表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冥王さま異世界に憧れる。  作者: なまけものなのな
始まりの街編
7/173

憧れからの魔物解説と自慢を受ける

 ギルドの話で少し盛り上がってたいたがふとロースターのみんなが魔物って言ってたのを聞いて確認したら、先ほど倒したコボルトは()()()()()ではなく()()だそうだ。

 ダナーさんが人差し指を立てて解説をしてくれた。


「基本、魔物は自然繁殖したり大地から発生している魔力溜りや死骸から出てくるけど、モンスターと言う分類はダンジョンから生まれた魔物の事をさします。でも今どきはモンスターも、魔物も同じとしてとられてますけどね」


 魔物は、俺達が歩いている大地や海などに生息し生きているのだという。もちろん自然に繁殖をし街、村など作物や人間などを襲ったりして被害だが、魔物を倒すと種類にもよるが、食用の肉を採れたり素材がとれたりとして生活に必需品となる。

 そしてモンスターの分類は、基本魔物と見た目は区別できないがダンジョンに生まれダンジョンで行動する。ダンジョンがある街で過去に1度だけ街にモンスターが溢れかえって壊滅したらしい。つまりモンスターのスタンピードが、発生したのだ。次に起こさない為、国が解放して冒険者や軍隊の成長と稼ぎの場所として提供している。

 そのモンスターは、ダンジョンに足を踏み入れた人間を敵として攻撃する。そして、倒すとアイテムや素材、たまに豪華な宝箱を落とす。仕組みは未だ不明らしいが、ダンジョン自体がドロップ品を作り出し、ドロップ品を媒体にして魔素が集まりモンスターと形造るのが説だと言われているらしい。

 ダンジョン系ファンタジーに、よくあるなと聞いてて思ってしまったよ。


「そうだよな。たまぁに、フィールドにモンスター現れんだよ」

「倒したと思って素材取り分けようとしたらドロップ品落として肉体が、消えたよな」


マイクさんとマラダイさんが、入ってきた。


「ダンジョンに魔物がいたと言う話しもききますよ。そう言う魔物を【はぐれ魔物】・【はぐれ】って言いますよ」

「はぐれ魔物が、ダンジョンに入ってもモンスターに襲われるんだよなぁ。同種族でも攻撃しあってるらしいよ」


 ダナーさんが、はぐれ魔物について説明してくれたら、マイクさんが、はぐれ魔物の不思議を言ってきた。

 魔物とモンスターの区別が、わかったが倒した後に肉体が残るか消えるかだけなのかと思ってたところ。


「特殊なのが、出現する時があるんですよ」

「特殊なモンスター?レア的なやつ?」

「モンスターもそうですけど魔物でも出るんですよ。レアというか進化というか、よく言う変異ってヤツですよ。たまに見た目やら色が違ったり異様に体格が変わってるのが現れるんですよね」


 特殊な個体と進化しての固体は違うらしい。

 魔物やモンスターの進化と言えば、さっき倒したコボルトが、剣や斧など武器の扱いを覚えて、それを持って戦う個体をコボルトから進化したコボルトファイターになり、魔法を使うとコボルトメイジに進化したりしていく個体もいる。あと派生してハイ・コボルトになっていき、集団が大きくなるとコボルトリーダーやコボルトキングになる個体もいるらしい。

 ゴブリンも同じように環境の変化で個体が、進化してくと。


 特殊は個体はさっきのコボルトでも言える。よく話に上がるのが時々毛色が違ったりする。ほとんどのコボルトの毛色は、灰色だがブルーの色が混ざっている時もある赤とか見てわかるぐらいの違う色があると聞いているらしい。

 名前付きの魔物も要て、名前付きの魔物は、特殊な能力と戦闘経験が豊富で強い、たまに言葉を話したりするのもいると。

 そんな話しをしてくれたダナーさんが最後にこう言った。


「名前付きの話は、ごく稀に話が噂程度に飛び交うけどな。喋れる魔物って眉唾物ですね」


 色々説明をしてくれてたダナーさんの近くで、マイクさんとマラダイさんがうんうんと頷いていた。


 ロースターの男3人と話しを聞いていてふと、リーダーのフォルクスさんは?と探してみると操舵手をしている商人の隣で話しをしていた。


 同じく馬車の荷台にいるライカさんとフェルセ。ふたりは俺達と荷物を挟んで反対側にいる。ライカさんと話していて、フェルセが笑っているので楽しい話をしているのだろう。女性同士の会話なんて聞かない方が良い。


「おい、そろそろ着くぞ。準備しろよ」


 フォルクスさんの声に商人さんが「大丈夫です。王からのお達しを貰っているのでカード出さなくてもすんなりと通れますよ」と言ってくれた。


「そうだ。メイオウさんは冒険者ギルド加入してなかったんだよな」

「メイオウさんは、他に身分証とか持っているですか?」

「俺、無いな……」

「メイオウさん、運が良いな。入るのにお金取られるからな」

「俺達みたいにギルドカードあると免税されるんだよ」


 マラダイさんとダナーさんも心配してきてくれたがマイクさんもフォルクスさんもギルドカードを自慢そうに見せてくる。


「もぅ着くんじゃないですか?」


 ライカさんが、商人の荷物越しに上から覗き込んでいるが左手には冒険者ギルドカードを見せてきてた。

 俺は、自慢気に見せびらかしてきているロースターの面々に聞いてみた。


「皆さん、冒険者ギルドに登録したの最近なんですか?」

「俺達は、3年ぐらい立ってて……」

「実は最近、ランク【D】になったんですよ」

「【E】から【D】に上がって受けられる依頼の内容が広がったもんな」

「ギルドカードは、俺も取らないと」

「そうですよ冥王さま、着いたら早速行きますよ」


 そうこうしている間に町が大きくなり首を動かさないと全体が見えないぐらいになってきた。そして町を囲む外壁が、高くそびえ立ちこれは明らかに【町】でなく【街】であり、かなり沢山の人がいるみたいな外観と外壁だなと思ってたら外壁を守る門番をスルッと通り抜けて行った。

読んで頂いてありがとうございます。


遂に街に到着です。

冥王さまは、冒険者ギルドに登録するのか?しないのか?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ