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エンジェルチャーチ  作者: Yukiko
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夏の夜

私は南方理夜。子供の頃はそんなに見えなかったものが視え始めたのは18歳になってから。私には三人の妹と弟がいる。この三人も子供の頃は他人に視えないものが視えていたが今は次女の美夜と私しか視えていない。「視える」というのは皆さんお馴染みの霊です。

夏はあまり好きではありません。だって、あちこちにいるのだ。「あ~そういえばそろそろお盆かぁ~」美夜はテレビドラマを見ながら「お姉ちゃんそう言うこと言わないでよ。夜眠れなくなるよ。」スイカを食べていた弟の秋は美夜の横で「今さらなに言ってんだか。」というと二人は機嫌が悪い顔をしてにらみあった。「あーいい湯だった。ん?何?どうしたの?」風呂から沙夜が出てきた。何が起きているのかわからない顔をしながら美夜と秋を見た。

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