依頼再び受けました。今度は一気に3件。
ギルドカードに〔3〕の数字がある。
依頼受けてしまった。
「冥王さま、確認しました?」
「いや、まだだけど。」
「ワイバーンも期待ですが、こっちの方が確実ですよ。」
何が確実?見た方がいいな。と思いカードの数字に触れる。
【ゴブリンの討伐】ゴブリンの群れを発見、メイジの存在を確認してます。プルーフの西の岩山に確認報告あり。
【コボルトの討伐】コボルトの確認あり。ガル平原にて存在の確認報告あり。赤い存在確認あり。10体討伐依頼。
【ゴーストの討伐】未確認。アルの森にてゴーストらしき存在を見たと言う噂あり。討伐報告は魔石にて報告を。必須スキル、除霊、聖魔法。
最後のゴースト怪しい。
異世界物の定番、ゴブリン登場だけどメイジって魔法使うゴブリンだよね。どんな魔法使うのか気になるよ。
赤いコボルト?赤いって何かあるのかな?
登録された依頼書を見てたら
「メイオウさん、フェルセさん。」
聞いたことある声の方に振り向くとそこには【ロースター】の面々がいた。
リーダーで剣士のフォルクスさんが声をかけてきた。
戦士のマラダイさんが、振り向くと同時に
「すごいっすね。ワイバーン倒したのなんて。」
「俺たちも別の依頼が、終わってギルドに戻ってきたらワイバーン討伐の依頼が終わったって耳に入ってきて。」
マラダイさんの隣にいるフォルクスさんが状況を教えてくれた。
「メイオウさんも大変じゃぁなかったですか?あの森にやたらとでてくるホッパー」
「思い出させるのやめてくれ」
「あれ、突っ込んでくるだけなんだけど頭硬いから胴体狙うしかないんだよな。」
マラダイさんが苦い顔してたらマイクさんが倒した方法を言ってマラダイさんが「やめてくれー。おぇぇぇー」
ホッパーを倒したときに中身をかぶってしまったらしい。
気持ち悪い顔をしているマラダイさんをみて2人とも笑ってる、仲が良いチームだなぁと。
「あれーフェルセさんとメイオウさん?」
「こんなところで会えるとは!!」
聞こえてきた声は神官のライカさんと魔法使いのダナーさん。
ダナーさん依頼報告をしている。
そうだ魔法について聞きたかったんだ。
フェルセは、ライカさんと話をしてるところで
「ダナーさん、魔法や魔石について聞いてもいいですか?そのへん疎くて…」
「いいですよ。立ち話もなんですし」
「リーダーあの店いこう!!」
マイクさんがノリノリでフォルクスさんが、
「あの店か!!いいな。」
「みんなでいこう。」
マラダイさんもノリノリ
「近くに【カナリア亭】って店にいきましょう。」
「カナリア亭は、美味しいんですよ。特にグラタンが美味しいです。」
ライカさんが、にんまりとフェルセに言ってる。
美味しいそうな顔をする。
「一緒についていっても?」
「もちろん。俺たちは依頼が、達成したらカナリア亭に行くのが極りみたいなのあるよな。」
「稼いだ後にしか食べられないからなぁ」
マラダイさんとフォルクスさんがウキウキしながら話す。
「結構高いんですか?」
聞いてみるとみんな一致して
「美味しすぎて沢山頼んじゃうんだよ!!」
美味しい料理楽しみです。宿屋のレストランも美味しいけど街の定食屋みたいなのって美味しい気がする。
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席を案内され直ぐに
「グラタン3皿ください。」
店員にマイクさんが、座るか座ってないかという瞬間に頼んだ。
「ここのグラタンは1皿で2人~3人分くるんだよ。取り分けして食べるのがここのお店の習わしみたいなもんだよ。」
フォルクスさんたちと一緒にきてよかった。
もし知らなかったら食い過ぎるよね。
大皿できた。アツアツで美味しそうだ。ライカさんが取り分けしてくれた。
「そう言えば、メイオウさん。魔法についてだったかな?」
ダナーさんが質問を聞いてきてくれた。
「そうです。魔石についてもお願いします。」
俺も言おうとしてたら、フェルセが言ってきた。
フェルセも知りたかったのかな?
「ワイルドボアのステーキです。」
「待ってました。これもいい火加減で美味しいんだよねー」
マイクさんがニコニコして取り皿にとる。
「あーマイク!!取り分けるから」
ライカさんが、分け始めた。
「魔法って使える人と使えない人がいるんだよな。でもリーダーも俺も魔法は使えないけどスキルで魔法に近いの使えるのはなんでだろう?普段は気にしないんだけどな。」
「お前は普段から今もほとんど気にしてないだろ!!」
「リーダーにはバレバレだな。」
マラダイさんが、頭をポリポリかいてテレる。
魔法は、使えないけどスキルは使える?
何が仕組みあるのかな?
読んでいただいてありがとうございます。
更新が遅くてすみません。
次は魔法と魔石と食事です。