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閑話:①生成AI利用は作家によって向き不向きがある

 小説執筆の際の生成AIの利用についての話をします。


■ 筆者の生成AI利用歴

 私は、なろうデビューから2025年10月頃までの期間で生成AIを使用していました。主に設計段階での壁打ちと推敲と校正を目的に利用していて、「初心者であり一人で執筆することに不安があった」ことがAIを使用していた大きな理由です。


 その後、自分一人でも書いていけるという自信を得て、10月半ばからは執筆活動に生成AIを使うことはなくなりました。


■ 生成AIの利用についてのスタンス

 私は生成AIを使用して作品を作ること自体は別に問題ないと考えています。(自分が実際に使って書いていたわけですから、当たり前かもしれません)


 ただ、


・生成AIが作業の一部を担っている作品は、権利の所在についての不安が拭えない

・生成AI作品は避ける読者がいるのは事実で、AIを使わない方が活動上は有利に働く


 とは思っています。


 だからこそ、出来るだけ早く生成AIを使わず書けるようになりたいと思っていましたし、自信がついた段階で迷わず脱AIを選択しました。


■ 生成AIを使うと小説のクオリティは上がるのか

 私が生成AIを使わなくなった理由は実はもう一つあって、「生成AIを使ったからといって作品のクオリティが上がるわけではない」と思っています。これは、実際に使ってみて思ったことです。


 ただ、この言い方は正確ではないかもしれません。「自分の中で書きたい作品のイメージがあって、かつ小説を書く能力がある人間は、生成AIを使っても作品のクオリティが上がらない」が正しいです。


 私は物語の設定を考えるのは好きですし、こういう作品を書きたいというイメージがかなり詳細にあります。その状態で生成AIに書かせると、細かい設定やニュアンスが伝わり切らず、イメージと違う文章が出てきます。


 それを受けて、訂正のために細かい設定を一生懸命に打ち込んでいく作業は、この上なく無駄です。自分で書けるのなら、自分で書いてしまったほうが話が早いです。


■ 生成AI利用が向いていると思われるタイプの作者

・生成AI利用に抵抗がない(重要)

・生成AIを使った場合のデメリットを理解している

・作品の設定が大まかにしか決まっていない、あるいは決めるのが億劫

・細かい設定や表現にこだわりがない

・長い小説を書く能力に不安がある


 こういうタイプの作者さんは、生成AIを使うことで執筆が捗るのではないかと思います。私は残念ながら、これには当てはまりませんでした。


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