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エッセイ

小説を書くのが苦痛です

作者: ロロサエ

「痛ってぇ!!」


キーボードを叩いた途端、脳天を駆け抜ける苦痛に俺は顔を歪めた。

指先からは、ジンジンとした痛みが伝わってくる。

体に纏わりつく様なこの鈍痛は、ここ最近消えない苦しみだ。


「これは、天が我に科した罰なのだろうか……」


中二臭いセリフが、口をついて出てしまう。

感覚神経のつまった指先は、小さな傷であっても大きな痛みを引き起こすのだ。

これは、水仕事の多い主婦には、この時期だけではない悩みかもしれない。

まったく、困った事だ。




と、何だか大袈裟に表現してしまったが、何の事は無い、指先のアカギレである。

親指と中指のツメの辺りがぱっくりと割れてしまい、タイピングの度に痛みが走るのだ。

しかも、両手なので始末が悪い。

ブラインドタッチの出来ない私は、ほぼ中指と人差し指でタイプするのだが、その中指がやられているので、どのキーを打っても痛い。

これは、本当にキツイ。

まるで修行の様である。

母親が、冬のこの時期よくこぼしていたが、実際に自分で体験してみると本当に大変である。

感謝しかない。


しかも、私の仕事はロボットの起動ボタンを押す必要があるのだが、これがまた具合が悪かったりする。

ボタンの周りは、押し間違いを防ぐ為にカバーの様になっているのだが、これがまた絶妙に指先を刺激する事がある。

急いでいるからといってエイヤッとばかりにボタンを押すと、たまにカバーが傷に直撃し、思わず「うぉ!!」と叫びたくなる激痛が走る。

割れていない人差し指、薬指、小指では押し辛く、中々に厄介である。


洗い物の時には手袋をしたら防げるのかもしれない。

ハンドクリームでケアすれば、悪化しないのかもしれない。

面倒臭がりなのも問題であろう。

一度割れると中々に治らない。

この時期は、本当に厄介である。

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― 新着の感想 ―
[一言]  保護用の「指サック」がいろいろ市販されているみたいですよ?  あとは指輪式の「つけ爪」はどうでしょう?  デザインによっては厨二力も上昇する装備アイテムです。  厚紙を丸めてテープで巻く程…
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