夏の夜
美夜と秋はテレビに顔を向けた。「別に」二人は同時に言った。「ねー皆でこれからコンビニいかない?」沙夜は険悪な場を和やかにしようと提案を出した。私は心のなかで(ナイスよ!沙夜!)と思った。しかし同時に余暇ならぬ不安を感じた。これが初めて彼と会うことになった夏の夜なのだ。
私達は四人で歩いてコンビニに向かうことにした。「ねぇ理夜お姉ちゃんあの二人何かあったの?」沙夜は私の耳元で二人に何が起きているのか聞き始めた。「なんか、美夜が秋のおやつ食べたから秋が怒ってて、美夜は謝ったんだけど秋は相当怒ってて。」私はため息をしながら一番下の妹沙夜にこれまでのいきさつを話した。コンビに着く瞬間に人影を私は視た。(あれ、こんな時間に子供が何してるんだろう?)子供は私を視た瞬間に笑い始めた。しかしすぐに逃げた。(何だろう?)「ん、この家ってまだ買い手着かないんだ。」私は廃屋になった家を視た。「あぁなんかあんまり評判がよくなくで買い手見つからないらしいよ。」美夜は私の横に来て一緒に廃屋になった家を視た。その瞬間に誰もいないはずの家の窓から子供が見えた。「「ぬわ!」」私と美夜は驚きながら走り出した。