街に着いて、すぐにギルドに向かわない?
警備が厳しいのかと思いきやすんなり門を通過できた。
街並みはファンタジー感ある。
やっぱり異世界!
あの世界観があるなぁと思いにまじまじとみてた。
停留所に着いたみたいだ。
リーダーのフォルクスさんが
「サインもらったから報告しに行くぞ。」
「メイオウさんたちは冒険者ギルドに行くのなら一緒に行くかい?」
おぉ、冒険者登録なんてと気持ち高ぶってたら
フェルセが、
「私たちは、一旦宿を探します。」
「ええ?!!」
ライカさんが、残念な顔して肩をおとした。
そんなライカをフェルセが見て
「ライカ、また会いましょう。」
「はい!」
ライカさんが、元気になった。
変わるのが早い。
【ロースター】の面々と別れた。
「宿の場所わかるのか?」
「私はちょっと有名なんですよ。」
会話がずれてないか?
「宿の場所…」
ムッとした顔で
「宿よりも私が、有名なのか聞かないんですか?」
聞かないと面倒くさそうで、
「宿に向かいながら聞くよ。」
フェルセの鼻高々な顔して
「宿は、あっちです。」
フェルセは、やすみになるとこの世界に来て冒険者稼業しながらストレスを発散してたと。魔物倒すなら報酬ももらった方が良いと思いギルドに登録したら、たちまち高ランクの冒険者になってしまった。
「まぁ私は絶世の美少女、天使のような… 天使ですからね。力も使いますよ。ほとんどの敵は楽勝ですよ。」
そりゃ天使の力使っているんだよ。そりゃ無双だよ。
これこそ異世界転移で出てくるチートってヤツだな。
この世界で自分の力が、どのくらいなのか気になるけど
神の力が、通用しない敵がいるのか気になった。
「フェルセ…」
「?!」
フェルセが、少し目を大きくして、少し顔を赤くなった。
「フェルセの見た目からして美少女って言うけど少女じゃないよな。」
ムッとして
「少女なわけないです。れっきとした大人ですよ。」
「何故美少女っていう?」
悩んだ顔して
「少し美しい女という意味では?こんな私でも控え目にしてますよ。」
「神達には沢山の美女がいるから美女なんて言えないじゃないですか。普通よりも少し美女よりな…だから美少女なんですよ。」
「美少女の意味は、美しい少女って意味だぞ。」
「本当に?」
俺が頷くとフェルセが、赤くなってしまった。
「俺の前以外では使うなよ。」
フェルセが、顔を合わせない?
「冥王さま、宿につきましたよ。」
宿に着いたみたいだ。
思ってたより宿屋というよりホテルみたいな感じ
入ると広目のロビーに明るい照明、掃除が行き届いているキレイな所だ。
カウンターに向かうと
「あら、フェルセさんじゃないかい…」
中年で高身長な男性が笑顔で出てきた。
少し小綺麗な、印象の男?
「久しぶりです。今日からたぶん10日ぐらい取りたいんだけど」
「結構泊まり客が、多くてね。いつもの部屋が空いていたかなぁー?」
「いつものじゃなくて…」
「あぁ~。なるほどぉ」
何がなるほど?
「それじゃぁ、ダブルベッドの部屋かい?それとも…」
「おじさん、違いますって。2人なのは間違いないのですが」
「いつもフェルセさん泊まる時1人でとまるから遂に、春がきたのかと。」
「…」
フェルセが、すごく小さい声で呟いていたが聞こえないなぁ。
「そうなると2部屋だよね。うーん」
店主が悩む。何か企んでる?
「ちょっと予約が多くてね。今空いているのが1部屋になるけど…ツインベッドの部屋になるけど」
フェルセが、悩んで聞いてきた。
「冥王さま、どうですか?一緒の部屋になりますけど。私は大丈夫ですよ。」
「俺も大丈夫だ。何かあるわけでもないだろう。」
「その部屋でお願いします。」
「10,000オルクで」
「冥王さま、お金あります?」
【オルク】が、この世界の通貨単位。
ふふふ異世界転移や転生で困るのはお金。
転移するとわかってれば入手する方法がわかってれば
「ある。」
10,000オルクだした。
何故かフェルセがムッとした顔をしていたのが不思議だよ。
小間使いに部屋を案内してもらって
やっと冒険者ギルドに行ける。ワクワクするね。
読んで頂きありがとうございます。
今の仕事時間が、ながいので考えて執筆している時間が少ないです。
更新が、遅くなりますが引き続き読んでいただけると有難いです。