運命
ぁーとー少しで最終話!!笑もぅいっきに更新しちゃぃます
―――この世界は
いつも、ひとつ―――。
『私は過去の人間、サエは現在の人間…。でも、私には聞こえたの…声が。だから、きっと、生きている場所と時が異なっても…この世界は、ひとつなんだ、と思う』
「だから、サヨは今、私の中にいるの?私の中にいたからサヨは死んじゃうの?」
『ううん、これが、私の運命だったの。死んで‐声が聞こえて‐サエの中にいて‐今、こういう状況なある』
「でも、運命というものは、その人次第で変えれるのよ!!」
『ふふ、そうね。私は運命に立ち向かう勇気がなかったわ…それか、もう、いつのまにか運命をドコかで、変えてしまったか…』
『どちらにしろ、私、今、後悔という文字はないよ』
「ど、して…そんな……ごどいうのぉ…」
『だって、私…サエに逢ってから、いろいろあったけど…本当に楽しかったから…幸せ、だったから』
「サぁ…ヨぉ…っ」
『ごめんね、サエ。いろいろ、迷惑かけちゃって…』
サヨの周りは、金色に輝いていた。
今にも、消えてしまうほど美しく。
「サヨ、どこにも…行かないでよぉ…」
私はひたすら泣いた。
私には、泣くことしか、出来なかった。
『こんなこで涙なんか流すんじゃ…ないわよっ…泣くのを止めなさい、サエ』
そう言う、サヨも目尻に涙を浮かべていた。
「サヨぉ…もっと、一緒にいたいよっ!!」
『私は、何時でも、一緒にいるわ。アンタの中で、ね』
サヨは、サエの胸を指さして、言った。
「ねぇ、サヨ…私達…友達だよねぇ…」
『馬鹿ね、そんな容易いものじゃないでしょう?サエ、アンタは私の最初で最後の相棒よ』
「サ…ョ」