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リセットボタン【hack to brain】-21

背後からクラウドはパンツァーで4、5発を撃ち込む。ミナコは音速レベルのスピードで移動し、爆発前の弾丸を切り裂く。

『だからさー、どんなトリックで攻撃かわしたのか、分かんないけど、ミナコに銃弾は効かないぜ、こっちも行くぜ』

ナナコは手のひらから鉛の液体をだして、クラウドに向けて放つ。

クラウドはそれを避けるが、その鉛は誘導性に優れているのか、クラウドを追尾する。

『残念ながらそれは当たらないよ。』

クラウドはマスケット銃を鞄から取り出して、鉛を一つずつ潰していく。

『ちっ、まったくうぜぇ奴だ』

ナナコは苦しそうに、その鉛の液体を出して、クラウドを狙う。

『君の能力は血だね、血を鉛に変化させ、それを投げ飛ばしているんだよね?。そろそろ貧血起こしますよーっと』

ミナコは包丁で向かってくるが、クラウドはマスケット銃で包丁を確実に狙い、破壊する。

『おい、ミナコ大丈夫か?』

ミナコはうんと頷く。

『流石に、素手で襲ってくるのは無謀だよね。アハハハハ』

『おい、テメーはクラウドとか言ったな。あんた何モノだ』

すぐさまナナコは鉛の液体の即席の階段を作り、それを登る。

『だからさー、私はクラウド・アイバーク、ボルケーノオーシャンの三幹部の一人で特命掃除係だよ』

『んなの、さっき聞いた。テメーの能力について聞いてんだ。でも、もうテメーは死ぬから関係ないけどね』

ミナコはエレベーターで一時撤退する。

『ミナコはとりあえずあそこのエレベーターに入ってろ。これなら逃げ場はねぇぜ。空からアボーンだ。食らいな。鉛ミサイルの雨!!』

ミナコは鉛でミサイルを作り、クラウドのいる地上にソレを放つ

ミナコはこれでクラウドは死亡確定したと思い、粉塵の残る地上に降り立つ。

『これで死んだか』

粉塵が消え去り、ナナコは不敵の笑みを浮かべていた。

だが。その瞬間、後ろから首を掴まれナナコの頭にパンツァーシュレックを突きつける。

『残念でしたね、あれはダミーですよ。残念でしたね、ところでミラーエフェクトとやらのお持ちのナナコちゃん、ゼロ距離でパンツァー食らったらどうなるでしょうか?お気に入りの包丁をを失った無様なミナコさんも一緒に考えましょうね。でも喋れないんじゃ答えられないか、フハハハ』

『ちっ、なんださっきの技は!瞬間移動にダミーだと!?』

私はパンツァーシュレックの引き金を引いた瞬間、辺りは大爆発の渦に包まれる。

ナナコはミラーエフェクトで効果をパンツァーシュレックの攻撃を倍加させそれが2

、3倍にどんどん、ミラー効果で、それはさらに威力を上げていく。施設は地下施設は完全崩落し、天井が消え去り、お空が丸見え状態。ナナコはかろうじてベークライトの上に座り込んでいた

目の前にはミナコの死骸が。さっきの爆発で体をバラバラにされ死んでいた。

ミナコの頭を掴み叫んでいた。

『おい、ミナコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!何であんな奴に殺されてんだよぉふざけんなよ、チクショー!!』

と、嘆いていたるナナコの後ろからの頭を掴み、ナナコの身体は持ち上げた。

『ADA吸収完了、九州でwww』

私は誰も笑えないギャグをかまし、彼女の能力の元であるADAを強制的に奪い取っていた。

そして、ナナコの身体を空中に投げ飛ばした。本来ならミラーエフェクトの効果で痛みすら感じないはずだったが、ADAを奪われた彼女にとってはただの一般市民。痛みを感じるただの人。

『グっ、痛ぇ、ミラーエフェクトが発動しないだと!?どうなってやがる』

私はマナミに近づいて、死刑宣告のように告げた。

『どうやら君もブレインハッカーのようだね。君は一体誰に送られたんだい?あとねー、君のADAは有り難く頂戴しておいたから安心してね☆。君はもうただの一般市民だよ。この世界でこじんまり生きてくれ。この、ミラーエフェクトは有効活用させてもらうよ、本当なら、相葉君のADAが欲しいんだけど、まぁそこは許す。あっちに緊急用のはしごがあるから、それでも使って、さっさと消えろクズ、あっそうだ。私の能力名が聞きたいのかね?私の能力はマルチウェポン、他人の能力をコピー出来る、では、失せろ』

クラウドは瀕死扱いのナナコを蹴り飛ばす。

私は今このゴミクズを処分しても良かったが、ここでフラグを折ると楽しみが消えてしまうので生かしておいた。

『クソッタレめ…。』

ナナコはそう言って、残ってる体力でなんとかはしごをよじ登り、夜の闇に消えていった。

『良い地獄絵だ。』

私も同じくそのはしごを登りヘリポートへ向かった。

『良かった良かった♪ヘリポートが爆破されてなくてホント良かったよ。さて、私の愛車ハリアーちゃんで帰りますか☆』

私の内ポケットの試験管にはミナコの核細胞を採取しておいた、人類初の最強クローンでも作るかと、ハリアーを操縦しながら、そんな事を考えながら、東京本部のヘリポートまで帰路を辿った。


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