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第二十二章60 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】60/【シェリア・プルスフィリア】対301名03

 【シェリア】は惑星の代わりに惑星と同等の質量を用意するからそれでキャッチボールをしようと提案した。

 それに対して、

「馬鹿げている。

 【チグランド様】。

 そんな馬鹿な誘いに乗ることはありませんよ。

 一気にたたみかけましょうよ」

「そうですよ。

 所詮はハッタリです。

 数で圧倒されているからスケールの大きな事を言って威嚇しているだけです」

「出来る訳の無い事を言ってこっちの動揺を誘っているだけです。

 無視しましょう。

 相手になる事は有りません」

「あの女の話に乗ってもこっちに利点はありません。

 予定通り取り囲んで・・・」

 などと【チグランド・グローリー】に忠告する者も出ている。

 が、それを黙らせる光景が目の前に現れる。

 宣言通り、圧倒的な質量が突如、目の前に出現したのだ。

 【シェリア】は、

「これなんだけど・・・やってくれるよね?」

 と言った。

 【チグランド・グローリー】は、

「やるしかない様ね。

 貴女達は下がっていなさい。

 巻き添えを食らって吹っ飛んで戦力を減らすよりよっぽど良いわ」

 と言った。

 【シェリア】は、

「ありがとう。

 貴女の部下達は私の分身達が他の場所で相手をするよ。

 僕は13重人格。

 身体も13体に分裂出来るんだ」

 と言うと、【シェリア】の身体から12の分身が分裂し、【フェイマス・グローリーチーム】の300名を引き連れて転移した。

 その場に残ったのは、【シェリア】と【チグランド・グローリー】のみ。

 【シェリア】は、

「これで心置きなく貴女とキャッチボールが出来るね」

 と言った。

 【チグランド・グローリー】は、

「やっぱり私達の考えは無意味じゃなかった。

 貴女達のチームは危険よ。

 【フェイマス・グローリー】を追い落とす危険分子。

 300名動員じゃ少なかったみたいね」

 とつぶやいた。

 【シェリア】は、

「どうかな?

 やってみれば解るんじゃない?」

 とそれに答えた。

 断言しよう。

 【シェリア・プルスフィリア】は301名を相手に全くひるんでいない。

 それどころか圧倒しようとさえしていると。

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