第二十二章69 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】69/【シェリア・プルスフィリア】対301名12
【フェイマス・グローリーチーム】の300名を3つのレベルで現すと、
【レベル1】/実力の無い144名、
【レベル2】/実力者153名、
【レベル3】/超実力者3名、
となる。
これを【覇王杯/オーバーロード・カップ】で出場したメンバーに当てはめて考えると、
【レベル1】は、【覇王杯/オーバーロード・カップ】に参加する資格が無かった者達、
【レベル2】は、【覇王杯/オーバーロード・カップ】のメンバーで、チームリーダーの2次眷属、3次眷属達、
【レベル3】は、【覇王杯/オーバーロード・カップ】のチームリーダークラスという事になる。
つまり、【レベル3】の3名は、【チグランド・グローリー】より少々劣るものの、【チグランド・グローリー】と同様に、作品を作る才能がある者達である。
そのため、【レベル2】と【レベル3】で実力者と超実力者として分けた訳だが、【超】はつくものの、単純な戦闘力で言えば、【レベル2】と【レベル3】の差はそれほど無い。
それでも【レベル3】として引き上げているのは作品を作る才能の有無のみである。
これが出来る出来ないで、攻撃バリエーションが格段に違う。
そのため、それぞれ、【レベル2】と【レベル3】としている。
【レベル1】については、問題外レベルとなっている。
単純な戦闘力で言えば、【レベル1】と【レベル2】の間には実力における雲泥の差がある。
それをふまえて、【レベル3】の3名の名前は、
【ヘファ・デミグローリー】、
【ハユン・デミグローリー】、
【ジアン・デミグローリー】、
と言う。
【デミグローリー】とは【チグランド・グローリー】に継ぐ、【フェイマス・グローリー】の【姓】を名乗る事を許された者達。
つまり、妻達の中でも特別扱いを受けている3名となっている。
【ヘファ・デミグローリー】は、18作の【創作記録映像】、
【ハユン・デミグローリー】は、17作の【特殊粘土細工】、
【ジアン・デミグローリー】は、17作の【超合金属彫工】、
でそれぞれ、世界観を表現し、【覇王杯/オーバーロード・カップ】でチームリーダーとして出場し、他の候補者に惜しくも敗れている者達である。
やはり、【フェイマス・グローリーチーム】の評価基準として、【覇王杯/オーバーロード・カップ】に出場し、チームリーダーをやっていたか否かで査定が大きく変わるのである。
【覇王杯/オーバーロード・カップ】に参加し、チームリーダーをしていたと言うだけで、即戦力扱いとなる。
【覇王杯/オーバーロード・カップ】のチームリーダーとして選ばれると言う事はそれだけ特別な事だからである。
【ヘファ・デミグローリー】、
【ハユン・デミグローリー】、
【ジアン・デミグローリー】、
の3名はその条件を十分に満たしていた。
【シェリア】12名が300名を全滅出来るか否かはこの3名の攻略如何によるところが大きいと言えるのだった。




