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平凡  作者: 山頭 幸
目覚め
4/5

03

 どっどっどっという、心臓の音が体内に響く。


 それは、あまりにも突然のことであった。



 思わず息を止めていたことにも気づいてはいなかった。



 琴音は、ゆっくりと目を開け、止めていた息をぶはっと吹き出した。




 膝に手をつけ、乱れた呼吸を整える。遅れて、じんわりと嫌な汗が身体をつたった。


 乱れた呼吸を整えながらも、ようやく何が起こったのかを考えだした。





 この間、わずか数十秒ほどの出来事であった。





 自分は雷に打たれたのだろうか?



 だとしたらなぜ今、自分は生きているのだろうか。

 怪我なんてどこにも見当たらない。



 そんなことより頭が痛かった。




 とにかく疲れた琴音は、もう何も考えたくなくなり、ぼーっとした頭のまま、トボトボと家に帰るのだった。



 帰宅して早々にシャワーを浴びた琴音は、ひどくなる一方の頭痛に顔をしかめながら、薬を飲んでベットに飛び込んだ。



 眠りにつくのは容易なことであった。










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