ
アレクシスの友人。卿家のイーツミルグの嫡男で、養子。
軟派なようでいて中々の切れ者で、酷薄な面もある。
感情豊かなほうではないため、逆に一度大切だと認識したものに関しては強く執着し、全力で守ろうとする。
アレクシス・シュアクリール《愛称：アレク》
年齢：初登場時12歳。エステル成人時23歳。
容姿：茶色にも見える金の髪。紫の瞳。それなりの美少年（のち美青年）。
好きな花：サクラ・ナデシコ
好きな食べ物：甘いもの全般(特にクリーム系)
嫌いな食べ物：酒の入ったお菓子
エステルの兄。シュアクリールの跡継ぎ。エステルと同じく前世の記憶持ち。
真面目で清廉潔白。一見冷めているように見えるが、基本的にお人好し。
二度目の人生なので多少のことでは動じない。実直で、少々融通が効かない面もある。
リゼット・フィランシエ《愛称：リゼ》
年齢：初登場時5歳。エステル成人時14歳。
容姿：金髪のふわふわ巻き髪。宝石のような水色の瞳。かなりの美少女。
好きな花：スズラン・ミニバラ
好きな食べ物：ホットココア
エステルの友人。家は商家。
天然気味でおっとりしている。感情豊かで情の深いいい子。
夢見がちなところがあるが損得勘定ができないわけじゃない。
アーニャ・ルッキー《愛称：アン》
年齢：初登場時10歳。エステル成人時15歳。
容姿：赤髪ストレートでポニーテール。茶色のつり目。背が高くてスレンダー。
好きな花：リンドウ
好きな食べ物：メロンソーダ
エステルの学友。家は定食屋を営んでいる。
はっきりさっぱりした性格で、リーダーシップがある。
ちょっときつい性格をしているが、一度懐にいれた人には面倒見の良さを発揮する。
エレナ・リーヴスフレイ《愛称：エレ》
年齢：初登場時18歳。エステル成人時21歳。
容姿：落ち着いたセピア色の髪。緑の瞳。かわいらしい美人。
好きな花：ユリ・カモミール
好きな食べ物：紅茶のパウンドケーキ
卿家のリーヴスフレイの次女。
一見完璧な女性。おしとやかに見えてちゃっかりしている。
リュシアン・カル・プリルアラート《愛称：リュース》
年齢：初登場時14歳。エステル成人時17歳。
容姿：赤みの強い金髪。金色の瞳。
好きな花：カスミソウ
好きな食べ物：ブラックチョコ
プリルアラートの第三公子。
ツンケンしているけれど素直じゃないだけで根は良心的。
イリーナ・メル・カラルシフィン《愛称：イル》
年齢：初登場時18歳。エステル成人時20歳。
容姿：黒髪ストレートロング。金茶の瞳。
好きな花：ヒマワリ・コスモス
好きな食べ物：アップルパイ
国主の弟の一人娘。
天真爛漫で、芯がしっかりしている。
イヴァン・ケイク《愛称：ヴァン》
年齢：初登場時13歳。エステル成人時15歳。
容姿：茶髪。紺色の瞳。
好きな花：ポピー
エステルの学友。
バカ正直で、ちょっと猪突猛進なところがある。
ローラン・ショーロブレッダ《愛称：ローリー》
年齢：初登場時16歳。エステル成人時17歳。
容姿：黒茶の髪。黒い瞳。
好きな花：スミレ
卿家のショーロブレッダの次男坊。
お人好し。いつのまにか損をしていて、それでも気にせず笑っているようなタイプ。
シルヴィア・シュアクリール《愛称：シーラ》
年齢：初登場時42歳。エステル成人時49歳。
シュアクリールの奥方。エステルとアレクシスの母親。
いつもニコニコ。ぽややんとしているけれど、意外としっかりした面もある。
コンラート・シュアクリール《愛称：クルト》
年齢：初登場時49歳。エステル成人時51歳。
シュアクリールの当主。エステルとアレクシスの父親。
真面目で誠実で、家族いわく心配性がすぎる。少し情けない面も。
アンジリーナ・イーツミルグ《愛称：アンジェ》
イーツミルグの奥方。ジルベルトの養母。
悲観的なところもありつつ、基本はおっとり朗らか。
フェルナンド・イーツミルグ《愛称：フェリー》
イーツミルグの当主。ジルベルトの養父。
一見、亭主関白。あまり感情を表に出さず、不器用。
○世界観設定
・プリルアラート
のどかな小国。プリルという名の首都があり、他に十数の領地がある。
山に囲まれていて、攻めにくく守りやすい地形。
戦争してまで手に入れるほどの物が特にないため、ここ二百年くらい平和が続いてる。もちろん王様の外交のおかげでもある。
制限君主制。お国柄ゆえか王族自体がけっこう気さく。
気候が穏やかで過ごしやすい。平和だということもあり、職人が集まりやすい国。
花とお菓子の国、と言われている。
・ラニア
プリルアラートの端にある小さな領地。
小国の中でもさらに辺鄙な田舎で、農業が盛ん。
・公と卿
それぞれの領地の領主は公と呼ばれる。
王は首都の領主という感じで、そのため大公とも呼ばれる。
公家はその領地で一番力を持っている家というだけで、王族の血を引いているとは限らない。
執政にあたり、公の下に卿が数人つく。卿の人数は領地の広さや発展度合いにより、五人～十二人ほど。
公と卿の主な執務にそれほど差はなく、公には分担された仕事以外に最終確認が追加される。
公家の力が衰えると、王が選んだ卿家に公の印を譲る。元公家は卿家に降るか、普通の家になる。
領地が豊かになったり、公家や卿家が没落すると、新たに卿家が立つことがある。卿は公よりも個人の実力を重視するため、元の地位はそこまで重要視されない。
（とはいえ家なしは無理。そのため孤児や貧しい家の優秀な子が裕福な家の養子になることは少なくない）
・名前についての風習
ファーストネームは人の本質を表すという思想があり、不躾に呼んではいけない。
初対面や公的な関係の場合は家名に役職や敬称、普通は名前に敬称、友人など私的に親しい場合は名前を短くした愛称を呼ぶ。
（例：エステル＞エシィ＞エシィちゃん・エシィさん＞エステルさん・エステル嬢＞シュア家のご令嬢）
また、同じような考え方で、長い家名も縮めて呼ぶ。名を名乗るときは長いまま。
（例：シュアクリール家→シュア家 イーツミルグ家→イーツ家 フィランシエはそのまま）
○主要キャラ三人のイラスト
真ん中がエステル、右がジルベルト、左がアレクシス。
エステル成人時くらいをイメージしています。
