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また桜が咲く頃に  作者: ほしがり
プロローグ

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4/8

プロローグ (まとめ)

プロローグ1〜3をまとめたものです

内容は同じものです

春のにおいが鼻をさく


散る花びらは美しい絨毯を作る


そして()()に見られたくないものを覆い隠して消してしまう



―――


◇―


高校2年ー中弛みの年。始業式を迎える西咲岳(にしさきおか)高校を花吹雪が満開の桜を纏って吹き抜けていた。


いつも通り何ともない日常を過ごすだけ。そんなことを考えながらクラス分け表を見ていた。地域の中で特別賢い人たちが集まる訳でもなく、でも進学校を掲げるいわゆる「自称進学校」である西咲岳高校はその体裁を保つためか2年生から受験を意識させる。その一環でかクラス分けは1年生の成績で決まり、勉強より部活に力を入れていた遥輝(はるき)は当然のように下位クラスにいた。


   C 組

1 朝村  樹

    …


5 桐谷 遥輝


    …


――


「相変わらず辛気臭せぇツラしやがって、、 この大親友様が同じクラスなんだぞ~ もっと喜んでもいいんじゃねえか~?」


「朝からうるさいなあー お前みたいな奴といっしょのクラスにされて少しムカついてたとこだよ」


なんともうざったらしいこいつは朝村樹(あさむらいつき)。俺と同じ軽音楽部でベースを担当している。


性格も顔もまあまあいいのだが、持ち前のウザさと音楽でギチギチの脳みそのせいでプラマイゼロどころかマイナスに突き抜けている。付き合ってはいけない3Bとはよく言ったものである。



ともかく、クラスに一人でも知り合いがいるのは大きすぎるアドバンテージだ。


このまま平穏な日常が続いてほしいと願いつつ教室の扉を開く。



――なんとも普通の教室だな


正直荒れたクラスを想像していたがそうでもなさそうで少し安心した。


うちの高校はAからIの9クラスある内、A組から順に3クラスずつ下位、一般、上位と分けられている。


つまり、クラス分けは成績の公開処刑の他ならない



いや、改めて考えるとえぐいなこの学校



―――


「このクラスの担任になった篠崎(しのざき)だ。教科は物理で、軽音の顧問をやっている。みんな1年間よろしくな!」


最悪だ、


始業式が終ってホームルームの時間だと思ったらこの体育教師ばりに元気な声を聞くとは思ってもなかった。

いくら顧問とは言え、さすがに元気すぎて疲れる。

むしろ俺達の気力を吸い取ってるんじゃないかとも思う。


「じゃあ、さっそく朝村から順に自己紹介してけー」


「朝村樹です。部活は軽音楽部です。ベースやってます。一年間よろしくお願いします。」


みんなの前で話す分にはイケメンなのはなんか腹が立つ

見てみろよ、隣の女子なんか息呑んで見とれてるぜ


「じゃあ次、―――」


学生諸君、分かるだろうか、、、

別に緊張するところではないのに無性に体がこわばってしまうことが、、、

俺はよくある。現にこうやって――


「―――っ、遥輝ー、早くしろー」



「――っ!はい!」



「おいおい、初日からぼーっとしててどうする、時間もないから早く言ってけ」


「あっ、はいっ、えーと、桐谷遥輝です。樹と同じ軽音楽部です。ギターやっています。よろしくお願いします。」


樹が振り向いてニヤニヤしている

そーゆーとこだよ、そーゆーとこ

ほら隣のやつが悶えてるだろ



いや、悶えてんのかよ



俺がやったら女、子供みんな泣いて逃げ出すぞ

これだからイケメンは、、、


「じゃあ次は、、、鳥崎は休みか じゃあ飛ばして次の奴―――」


―――


「じゃあ自己紹介も終わったし、ぱぱっと委員長だけ決めて解散にするか。じゃあ、やりたいやつ挙手!」


学生諸君にもう一度問う、この空気をお分かりいただけるだろうか?

誰も手を挙げず、お互いに誰が挙げるのか探り合っているこの空気が、、!

まじめ君がいれば話は違うだろうが、ここは下位クラスだ。やりたがる奴なんているわけがない。



「いや〜困ったな、、早くしないと職員会議があるからなぁ」


フッ、生徒の自主性を頼りすぎたな

やる気があったら()()にはいないんだよ

諦めてくじ引きにすれば楽だろう


「じゃあ、桐谷 お前がやれ」


ん?


きっとただの空耳だろ


「おい、桐谷、聞いてるのか お前軽音の部長だから委員長もついでにやっとけ」


ちょい待て


「せ、先生!?待ってくださいよ!」


「反論は認めんぞー ぼーっとしてるお前が悪いんだからな みんなはいいよな?」


「いいと思いまーす」


おい、バカベーシストは黙ってろ


「じゃあ決定だな、じゃあ、職員室に部室の鍵返す時に説明するからよろしく それじゃあ、全員解散!」


「おいおいおい、待てって 篠崎ーーー!」



―――こうして波乱の幕開けとなった2年生

「この先、どうしていくんだろう、、」


―そうやって頭を抱えたのはまた別の話になる

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