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執筆プロセス:①自分に合ったやりかたを探すしかない

 世の中には小説の書き方を紹介する本、Web記事はたくさんあります。


・自分の書きたい話を書くか、流行に乗って売れる話を書くか

・プロットを詳細に作るか、とにかく書くことを優先するか

・最後まで書ききってから見直すか、書きながら同時に完成度を上げていくか

・書いたものをすぐに投稿するか、完成後に投稿するか


 こういったものは、「こちらを選んだ方がよい」と一概には言えません。


 その人の目指す作家像、確保できる時間、得意不得意などによって大きく左右されます。


■ 創作論は「参考にするもの」

 創作論というのは、


・事実

・常識的に正しいと考えられる一般論

・筆者自身の経験則から来る提案


 によって構成されています。


 プロットの話で言えば、「プロットは小説の構想を整理した設計図のようなもの」これは事実です。


 「プロットを詳細に書けば作品の完成度も高まる」これは一般論です。一部の天才はフリーハンドで傑作を書けるかもしれませんが、普通の人にとっては正論と言っていいでしょう。


 「そのため、執筆に入る前にプロットをなるべく細かく書いた方がいい」これは経験則です。その創作論を書いた人が、その方法で上手くいったから、皆もこうしてみたらどうだい? と言っているだけです。


 事実は事実として受け止め、一般論は自分に当てはまると思うならそれも受け止め、経験則はあくまで参考にとどめる。それが創作論の上手な使い方です。


■ 誰しもが独自の創作論を持っている

 小説をどういう風に書くかというのは、作者ごとのやり方があります。


 プロットを書いた方がいいと頭では分かっていても、実際に書こうとすると退屈で執筆自体を断念してしまう……そうなるくらいなら、プロットを書かない方がその人にとってはいいです。


 プロットを書くにしても、


・キャラの心情を追うのが苦手なので、キャラの感情の動きを重点的に決める

・書きながらキャラを自由に動かしたいので、シーンの細部はあえて決めない


 などのように、自分に合わせたやり方にカスタマイズしていったほうが建設的です。


 自分の能力に合わせて、労力を最小化しつつ、成果を最大にする執筆方法。それは、自分自身で作り上げるほかありません。


【今回のまとめ】

・創作論に正解はない

・創作論は必要に応じて参考にし、自分に合った部分だけを取り入れる

・創作活動を進めていく中で、自分だけのスタイルを作り上げていけばよい


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