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美琴 Accounting!! 簿記の基礎知識講座  作者: 剣世炸
3級商業簿記編
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36/74

★chapter30 「クレジット売掛金」って何!?

 ある日、家族で出かけたレストランにて…

「ふぅ!うまかったな!!」

「ここの味は、いつ来ても変わりませんね、あなた!」

「パパ、ごちそうさまでした♪」

「父さん、会計は!?」

「おお、そうだな。みんな、忘れ物しないようにな」

「父さん、私が最後確認するから大丈夫よ」

「真琴が確認するなら安心だ!さて、私たちはレジへ向かうとしよう」

”スタスタスタ…”

「君。会計を頼むよ」

「はい、本日はありがとうございました」

”ピッ”

「お会計は5,200円でございます」

”スッ”

「これで頼むよ」

「パパ、カードで支払いなんてカッコいい!!」

「(…単に、財布の中が寒いだけなんだが…)」

「どうしたの?パパ…」

「いや、何でもない!美琴も大人になってクレジットカードを作れば、キャッシュレスで買い物や飲食ができるようになるぞ」

「まぁ、確かにそうなんだけど…私は今もやってる電子マネーに現金をチャージして、それで決済するまでかな…クレジットカードだと、際限なく使えちゃうし…」

「まあ!美琴も言うようになったわね!?」

「ママ…私も、もう高校生なんだよ!それに、学校で簿記とか経済とか勉強してるんだし…」

「…私には、何か別の理由があるようにしか思えないのだけど、ね!」

「ん?二人で何の話をしているんだい!?」

「パパ!」

「あなた…何でもないわ!」

「???」

”スタスタスタ…”

「特に忘れ物はなかったわよ…って、どうしたの?」

「…いや、何でもない」

”ジーーーーーーーー”

「…カードとご利用明細のお返しです」

「あ…ああ、ありがとう!」

「ご利用ありがとうございました!またお越しください!」

”スタスタスタ…”

「それにしても、本当にキャッシュレスの時代になりつつあるんだね!」

「私たちが若いころから、キャッシュレスの時代が来るとは言われていたのだけれどね」

「私も会社の法人カードを持っていて、クレジット決済できる物品はそれで払うように言われていてな…現金で決済するのも面倒くさいから、極力その法人カードを使って、会社の物品を購入するようにしているぞ!」

「この前の簿記の授業でも、戸山先生が言ってたなぁ…『そんな時代だからこそ、簿記も時代の変化に合わせて変更を加えている』って」

「…『クレジット売掛金』とかの話ね!」

「そう!お姉の言ったそれそれ!!」

「今の簿記には、そんな勘定科目があるのか!」

「そうなんだ!、パパ!」

「さっき父さんが決済した取引をレストラン側が仕訳すると


(借方(左側))クレジット売掛金 5,200


/


(貸方(右側))売上 5,200


になって、クレジット会社から例えば手数料10%を差し引かれて当座預金に振り込まれた場合は…


(借方(左側))当座預金 4,680

        支払手数料 520


/


(貸方(右側))クレジット売掛金 5,200


て感じの仕訳になるわ!」

「売上を計上した時に手数料を認識するパターンもあるよね!」

「ええ。その場合は…


(借方(左側))クレジット売掛金 4,680

        支払手数料     520


/


(貸方(右側))売上 5,200


って仕訳をしておいて、当座預金に代金が振り込まれた場合は…


(借方(左側))当座預金 4,680


/


(貸方(右側))クレジット売掛金 4,680


って仕訳になるわね」

「そうなのか…簿記も、私たちの時代とは、ずいぶんと変わってしまったんだな、母さん…」

「(…先輩が『これで!』なんて言いながらクレジットカードで決済するところ、見てみたいなぁ…)」

「どうしたんだ?美琴…」

「父さんに母さん、美琴のいつもの妄想だから、あんまり気にしないで!」

「!!!」

「???」


…


chapter31 に続く

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