表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/77

第二十二章73 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】73/【シェリア・プルスフィリア】対301名16

 【チグランド・グローリー】は、一振りの【刀剣】を構え、

「【刀剣大戦舞】っ」

 と叫んだ。

 それに合わせて、無数の【刀剣】がランダムに上に行ったり下に行ったりくるくる回ったり、それぞれの動きをし出した。

 そして、

 チィン、

 ギュリン、

 ギャリリリン、

 シュバッ、

 シュンシュンシュン、

 と言う様に【刀剣】同士がまるで斬り合っていたりつばぜり合いをしているかの様に動いている。

 これは何を意味しているのか?

 それは【戦争】だ。

 【刀剣】による【戦争】を彼女は表現している。

 彼女が持つ、一振りに合わせる様に無数の【刀剣】がまるで戦争をしているかの様に、動き回っている。

 【チグランド・グローリー】は、

「表現するは、大戦乱。

 この中で生き残れるかな?

 どこから君を襲うか解らない。

 この混乱した状況で生き残るのは困難を極める。

 運があるかどうか・・・

 見極めてあげるわ」

 と言って、【シェリア】の元に突っ込んで行った。

 だが、【シェリア】も負けては居ない。

 一瞬出遅れたが、【チグランド・グローリー】が準備を整える前には、こっちも戦闘準備は完了していた。

 【シェリア】が展開させたのは、【アンサー(ANSWER)ストーリー(STORY)/答えの物語】/【第1部】だ。

 作中の主人公、【吟獅子(ぎんじし) 我螺(あがら)】を使役し、【我螺】が出逢った【深秘果(しんぴか)】/【ジュウズドン】を間接使役した。

 【チグランド・グローリー】が【刀剣】で来るなら【シェリア】は、【銃火器】だ。

 【ジュウズドン】が、

『フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ』

 と言う咆哮と共に無数の銃口が出現した。

 人間の歴史が物語っている。

 【刀剣】での戦闘の後に出て来た【銃】の登場で戦争は一気に銃の時代となった。

 だから勝てるはず。

 【シェリア】はそう考えていた。

 【シェリア】は、

「ファイヤーッ」

 と言うと、【我螺】も、

「ファイヤーッ」

 と叫び、

 それに呼応した『ジュウズドン』が出現させた無数の銃口から、一斉に弾丸が発射された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ