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ストーリー設計:⑤視点はどう楽しんでもらいたいかで選ぶ

 小説を書き始める前に、決めなければいけないものの一つが、視点です。


 基本は一人称視点、三人称視点、三人称一元視点。この三つの中から選択するのが一般的です。どれを選ぶのがいいという話ではなく、作品の性質によって異なります。選ぶ基準は、「読者にどう楽しんでもらいたいか」で考えるべきです。



■ 一人称視点

 主人公視点で話が進行するため、最も感情移入がしやすく、臨場感のある視点です。心理描写を書きやすく、主人公の知っていること、感じたことが中心となるので情報の管理も比較的簡単です。


 半面、同じ作品内で主人公以外の視点に移すことは難しく、さらに主人公の見えない場所で行われるシーンが描写できないという制約があります。


・キャラに感情移入して、緊張感を楽しむ作品

・キャラの心理描写に深く踏み込んで描く作品


 こういった作品は一人称視点に向いています。


■ 三人称視点

 キャラを第三者視点で眺めるため、主人公が登場しないシーンであったり、誰もいない場所にキャラが入って来るところから描写したりと表現の幅が広がります。


 デメリットとしては、キャラの心理描写を心の中の台詞として描写する際の制限が強く、言動を通して描写するしかありません。「憤った」、「苛立って」のような、感情を表す地の文がうっかり混じらないように注意する必要があります。


・複数キャラの掛け合いを見せたい作品

・別々の場所で複数の出来事が同時進行するような作品


 こういった作品は三人称視点に向いています。


■ 三人称一元視点

 一人称の良さをある程度保持しつつ、三人称的な自由な視点切り替えも可能です。


 ただし、視点保持者が切り替わる回数が多いと読者の負担が増えるので、過度な切り替えは厳禁です。


 ベースは一人称視点と似ているので、一人称視点向きの作品に加えて、


・ダブル主人公のような、複数視点に切り替える必要がある作品


 こういった作品は三人称一元視点向きです。


■ どの視点を選ぶか

 最初に述べた通り、作品の性質による、というのが結論ではあるのですが、もう一歩踏み込んでみます。


 Web小説においては、一人称視点と三人称一元視点が多いように感じます。


 その理由としては、


・ごく普通の人物や、現代日本からの転生者が主人公ということが多い

・そんな主人公の成長譚、サクセスストーリーを描くことが多い


 ということで、より主人公への共感や感情移入を煽れるから、と考えられます。


 とくに三人称一元視点については、ほとんど一人称視点と同じ感覚で書けて、かつ視点切り替えの自由度が高いので、実際書いてみた感想としてもいろいろな作品で使える汎用的な視点だと感じます。


 まず最初に初心者にオススメする視点としては、三人称一元視点になるのではないでしょうか。


■ 作中の視点は統一する

 作中の視点は、最初に決めた視点で統一する必要があります。


 一人称視点で進んでいたのに、途中から急に三人称に切り替わるのは基本的にはやってはいけません。一人称の視点人物が変わるのも問題があります。


 三人称一元視点で視点人物を変える場合も、話の途中でいきなり変えると読者の混乱を招きます。Web小説であれば、話が変わるタイミングで切り替えるのが親切でしょう。


【今回のまとめ】

・視点は作品の内容に合わせて選択する

・あえて選ぶなら三人称一元視点が汎用性が高い

・最初に決めた視点で統一し、話の途中で変更しない


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