表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/61

CP、2 サーフショップは勇者の店

 勇者、サーフショップはじめました。

 

 サーフショップ勇者の店を営むのは、アルスとローラ夫妻だ。

 アルスは異世界では勇者、ローラは一国のお姫様なのだが、こんなのはなんとなく頭の片隅に入れておけばいい。初見でも読めると一応、銘打っているのだから。

 アルスは息子のマルスを抱きかかえ、欠伸をしながら階段をおりて食卓へやって来る。

 テーブルには4人分の朝食。

「・・・・・・」

 アルスはそれを一瞥すると、愛息をベビー椅子へと座らせる。

「おはよう」

 彼は妻ローラに挨拶をする。

「アルス、マルス、おはよう」

 ブロンド髪の美人妻が振り返り微笑みかける。

「今日で?」

 彼の問いかけに、

「一年」

 彼女は即座に答えた。

「そっか」

 アルスは一言呟き、椅子に腰かける。


 コポポポ~。

 アルスのカップにコーヒーが注がれる。

 湯気が漂い豊かな香りが鼻腔に入る。

「アリス、元気にしてるかな」

 彼は熱々のホットサンドを頬張った。

「大丈夫」

 ローラは確信めいた口調で言いきった。

「うん」

「わたしたちの子どもですもん」

 彼女は愛息の食べ散らかしたテーブルを拭きつつ頷いた。

「うん」

 彼もまた頷く。


 朝食後。

 青空を見て、勇者は大きく伸びをする。

「うーん!ささ、いっちょ、元気にやりますか!」

 アルスはサーフショップ勇者の店の開店準備に取りかかる。




 いらっしゃいまし~。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ