冒険者ギルドに登録です。
レストランを出て冒険者ギルドに向かおうとするけど
街並みの風景が、キレイ。
空もまだ明るい。
色んなお店も並び目移りしてしまう。
笑顔で目玉商品を進める店員。
んー異世界モノです。
きてよかったと思う。
「冥王さま、色んな店がありますね。」
「出店ってやつか?」
「そうだと思います。」
歩いていると良い声で、
『おっ!そこの旦那見ていって!!。これほとんどダンジョン産だよ。』
ダンジョン産?ダンジョンでドロップした物って事だな。
「見ましょう。」
フェルセが、ニヤリってする。
見てみると装飾品が多くはないが並んでる。
「これは?」
銀色の腕輪をさした。キレイな装飾で大きい宝石が、はめられてる。
「おぉっ!これですね。【………】なんだっけ?」
店員のおっちゃんが忘れてしまっているらしい。
忘れるなんて…
「思い出した。【体力値が少し上がる腕輪】です。」
体力が、あがるって正直いらないかな。
「冥王さま、ギルドに行かないと。」
ここでフェルセの助け船。断れるけど見いっちゃうだよね。
おっちゃんに礼を言ってギルドに向かう。
「あれ、確かに体力上がりますけど最大値の1%アップの腕輪ですよ。」
フェルセが、密かに鑑定してたらしい。
買わないけど買わされなくて良かった。
「あと、あの装飾品ほとんどダンジョン産じゃないですね。手作りですよ。」
鑑定ってスゴいな。
色々な出店があるけど、冒険者ギルドにいく。
ーーーーーー
冒険者ギルドの前に立つ。
独特な建物かと思いきや普通の大きい宿屋みたいな建物。
入るとロビーにテーブルや椅子があり多くの冒険者がいて盛り上がっている。
周りにいる人が、俺をみる。いやフェルセを見てるのか。
二つ名あるから有名なんだろうな。
とにかくカウンターにむかうかぁ。
「すみません。冒険者に登録したいんですが」
カウンターにいる受付嬢に伝える。
髪の毛を後ろに縛って上品な笑顔で
「登録ですね。ギルド登録とカード発行に50オルクになります。」
「すみませんがこちらの板に両手置いてください。」
お金を払い板に手を置くと板が、光だした。
少し経つと消えて
「ありがとうございます。もぅ大丈夫ですよ。」
板から手を話してソワソワしてきた。
そう言えばフェルセがいないなぁと思ってたら受付嬢が、
「【メイオウ】さん、」
ナマエが【メイオウサマ】ではなくて良かった。
「こちらがギルドカードです。」
白いカードが渡される。
「説明ですが。このギルドカードにはご自身のステータスを確認できる魔法が登録されてます。カードに魔力を流すか、ステータスと言うとメイオウ様のステータスが表示されます。
消す場合も魔力を切るか、もう一度ステータスと言うと消えます。
前までは魔法印を体に刻んだりしたのですが、少し問題があったのでカードのみとしてます。」
問題、何があったんだろうな。
続いて説明が、
「メイオウさんは、初級者なので【F】ランクになります。あちらの壁に貼り出されてる依頼で、現在適応ランクがFランク以外の依頼は受けられないので気を付けてください。」
【F】ランクってどんな依頼が、あるんだろうな。
「パーティー内で高ランクの方がいる時は、その高ランクまでの依頼が受けられます。」
「高ランクの依頼を受けたが、その高ランクの冒険者がいなくなり低ランクの冒険者で依頼を進めようとしたが失敗というケースもありますので注意してください。」
そこは、自己責任なんだなぁ。
「忘れてました。Fランクの冒険者の方は、1ヶ月間以内で1回依頼を受けてください。1ヶ月以内に1回は、必ず依頼を完了させて報告をください。依頼を受けずに1ヶ月を越えた場合、登録が抹消されます。再登録する場合は、発行料50オルクと再登録料の50オルクの合計100オルクかかりますので、お気を付けてください。」
1ヶ月間依頼は受けないといけないと無効になるのか気をつけないとな。
「細かい基本的なルールは依頼ボードの隣にありますので見ておいてください。説明は以上です。」
これで晴れて冒険者だな。
異世界モノのお決まりは冒険者になるか勇者とか魔王などもあったかな。勇者や魔王はやっぱりイヤだよ。
そう言えばフェルセはどこだ?
読んで頂いて本当にありがとうございます。
遂に冒険者になった冥王さま。
次回は、依頼をうけます。