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桜の季節  作者: masato0005
3/3

晴天

「今日も良い天気だね」

覚えているのか分からないが

初めて会った時と同じ言葉をかけてきた

「結婚したんだな。おめでとう」

自分としては別れても心から裕美子の幸せを願っていたからこその言葉だった

「なに言ってんの、自分だってあんな可愛い子がいるんでしょ

お互い おめでとうだね」

4年前よりずっと美人になった笑顔に目が合わせづらい

それから30分ほども子育ての大変さから始まり

子供の進路まで

さしづめ近所の奥さん連中がベラベラ公園で何時間もしゃべってるのは

こんな話を延々としてるんじゃなかろうかと思われる話題だった

でも別れぎわが全く違っていた。

ベンチから立ち上がり際に急に顔を近づけ

触れるか触れないかわからないぐらいのキスをしてきた

「じゃあ またね、携帯番号も変えてないから連絡するね」

僕はあわてて回りを見回したが

子供は砂遊びに夢中だしこんな公園には他に人もいるわけもなかった


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