キャラクター設定:①キャラ設定はネーミングから始まる
キャラクターは、設定の中でも読者の評価に大きく影響する重要な要素です。
今回はまず、キャラのネーミングについて考えてみます。
■ イメージ通りの名前をつける
唐突ですが、キャラ名のイメージクイズ? です。以下の①~④の名前から、どんなキャラなのか想像してみてください。
①野村光子 (のむら みつこ)
②風間爽介 (かざま そうすけ)
③一之宮龍華 (いちのみや りゅうか)
④柳川玄信 (やながわ げんしん)
もちろん、正解はありません。
ですが、私なら、
①は50代くらいの、普通の主婦
②は高校生~20代前半くらいの、さわやかイケメン
③は高校生~20代前半くらいの、お嬢様
④は70代くらいの、仙人みたいなおじいちゃん
のようなキャラをなんとなくイメージします。もちろんイメージは人によっても異なるでしょうが、できるだけ「それっぽい」ネーミングにした方が、読者の脳内に絵が浮かびやすくなります。
余談になりますが、このイメージというのは、時代や流行によっても変わってきます。最近だと、たとえば「五条」のようなネーミングは、なかなか気軽にはできません。
■ キャラの役割に沿った名前をつける
もし主人公が「田中一郎」だったらどうでしょうか。
逆に新鮮、という話もありますが、普通は「個性がない」、「普通すぎる」、「印象に残らない」といった感想になるのではないでしょうか。
逆に、わずかに出てくるだけのモブキャラが「城ケ崎竜士」だったらどうでしょうか。
ミスマッチをネタにするギャグシーンならともかく、重要キャラなのではと、読者に誤読させる要因になります。
したがって、
・主要キャラは個性的な名前にする
・モブキャラは普通の没個性の名前にするか、そもそも名前を設定しない
とするのが基本となります。
■ 賛否あるネーミング
ここでは賛否両論になる可能性があるネーミングというものを考えてみます。
※もちろん、意図があってあえてこういうネーミングを選択するケースもあります。
読者にとっての読みやすさを判断基準に、
・覚えやすさ
・見やすさ
の両面から考えていきます。
1.似ている名前
「コウタ」と「コウジ」など、似た名前が複数出てくると、どちらの話をしているのかパッと見で分かりづらくなります。
2.難読漢字
読み方が特殊な名前は、一度ルビを振った程度では覚えられないケースがあります。また、こうした名前は画数が多い漢字を含むことが多く、とくにスマホで読むときに視認性が悪くなります。
苗字が特殊な場合は初登場時を除いて下の名前で呼ぶようにする、といった工夫は必要でしょう。
3.長すぎる名前
横文字の名前で多いです。ミドルネームがあったりするとフルネームが長くなるので、一発ではなかなか覚えられません。これも、普段は愛称で呼ばせるなどの工夫が必要になってきます。
【今回のまとめ】
・名前の字面から得られるイメージを利用する
・キャラの役割によって、凝ったネーミング、そうでないネーミングと差をつける
・可能なら読者の覚えやすさ、見やすさを考慮したネーミングにする




