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ストーリー設計:③読者に伝える情報は徹底管理する

 ストーリー設計の中でも、情報設計は極めて重要です。


 情報設計とは、「誰が」、「いつ」、「なんの」情報を持っているのか、ということを管理するものです。


・読者が知っている情報

・キャラが知っている情報

・設定で決まっている情報


 これらに不整合が生じると、話が成立しなかったり、読者が話についてこられなかったりします。


■ ありがちなミス

 よくあるのは、キャラが知りえない情報を知っているケースです。あるシーンでそこにいなかったはずのキャラが、なぜかそこで起こったことを知っていて口に出す、といったものです。


 作中では視点を切り替えながら話の全容を書いているので、出てきた情報はキャラも知っているはず、と思い込んでしまうミスです。


 こうしたミスは、目ざとい読者はすぐに気がつきます。違和感を覚えた時点で話への没入感を阻害されているわけで、読者の満足度は当然下がります。


 他には、設定を読者に伝えきれていないケースです。設定集にはあるのに、作者が書き起こすときに漏れてしまうというミスです。


 これはかなり致命的で、読者が知らない情報を前提として話が進んでいってしまうわけです。当然、話についていけず、その時点で切られてしまう可能性も大いにあります。


 そして、このミスは作者が自覚できない可能性が高いです。作者からすれば知っていて当然の情報ですから、漏れていることになかなか気づけません。


■ 情報設計の必要性

 こういったミスを回避するためには、「どの段階で」、「どこまでの情報を知っているか」を、「読者+キャラごと」で管理する必要があります。


 想像するだけでも大変そうです。ですが、大変そうということは、それを脳内だけでミスなく進めるのは極めて困難、ということです。


 プロットを書かない派の作者であっても、情報設計はノートに書くなりエクセルにまとめるなりして、整理するようにしたほうがいいのではないでしょうか。


【今回のまとめ】

・情報の不整合があると、読者が離れる要因になる

・情報設計はできるだけ詳細に書き起こして管理するべき


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