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また桜が咲く頃に  作者: ほしがり
第一章

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5/8

第1話 花舞う少女

ようやく本編です


「なーなー遥輝どうしたんだよ」


「そだよ、ハル君いつも顔暗いのに今日はいつもに増して元気ないじゃん」


「うるせえ、お前らみたいな美男美女に心配されても嬉しくねぇよ」


キラキラさせながら声をかけてきたのはうちのドラム担当、佐々木透(ささきとおる)、それに乗じて軽くディスってきた奴がうちのボーカル担当で、透の妹の海だ。2人とは保育園からの付き合いで、いわば腐れ縁だ。


なんでうちには黙っていれば最強の美男美女が勢揃いなんだよ

こいつらフツメンの気持ちとか考えたことなさそう

あっ、俺フツメンですらない感じですか、、、


「いや、こいつ篠崎に委員長やらされることになったんだよ」


「「草」」


おい、そこの兄妹、息合わせるとこちゃうやろ


「まあ、でも、良い経験になるんじゃない?」


「でたよ、イケメンの十八番(おはこ)、無責任なポジティブ思考」


「まあ、僕が無責任かは置いといて、僕からしたら部活の方に責任感持ってほしいかな ほら、1年生の部登録まで2ヶ月も無いよ」


「ぐぬぬ、 確かにそうではあるけど、、、

でも、そう言えば、海は結局このまま軽音に入るのか?」


「まあ、そうだね〜 春休みから参加しているし、今更ほかの部活行ってもねーって感じで なんならさっき篠崎に登録用紙もらってきたし」


「じゃあ、新入部員は一人確保ってことで、新入生向けに練習しますかっ」


―――――――――


「じゃあ鍵職員室に返しに行くからみんな先帰っておいてー」


「よろー」

「分かったーありがと」

「じゃあね、ハル君〜」


相変わらずハル君呼びは慣れない

これ勘違いしても仕方ないだろ


教室がある南棟に対して、部室や職員室は北棟にある。

その中でも軽音には職員室から一番遠い教室を割り与えられている。


暗にうるさいって言われてるみたいで嫌だな、、、


―「失礼します」

職員室に入るなり暑すぎる暖房の熱気でうっすら汗をかいてしまう


「ああ、遥輝来たか、 ちょっと頼みたいことがあるからこっち来てくれ」


ん?説明と聞いていたが、、


「なんすか、わざわざ職員室出てきて」


「いや、頼みたいことがあってね この後予定はないか?」


「頼みたいことって、、、一体、どれだけ押し付けるんすか まあ、帰っても何もやることないからいいっすけど」


「すまんな、またなんかで埋め合わせするから」


「期待してますねと言いたいっすけど、何すればいいんすか」


「鳥崎さんって子知ってるか?」


ん?

いや誰だ?

うちの部活にはいない名前だが、、


「知らないっすね」


「おいおい、委員長ならクラスメイトの名前くらい覚えておけよ」


「いやいや、聞いてきたのそっちだし、委員長はやらされている側なんだが!?」


「ああそうだったな で、その子なんだかな、今日も学校来てないみたいなんだ」


「『今日も』っすか?」


「ああ、そうだ なんでも去年の5月頃から来なくなったらしくて、しかも誰も理由を知らないらしいんだ」


いや、どうやって進級したんだよこいつ

「で、俺はどうすれば良いんすか」


「これを家に届けてくれ 場所はメモに書いてある」

―――



学校を出て、渡されたメモに書かれていた場所へ向かう


卒業式に満開だったからか、通りの桜はもう葉桜になっていた


「儚いな、、、」


そんなことを考えているうちに目的の場所に着いた


メモに書かれていたのは


「Caffe Petalo(ペタロ・) Rosa(ローザ)


ここら辺では有名なカフェだ

平日でも列ができる店で、特にケーキが美味しいらしい

ミンスタグラムでもよく見かける


正直、近場ではあるもののそういうのと無縁だったせいか、今まで一度も来たことがなかった


、、、


溢れ出すオシャレ感に圧倒されているとテラス席からギターの音が聞こえた


今日は定休日のはずだが、、


気になって覗くとそこには、自分と同年代であろう女の子がアコースティックギターを弾いていた

夕焼けとともに輝く彼女は微かに残った桜をまとって、それは天使というより一周回って聖母のように見えた


いや、同年代に聖母とか意味わかんねえわ


でも、ギターの腕は確かに上手いし、時々囁くように聞こえる歌声は透き通るような美しさがある。

天使や聖母みたいな冗談なしで、ライブハウス埋めれるくらいの実力はあるだろう


しかし、なんでこんなに実力のある人を今まで知らなかったのだろうか

佐々木兄妹のお陰で同年代のバンド同士の知り合いはたくさんいるが、今までそんな人の話は聞いたことがなかった



『あ、あの、、、』


『なにか用でしょうか、、、?』

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