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私物語シリーズ

私と裏切り。

作者: クルム

私には欠けているものが有る気がする……。

自分自身でも全然分かんないけど、欠けている。

多分それは、信頼(・・)とかいうものかもね……。


やっぱり、考えても無駄かな。

だって私は人を信頼するのが怖いから、

『私は貴方を信頼してるよ』っと言っとけば大抵の人は信じてくれる。

でも、大低の人は(・・・・・)だからね~。

その一部の人が気づいちゃうんだ、私の本性を。

気づいたら気づいたで、私の本性を見たいとか言い出すし、『後悔しないならいいよ』っていつもそう、作り笑顔で言う。

その一部の人もそれで、興味(?)が失せるんだと思う。

でも、まだ一部の人は残ったりする事もある。

嗚呼、どうしたら消えてくれるんだ。

私は『独り』で居たいのに……。

ある子が言ってきた。

『貴方は独りじゃないよ、一人(・・)なんだよ』

私は、言葉の意味を疑った。

変わったのが『独り』から『一人』になっただけ。

『意味分かんない』そう、ぼそっとつぶやいた。

そしたら、『独りは誰もいないくて一人はみんながいるから』

とっても優しい笑顔で言ってくれた。

でも私は、そう簡単には素直にられなくて、『何それ、私に一人になれと?』

その子は『う~ん、一人って言うよりみんなでいたほうが楽しいっと思って』

何でだろう、こんな気持ちになるんだろう?

でも、その子は裏で何か考えていたんだ……。


聞いてしまった、聞いちゃダメな事を。

その子が、『簡単に騙されてくれた』っと言った。

そうか、この子は私を裏切って(・・・・・・・・・・)いたんだ(・・・・)

何で気づかなかったのかな?

そうか、信頼というものが私を鈍らしたんだ……。

なら、信頼っていうものは私の中には必要じゃないね。


私は、自分で望んで『独り』になる。

もう、誰も信じない。

裏切られるくらいなら……。


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