第一話 転生
~20XX年~
俺は今日も残業を終えて家に帰路についていた。
「ありがとうございました~」
今日もコンビニで弁当を買って、
それを家でレンチンして貪る。
こういう日々をもう10年以上続けてきた
俺の体は限界だったのだろう。
「えっ...」
突如視界が暗闇に包まれ、
意識が遠のいていった。
気が付くと白銀に包まれた空間に居た。
「ここは、、、」
ほのかに頭に渦巻く靄で意識が多少混濁しながらも、ここが現世ではないことはわかった。
「ようこそ、こちらの世界へ」
誰だこのヴィーナスみたいな完璧美人は。
「なあ、ここはどこだ?なんで俺はここに居て、
知らない貴女が目の前にいるんだ」
「カクカクシカジカだ。」
「え?」
「カクカクシカジカだ。」
「あ、はい」
要は帰路の途中で俺は心臓麻痺で死んだ、そしてここは世界の狭間で彼女は女神、か。
え、意味わかんないよ?
「ということで、天寿を全うできなかった哀れなお前を、
私が統治する世界に招こうというわけだ」
なるほど、つまり異世界転生というやつか。
「その世界には何があるんだ?」
「神に対してその物言いとは中々強靭なメンタルだな...」
「いいから教えてくれ」
「私の世界にはお前の世界にあるような科学なるものは殆ど存在しないが、その代用ともいえる魔法が存在している」
なんてファンタジーなものがあるんだ。
「魔法、、、それは転生する時に貰えたりするのか?」
「いや、魔法は生まれてから覚えるものだ、故に私から授けることはできない」
やっぱそうだよなぁ...
肩を落とす俺を憐れんだのか、神は
「その代わりに、貴様には魔法を習得する才能を
くれてやる、存分に魔法を覚えるがいい」
「有難う御座います。
この御恩は末代に渡って返させていただきます。」
「急に従順になったな.....まぁ良かろう」
彼女がそう言うと、この空間が淡く光り始めた。
「では我が世界の新たなる生命よ。
その人生に幸多からんことを。」
これを読んだあなた、
マジ読まないでほしいから帰ってほしい。